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金魚1000匹の常設展示が日本最大級!!【東京都】 「角川の集める図鑑GET!とめぐる日本の水族館」第22回


日本は世界で一番水族館が多い国ともいわれています。みんながよく行く水族館だけでなく、 日本全国にはたくさんの魅力的な水族館があります!水族館で実際にはたらく人から、 水族館の魅力や楽しさを教えてもらって、 魚や水の生きものの面白さを発見しよう!そして水族館へ行ってみよう!水族館さんからご紹介いただいた後に、日本全国の水族館を訪れ『全国クセすご水族館図鑑』でも大人気の「さかなのおにいさん かわちゃん」に水族館のおすすめポイントを教えてもらいます。

 


著者: 銀鏡 つかさ

定価
2,750円(本体2,500円+税)
発売日
サイズ
B5判
ISBN
9784041158814

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金魚1000匹の常設展示が日本最大級!!
すみだ水族館【東京都】

連載第22回は「すみだ水族館」さんのご紹介です。





東京の「金魚文化」を未来につなぐ・すみだ水族館の金魚展示

いきものたちに会いに行く、公園みたいな水族館
すみだ水族館は、2012年の東京スカイツリータウン(R)のオープンとともに開業した完全屋内型の水族館です。館内に順路はなく、水槽前の椅子に座って、いきものを眺めながらおしゃべりをしたり、自由気ままにいろいろな過ごし方ができます。


小笠原諸島の海を再現した「小笠原大水槽」


現在、すみだ水族館には、約260種のいきものが暮らしています。「近づくと、もっと好きになる。」をコンセプトに、マゼランペンギンの息づかいを感じられる屋内開放型のプール水槽など工夫を凝らした展示が特徴です。


マゼランペンギンが暮らすプール水槽



東京の「金魚文化」を未来につなぐ活動
東京・下町にある水族館ならではの展示のひとつに「江戸リウム」があります。江戸リウムでは常時15品種の金魚を展示しています。


天井にぶら下がるのは金魚ちょうちん


東京は、かつて昭和初期を全盛期に金魚の養殖場がたくさんあり、多くの家庭で金魚は家族の一員とされてきました。当時、金魚を売り歩いた”金魚売り”は、金魚と暮らす人々と気さくに会話をして回り、「金魚」と「金魚売り」は人と人を結ぶ地域のコミュニティづくりの中心的存在でもありました。すみだ水族館では、そのような東京の金魚文化を未来につなぐことを目的とし、金魚を通じて暮らしの中でいきものをめでる優しい気持ちの大切さを伝える活動をしています。


金魚リヤカーは実際に当時、金魚売りが使っていたものをリメイク


館内に展示している金魚リヤカーを引いて、飼育スタッフが地域のお祭りやイベントに出張展示をすることも



すみだ水族館で生まれた「エドニシキ」の展示を開始
「金魚文化を未来へ残したい」という想いとともに、2023年3月3日から、すみだ水族館で繁殖した「エドニシキ」の展示を開始しました。「エドニシキ」は漢字で書くと「江戸錦」。ランチュウとアズマニシキを交配させて作出された品種で、江戸=関東で生まれたので、その名がつけられました。ランチュウ似た丸い形をしていて、アズマニシキのようなキャリコ模様(3色のまだら模様)が特徴です。


ランチュウ


アズマニシキ


エドニシキ


すみだ水族館生まれのエドニシキは、金魚リヤカーにて展示をしています。個体ごとの模様の違いなど、近くで観察することができます。


すみだ水族館で生まれたエドニシキ


これからもすみだ水族館は、人間の暮らしと共に愛され続けている金魚を通じて、金魚文化を伝え続けてまいります。ぜひすみだ水族館の金魚たちに会いにきてくださいね。
(文=すみだ水族館 堀井 陵平・坪井 舞)






☞ 水族館通が四コマで語る!すみだ水族館のココがオモロい!

どうも!全国の水族館をまわる、さかなのおにいさん かわちゃんです。
ここからイラストで水族館マニアならではの見どころを紹介したいと思います。







屋内だからこそ快適に見るための工夫がたくさん!足元の岩にある脱臭塔や空調、さらには細かいお掃除によってペンギンの臭いを克服してる、そんな企業努力にマニアはグッと来ます!

ちなみに前回の京都水族館と同じ会社が運営されてるので「すみだペンギン相関図」もありますよ。

生体がメインになりがちな水族館の水槽の中で、入り口からのぼってすぐ見える水槽は「風景」を感じます。大人はしゃがんで下から眺めて見てください。水流に揺れる水草をゆったり眺めていると、まるで小魚になったような気分が味わえます。

…ちなみにシロワニは大人しいサメですが、生まれる前はお母さんのお腹の中で共食いをして大きくなります。人生のスタートからバトルロワイヤル!とても面白い魚生に思いを馳せながら、すみだ水族館を楽しんでください!

「さかなのおにいさんかわちゃん」プロフィール


かわちゃんさんと「全国クセすご水族館図鑑(中央公論新社)」

さかなのおにいさん かわちゃん(川田一輝)
1990年生まれ。さかなたちの“オモロい”生態や海の大切さをイラストや歌で伝えることで、子どもの好奇心を育てる活動をしている。テレビ東京「シナぷしゅ」では作詞作曲うた・イラストを担当。著書に「ツッコミたくなるおさかな図鑑(ワニブックス)」や「全国クセすご水族館図鑑(中央公論新社)」など。


すみだ水族館
「東京」を感じられる魚や水の生きものたちの展示が他には無い水族館。小笠原諸島の海を再現した「小笠原水槽」ではシロワニの展示も魅力的です。子ども向けのイベントも満載なので親子で楽しめる施設です。

〒131-0045 東京都墨田区押上1丁目1番2号 東京スカイツリータウン・ソラマチ5F・6F
Tel:03-5619-1821
営業時間:10:00~20:00 ※最終入場は19時
すみだ水族館HP: すみだ水族館HP
Twitter:@Sumida_Aquarium
Facebook:すみだ水族館facebook
LINE:すみだ水族館
YouTube:【公式】すみだ水族館


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■図鑑を読みたい方はこちら


書籍情報


総監修: 宮 正樹 監修: 佐土 哲也 監修: 小枝 圭太

定価
2,200円(本体2,000円+税)
発売日
サイズ
A4変形判
ISBN
9784041118535

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