ヨメルバ会員のみなさんの「みんなどうしてる?」を調査!今回のテーマは“子どものおやつ”について。
忙しい毎日の中で市販のお菓子に頼ってしまうことに、少しだけ罪悪感を抱いている方も多いのではないでしょうか。今回は、ヨメルバ会員のうちお子さんがいる方337人に、「子どものおやつについて」のアンケート調査を行いました!お子さんはいつどのくらいの頻度で、どんなおやつを食べているのか、手作りのおやつについてなど、調査結果をご紹介します。
【おやつに関するアンケート調査結果】
◆1.お子さんがおやつを食べる頻度は?
まずはお子さんがおやつを食べている頻度について訊いたところ、「1日2回以上」食べると回答した方が17.8%、「1日1回」が58.2%に上りました。これらを合わせると、回答者の76%のお子さんが毎日おやつを食べていることになります。「毎日ではないが、週に数回」食べるお子さんも16.6%と、ほとんどのお子さんが定期的におやつを食べていることが分かりました。
◆2.お子さんがおやつを食べる時間帯は?
おやつを食べる時間帯についても調査しました。最も多かったのは、「昼食と夕食の間(いわゆる『3時のおやつ』)」で、回答の75.4%を占める結果に。学校から帰宅しエネルギーが切れるこの時間のおやつが、多くのご家庭で生活リズムの一部として定着しているようです。一方で、この時間におやつを食べてしまうと難しくなってくるのが夕食とのバランス。「おやつ(お菓子)が大好きで毎日食べています。しかしおやつの食べすぎで肝心の夕食をあまり食べなかったりするのでその匙加減が難しい。だからといって何も食べないと夕食まで持たない。」「お腹がすいているからおやつを食べるというより日課になっている気がします。いつまでおやつを食べてもいいのか気になります。」食事への影響やおやつが習慣化してしまうこと、そしていつまでおやつを与え続けるべきか、といった疑問が多く寄せられました。
◆3.お子さんがおやつとして食べているものは?
次に、お子さんたちは実際にどのようなものをおやつとして食べているのか調査しました。最も回答が多かったのは「市販のスナック菓子」「市販の甘いお菓子」で、それぞれ約6割の回答者のお子さんが食べているという結果に。「アイスクリーム/ゼリー/プリン」も56.1%と半数以上の方が回答しています。一方で、「果物」「ヨーグルト・チーズ等の乳製品」「パン・おにぎり等の軽食」は3割前後に留まる結果となりました。これらの食事の代わりになるものより、いわゆる“お菓子”の方がおやつとしてはよく食べられているようです。これらのおやつはどのように選ばれているのでしょうか。
◆4.お子さんと保護者が「おやつを選ぶとき」に重視していること
おやつを選ぶときに重視していることについて、お子さんと保護者の方それぞれの視点から調査しました。重視するポイントで最も多かったのは、お子さんが「味(甘い/しょっぱい等、好みの味)」、保護者の方が「子どもの好み・食いつき」という結果に。多くの方はお子さんの好きな味のものをおやつとして選んでいるようです。一方で、おやつが毎日となると、その費用も気になるところです。保護者の方の約半数が「値段やコスパ」を重視すると回答されました。ほかにも「量・サイズ(食べきり、個包装 等)」が44.5%、「健康面(糖分・塩分・脂質等)」が38.3%と、お子さんの好み以外にも多くのことを気にされている様子がうかがえます。
おやつの選び方に関しては、「健康によいおやつを選んで欲しいが、真逆のおやつを選ぶことが悩みです。」「キャラクターパッケージのものが好きで手に取ることが多いです。キャラものは中身の塩分や糖質の量が気になってます。」など、お子さんの好みや、お子さんが惹かれがちな「パッケージやキャラクター」だけでおやつを選ぶことへの不安の声も多く寄せられました。
◆5.保護者がおやつに期待する役割
間食のイメージが強いおやつですが、保護者が期待する役割として、56.7%が回答した「空腹を満たす」を超え、最も多かった回答は「気分転換・リフレッシュ」で61.4%でした。次いで「ごほうび・モチベーションを与える」が47.8%、「栄養補給(不足栄養の補完)」が34.7%と、おやつに期待される役割は多岐にわたります。
回答者のコメントからも、
「塾や習い事が始まってくるとどうしても送り迎えで食事の支度や食事の時間が遅くなってしまう。丁度いい時間に食べさせられないし、習い事の途中でお腹が空きすぎてもいけないので、間食させています。」「偏食になったり、少食になりがちなので少しでも栄養が取れるといいなと思ってお腹空いた時はおやつを食べさせています。」
など、間食としてのおやつの需要のほか、
「ついつい何かをして欲しい時におやつをご褒美にしてしまいます。」
といったモチベーションを上げる効果を期待する様子もうかがえました。
◆6.おやつを与えることに、不安や抵抗感を覚えることはある?
