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もともとは節目の年のお祝いだった!? 厄年の過ごし方【詩人白井明大 子どもに教えたい!日本の風習】
こうした話を最初にするのは野暮かもしれませんが、厄年というものには科学的な根拠がありません。気にしないなら、それに越したことはないように思います。ただ、縁起をかついで、お参りしたり、ならわしやしきたりを採り入れたりするのも楽しいものです。迷信だとはわかっているけど、ちょっと気になるし、気持ちよく一年を過ごしたいからお参りしておこうかな、というのもそれはそれで自分自身を大切にする選択ではないでしょうか。当たり前の話かもしれませんが、信じるも信じないもその人の自由です。
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あったかい陽の気をいただいて。冬至の楽しみ方【詩人白井明大 子どもに教えたい!日本の風習】
一年のなかで、昼の時間がもっとも短くなり、夜の時間がもっとも長くなるのが、この冬至の日。今年は12月21日です。冬至の日にどれくらい昼が短くなるかというと、たとえば今年の場合、東京では朝の6時47分に日がのぼります。そして夕方の4時32分には日が沈んでしまいます。そうすると、昼の時間は10時間足らず(約9時間45分)しかありません。14時間余り(約14時間15分)は夜です。昼夜の差は約4時間半で、1日24時間のうち、6割近くが夜ということになります。ずいぶん長いですね。日が短いということは、そのぶん寒くなるということでもあり、冬至の日にはあたたかな陽の気を補うためのさまざまなならわしが行なわれてきました。いったい、どんなならわしでしょう?
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深まる秋から、冬の入口へ。立冬の楽しみ方【詩人白井明大 子どもに教えたい!日本の風習】
冬のはじまりを告げる立冬は、新暦でいうと11月上旬(今年は11月7日)に訪れます。まだ、ようやく秋が深まってきたな……と実感しだす頃ではないかと思うのですが、もう冬といわれても早すぎると感じるか、そもそも立冬なんて気づかず通り過ぎていた、というくらいではないでしょうか。ではいったい立冬には、どんな意味があるのでしょう。暦の上で、立冬はどんな位置づけなのでしょう。
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もうひとつの秋のお月見。十三夜の楽しみ方【詩人白井明大 子どもに教えたい!日本の風習】
お月見というと初めに十五夜が思い浮かびますが、秋にはもうひとつ、お月見のならわしがあるのをご存じですか。旧暦九月十三日の名月を眺める、十三夜のお月見のならわしも古くから日本にありました。十五夜と十三夜という、ふたつの名月を合わせて、二夜《ふたよ》の月と呼びます。 今年の十三夜は、新暦の十月十五日です。
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きれいな菊の花をながめて。重陽の節句の楽しみ方【詩人白井明大 子どもに教えたい!日本の風習】
陽を重ねると書いて、重陽の節句、という秋の行事をごぞんじですか? いまでは行われることが少なくなっているかもしれませんが、桃の節句や端午の節句の仲間なんです。
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ゆっくりと心の旅をするように。お盆の過ごし方【詩人白井明大 子どもに教えたい!日本の風習】
子どもの頃に感じたお盆と、大人になってから迎えるお盆は、やっぱり違いますね。それがどんな営みなのか、もちろん子ども心にも、大事なことはちゃんとわかっていたと思います。ただ、大人になってみると、誰を迎え、誰を送るのか、ということに、おのずと実感が湧いてくるものではないでしょうか。 迎え火、そして送り火。 お盆に灯す火にしても、ふだんの生活で目にする火とは、いくぶん感じ方が違う気がします。炎のゆらめきを、じっと見入って物思いにふけってしまうような⋯⋯。 お盆の由来や、ならわしの意味などについて、これからお話ししようと思いますが、今年のお盆を迎える際に何かの一助になれましたら幸いです。お盆の由来や、ならわしの意味などについて、これからお話ししようと思いますが、今年のお盆を迎える際に何かの一助になれましたら幸いです。 お盆の由来や、ならわしの意味などについて、これからお話ししようと思いますが、今年のお盆を迎える際に何かの一助になれましたら幸いです。
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今年の願いごとは何にしよう。七夕の楽しみ方【詩人白井明大 子どもに教えたい!日本の風習】
たとえば、夜空にまたたく星々の姿は、光の速さ(秒速約30万キロメートル)でも、こと座のベガから約25年、わし座のアルタイルから約17年かけて、ようやく地球に届きます。中には数百光年、あるいはもっと遠い星も⋯⋯。満天の星をながめたとき、一つひとつの星明かりは、はるかな時と距離をこえて届いた光でもあるのですね。星に願いごとをする七夕《たなばた》は、年中行事のなかでもとりわけ壮大で、ロマンチックな行事ではないでしょうか。 おりひめ星と彦星が一年に一度出会えるという伝説にちなんだ、七夕の行事にはどんな楽しみ方があるでしょう。
