日本で唯一ジュゴンに会える水族館鳥羽水族館【三重県】　「角川の集める図鑑GET！とめぐる日本の水族館」第15回

2022年09月06日

日本は世界で一番水族館が多い国ともいわれています。みんながよく行く水族館だけでなく、日本全国にはたくさんの魅力的な水族館があります！水族館で実際にはたらく人から、水族館の魅力や楽しさを教えてもらって、魚や水の生きものの面白さを発見しよう！そして水族館へ行ってみよう！（毎月2回更新予定）

日本で唯一ジュゴンに会える水族館
鳥羽水族館【三重県】

連載第15回は三重県鳥羽市にある「鳥羽水族館」さん。通称トバスイとして愛される、ジュゴンを飼育・展示する国内唯一の水族館です。水族館は日本最大の内湾「伊勢湾」に面しているため、暖かな黒潮の流れる熊野灘（くまのなだ）に生息する海の生きものも多数展示されています。ジュゴンやアフリカマナティーとともにアシカやアザラシなど、いわゆる海獣（かいじゅう）とよばれる生きものたちに出会えることも特徴です。

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《飼育種類数日本一！》

　鳥羽水族館では約1200種類の生きものを飼育しており、なんと日本一を誇ります。生息環境に合わせて12のテーマにゾーン分けしており、魚類はもちろん両生・爬虫類、鳥類なども飼育しておりたくさんの生きものたちに出会えます。また、順路を気にすることなく観覧できるのも1つの特徴ですので、お気に入りのゾーンで心ゆくまで生きものを観察してみて下さいね。

《日本で唯一のジュゴンの飼育・展示》

　人魚伝説のモデルとも言われるジュゴンの飼育は日本唯一であり、同じ海牛類であるアフリカマナティーをあわせて飼育展示しているのは世界でも鳥羽水族館だけです。2022年4月に入館35周年を迎えたメスのジュゴン「セレナ」は飼育係のことが大好きで甘えん坊な性格をしています。「セレナ」がゆったりと泳ぐ姿を眺めていると、時間を忘れて癒されること間違いなしです。

《大人気！ラッコのメイとキラ》

　現在、国内で飼育されているラッコはわずか3頭でそのうちの2頭が鳥羽水族館で暮らしています（2022年9月現在）。鳥羽水族館生まれの「メイ」は好奇心旺盛な“いたずラッコ”。2021年3月に和歌山県のアドベンチャーワールドからやってきた「キラ」はマイペースでおっとりとした性格をしています。そんな2頭のお食事タイムではご飯を食べる様子はもちろん、可愛らしい行動や仕草が盛りだくさん。SNSでも大人気の2頭に是非会いにきてくださいね。
（文＝村上真美）

鳥羽水族館
生きものたちの飼育種類数が日本最大の約1200種をほこる大きな水族館です。熱帯魚やサンゴ礁が見られる「コーラルリーフ・ダイビング」や熱帯雨林気候のジャングルにすむ生きものたちが見られる「ジャングルワールド」、ヤドクガエルや巨大水生カメなどの両生類・は虫類が見られる「奇跡の森」など、さまざまな海や川の生きものたちに出会える12のゾーンが魅力。子どもたちだけでなく、大人も楽しめることでも有名なので、是非訪れてみてください。
〒517-8517 三重県鳥羽市鳥羽3丁目３-6
Tel：0599-25-2555
公式HP：鳥羽水族館HP
営業時間 9：00～17：00（最終入館16：00）※季節により変動あり
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