様々な役割が期待される一方で、おやつに関して不安を覚えている方も多いのではないでしょうか。おやつを与えることへの不安や抵抗感について訊いたところ、「よくある」と答えた人が10.1%、「ときどきある」と答えた人が38.3%と、合計すると約半数の回答者が何らかの不安や抵抗を感じていることが分かりました。その理由はなんでしょうか。
◆7.不安や抵抗感を覚える理由
不安や抵抗感の理由は多岐にわたりますが、主に健康・栄養面、虫歯への懸念、および食事への影響と管理の難しさにあるようです。最も回答が多かったのが「虫歯や歯並びへの影響」で、約6割の方が不安の理由として挙げていました。「グミが好きでよく買いますが、虫歯が気になります。下の子も生まれ、お兄ちゃんが食べているおやつを欲しがるので早くからあげてしまっていて、そちらも虫歯が心配です!」「おやつも歯磨きするのが大変!」など、お子さんが好きなチョコレート、グミ、飴、アイスクリームといった甘いおやつの虫歯への影響を心配したり、おやつの後すぐに歯磨きをすることが難しいといった声が寄せられました。また前述の通り、おやつの食べ過ぎによって夕食をあまり食べなかったり、夕食の量が減ってしまうことも不安の理由のようです。
「市販のお菓子だと糖質、添加物が気になります。」「市販品で無添加をもっと増やしてほしい」など、市販のお菓子に含まれる添加物への不安の声も多数寄せられました。では、市販のお菓子をお子さんに食べさせている方はどのくらいいるのでしょうか。
◆8.市販のお菓子と手作りのおやつ
市販のお菓子をお子さんに「食べさせる」、または「食べさせるが、できるだけ手作りにしている」と回答した方は合計で95.6%でした。不安や悩みはありつつも、非常に多くの方が便利で手軽な市販のお菓子を活用しているようです。
一方で、手作りおやつの頻度については、「あまり作らない」が38.9%、「全く作らない」が14.2%と、合わせて半数以上の保護者が手作りおやつをほとんど作らない・作れていない、という実態が分かりました。「市販のお菓子の原材料には悩まされています。できるだけ食べてもらいたくない一方で、毎回手作りはできないので、あまりお菓子をストックしないことで折り合いを付けています。」というコメントも。市販品の原料が気になりつつも、忙しい中おやつを毎回手作りするのはなかなか難しいですよね。
◆9.手作りおやつへのイメージ・お悩み
「虫歯や添加物が気になるので、できれば手作りおやつや果物にしたいがそこまでの時間の余裕がない。」「おやつも甘いものばかりを好むので、できるだけ手作りで野菜や果物を取り入れたいと思っていますが、忙しい日々の中でなかなか時間が取れず悩んでいます。」など、手作りおやつへの意欲がある一方、やはり「片付けや準備が大変」「時間や手間がかかり作れない」と思っている方は多く、約半数に上りました。一方で、「子どもが喜ぶから作る」「家族で一緒に作るのが楽しい」など、お子さんや家族との良いコミュニケーションの機会になりそうと思っている方も3割前後いらっしゃいました。
◆10.その他 おやつに関するお悩み
ここまで紹介してきたトピック以外にも、おやつに関して多くのお悩みが寄せられました。
「共働きで子供たちは平日学童保育でおやつを食べるので、関与できない部分が多い。」「子供がサイダーやソーダ味、コーラ味に憧れていて、炭酸飲料の味付けのおやつはまだ食べさせたくないので「もう少し大きくなったらね」と言っていますが、イベントなどでもらうのがこの味のお菓子が多くて悩んでいます。」といった、ご家庭以外で出されるおやつの管理の難しさについて挙げている方が複数いらっしゃいました。
また、お子さんがお菓子を食べないことに関するお悩みも。
「食べず嫌いでお菓子を全く食べません、、。食べるのはパンとかおにぎり、フルーツがメインです。家ではそれでも良いのですが、外出先で好みのものがなかった時、おなかがすくとものすごく不機嫌になるので、困っています。。お菓子を食べないなんていいねと言われるのですが、毎回パンやフルーツをを持ち歩くこともできないし、結構深刻な悩みです、、。ちょこっとでも食べてくれるといいのですが、、。」
お子さんの健康に関することとなると悩みは尽きないと思います。市販のお菓子との上手な付き合い方や適切な量、夕飯前におなかがすいてしまった時の対応方法などを、管理栄養士の先生にアドバイスいただいた記事を公開しています。
以上「おやつ」に関するアンケート調査結果をご紹介しました。ヨメルバ会員のみなさんのコメントに共感される方も多いはず。忙しい毎日の中で、お子さんが笑顔になれるおやつ時間の参考になれば幸いです。
調査概要
ヨメルバ会員を対象に 2025年10月1日~10月31日にインターネット上で実施。有効回答数561件のうち、お子さんを持つ377件の結果を掲載。