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そろそろ今年も梅しごと。入梅(梅雨)の楽しみ方【詩人白井明大 子どもに教えたい!日本の風習】
梅雨《つゆ》というのは気象現象なので、いつ梅雨入りするかは、その年のお天気しだいでまちまちです。昔は天気予報もありませんでしたから、その代わり、いついつ頃から梅雨になりそう、という目印の日が暦に記されていました。
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晴れやかな初夏の訪れ、端午の節句の楽しみ方【詩人白井明大 子どもに教えたい!日本の風習】
五月五日は、子どもの日。端午《たんご》の節句ですね。 子どもたちが元気で健やかに育ちますように、と願う日でもあり、じつは大人にとっても、菖蒲湯のお風呂にゆったりつかるなどして心身をいたわる日でもあります。
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春らんまんの花々を愛でるような、お花祭りの楽しみ方【詩人白井明大 子どもに教えたい!日本の風習】
四月八日には、お花祭りという行事があります。 毎年行事をされている方もいらっしゃるでしょうし、ご存じの方も多いかと思いますが、この日はお釈迦《しゃか》さま(ブッダ)の誕生日で、そのお祝いがお花祭りです。
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すくすく育ちますようにと願いを込めて、ひな祭りの楽しみ方【詩人白井明大 子どもに教えたい!日本の風習】
三月三日は、ひな祭り。桃の節句ですね。おひなさま(ひな人形)を飾り、女の子の健やかな成長を願う日です。
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元気よく福を招くための、節分の楽しみ方【詩人白井明大 子どもに教えたい!日本の風習】
節分 今年の二〇二四年は、二月三日に節分が訪れますね。そもそも節分というのは、春・夏・秋・冬それぞれの季節がはじまる日の前日のことをいいました。季「節」を「分」ける、と書いて節分。ですから立春...
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子どもの健やかな成長を願う、正月の楽しみ&正月遊び【詩人白井明大 子どもに教えたい!日本の風習】
大きな獅子の頭をかぶって舞い踊る獅子舞は、正月を盛り上げる伝統芸能ですが、獅子に頭をかまれると、その一年を元気に過ごせるといいます。お年玉や、初夢、書き初め⋯⋯。正月の楽しみには、健康や幸せを祈願するさまざまな由来やいわれがあります。 新たな年をつつがなく健やかに過ごせますように、という願いは、大人にも子どもにも共通するものではないでしょうか。子どもたちが元気に遊ぶ姿は微笑ましく、まるで正月の晴れやかな喜びそのもののようです。
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気持ちよく新年を迎えるための、正月行事入門【詩人白井明大 子どもに教えたい!日本の風習】
正月というのは、もともと一年の最初の月のことをいいました。いまでは、おめでたい年始めという意味で、三が日や、松の内(七日あるいは十五日)までを、お正月と呼ぶようになりました。新しい年が健やかな、いい年になりますようにと願いを込めて、年末には正月を迎える準備をしたり、年初めにはさまざまな行事をしたり、正月料理をいただいたりして過ごすならわしがあります。
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おせち料理は何のために食べるの⁉ 素朴な疑問を解決
おせち料理のルーツや込められた願いとは? おせち料理の歴史や由来 おせち料理のルーツは、奈良から平安時代に「節会(せちえ)」という宮中行事でふるまわれていた「お節供(おせちく)」にありま...
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お年玉の予算はいくら? 年齢別の相場&お年玉とあわせて贈りたいおすすめ本をご紹介!
あっという間に2023年が終わり、もうすぐ2024年のお正月がやってきます。子どもたちのお正月の楽しみといえば、なんといっても「お年玉」です!「子どものお年玉の金額の予算はどれくらいなんだろう?」「お金以外だと、どんなプレゼントをあげている?」「どんな理由でプレゼントを選んでいるのかな?」お年玉に関して、素朴な疑問を持っている方も多いのではないでしょうか?そんな悩みに応えるべく、ヨメルバ会員のみなさんに、お年玉についてアンケートでお聞きしました!記事の最後に、ヨメルバ編集部が厳選した"お年玉と一緒に送りたい本"を紹介します! ぜひ参考にしてください。
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七五三の常識から意外な必需品まで、専門家がすべて教えます!
日本の伝統行事としても知られている七五三。なんとなくの意味やどんなことをするかなどは知っているものの、意外と知らない部分や、地域によっての違いも多いもの。国語教師や図書館司書の経験を持ち、日本の伝統文化にも詳しい高橋真生さんに、七五三について教えていただきました。
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