
日本は世界で一番水族館が多い国ともいわれています。みんながよく行く水族館だけでなく、 日本全国にはたくさんの魅力的な水族館があります!水族館で実際にはたらく人から、 水族館の魅力や楽しさを教えてもらって、 魚や水の生きものの面白さを発見しよう!そして水族館へ行ってみよう! 今回から、水族館さんからご紹介いただいた後に、日本全国の水族館を訪れ『全国クセすご水族館図鑑』でも大人気の「さかなのおにいさん かわちゃん」に水族館のおすすめポイントを教えてもらいます。(毎月1回更新予定)
高さ8m&水量1,500トンの大水槽でスーパーイワシイリュージョンが見たい!
横浜・八景島シーパラダイス【神奈川県】
連載第18回は「横浜・八景島シーパラダイス」さんです。

< テーマが異なる4つの水族館が併設する複合型レジャー施設 >
横浜・八景島シーパラダイスは、700種12万点の生きものが暮らす日本最大級の水族館です。テーマが異なる4つの水族館をはじめ、アトラクション、レストラン、ショップ、ホテルなどが併設する複合型レジャー施設として、1日中お楽しみいただけます。

< 水族館「アクアミュージアム」 >
臨場感溢れる大迫力の「海の動物たちのショー」
ケープペンギン、セイウチ、シロイルカ、バンドウイルカ、カマイルカといったさまざまな生きものが登場するシーパラで大人気の「海の動物たちのショー」。大型LEDビジョンとライブカメラにより臨場感溢れる大迫力のショーとなっています。
ナイトショー「LIGHTIA」は、LED照明やプロジェクションマッピングなどにより幻想的な世界を演出します。ナイトショーはイルカのみの登場で、土休日のみの開催となります。

5万尾のイワシによる幻想的なショー「スーパーイワシイリュージョン」
高さ8m、水量1,500トンの大水槽「大海原に生きる群れと輝きの魚たち」では、国内最多飼育数の5万尾のイワシが音楽や照明に合わせ乱舞する「スーパーイワシイリュージョン」を毎日開催しています。
イワシは、外敵から身を護るために大きな群れをつくる習性があります。「スーパーイワシイリュージョン」では、光やサメ、エイなどの外敵の刺激により、大きな群れがダイナミックに動く姿を音楽に合わせて演出しています。

水辺や陸上、木の上で暮らす生きもののエリア「フォレストリウム」
コツメカワウソ、カピバラ、マーラ、プレーリードッグ、ペリカン、そしてレッサーパンダなど水辺や陸上、木の上で暮らす生きものも飼育展示しており、水族館の枠を超えて生きものの魅力を総合的にお伝えしています。
2022年7月にはレッサーパンダのこどもたちが2頭誕生しました。

SDGsを楽しく学ぶ発信基地「身近な海の生きもの研究所」
2022年7月に、“身近な海で暮らしている微小な生物”にスポットを当てた新エリア「身近な海の生きもの研究所」がオープンしました。新エリアは、生物が形作られることの解明や進化の道筋の研究を行う東京大学大学院理学系研究科附属臨海実験所とシーパラの共同の取り組みを研究室の装いでご覧いただける展示スペースで、“身近な海の多様な生物”や“多様な能力”といった、知っているようで知らなかった海の豊かさを知るきっかけづくりがコンセプトとなっています。オリジナルのSDGsを学ぶ発信基地としてお楽しみいただけます。

< 水族館「ドルフィン ファンタジー」>
幻想的なイルカの水族館「ドルフィン ファンタジー」のアーチ水槽上部には屋根がなく、晴れている日にはキラキラと揺らめく太陽光がふりそそぎ、雨の日には水面に無数の波紋が広がり、風のある日は水面が揺れ、さまざまな幻想的なシーンの中、バンドウイルカたちが悠々と泳ぐ姿を、海底散歩をしているかのような感覚で観覧できます。
また奥の円柱水槽にはマンボウを飼育展示しています。

< 水族館「うみファーム」>
自然の海の水族館「うみファーム」は、自然の海を利用し、海の環境や生きものを「観る」「知る」「獲る」「食べる」ことができる施設で、海の環境を身近に感じ、そして興味を持っていただくための“海育”をコンセプトとした水族館です。
うみファーム内には、自然の海を楽しみ、いけすの中にいるアジやマダイといった魚を実際に釣ることができる「フィッシャーマンズオアシス」や、東京湾や相模湾の漁港から直送された市場では出回らない「未利用魚」などを販売する「おさかなマルシェ」を併設しています。釣った魚や購入した魚は「うみファームキッチン」でフライやグリルにして食べることができ、食育体験を味わうことができます。
またミニチュアの東京湾を舞台に、身近な海の生きものを探して・観て・さわって、子どもから大人まで、生きものや海の環境について学ぶきっかけになるエデュテインメントプログラム「東京湾ワンダーウォッチャーズ」も実施しています。

< 水族館「ふれあいラグーン」>
「ふれあいラグーン」では、生きものとさまざまなふれあい体験をお楽しみいただけます。
イルカのプールでは、自由に泳ぐイルカたちの姿を見るだけでなく、水槽のアクリルの高さが低いので、より近くでイルカたちを見ることができ、アクリル越しではないイルカたちの息づかいや水しぶきなど感じることができます。
またケープペンギン、コツメカワウソ、オタリア(アシカの仲間)、ハリスホークなどの鳥類が生態を活かしたさまざまなパフォーマンスを披露する「アニマルパフォーマンス」も開催しています。

(文=横浜・八景島シーパラダイス)

◆島丸ごとテーマパークの水族館!

入ってすぐに冷え冷え〜!オウサマペンギンやホッキョクグマ・セイウチにクリオネなど、北極海周辺に生息する生き物たちが迎えてくれるので、夏は最高の納涼です。同じく北極海に生息するシロイルカのパフォーマンスが見られるのも他と違う特徴ですよ!
◆親子で楽しく学べるのもポイント!

かわちゃんはこの間、おさかな友達のいまりくん(5歳)を案内したんですが、特にお気に入りだったのは大水槽の「イワシイリュージョン」と「くらげりうむ」

大水槽は丸く湾曲しているので、しゃがんで見ると本当に海の中にいるような迫力があります。チューブ型のエスカレーターから見る水槽も最高なんだ〜!

「くらげりうむ」は装飾もクラゲでとても神秘的。各エリアに「LABO」と名前がついていて、学べる体感エリアや調餌室を覗けたり、親子の学習にもピッタリな水族館です。
◆クセすご!な最新エリアにも行ってきた!

2022年7月にできた「身近な海の生きもの研究所」は大人が面白いエリア!普通の水族館で展示しないようなオニイソメやユムシの展示は、かわちゃんもスーパーテンション上がりました!一見、気持ち悪い見た目をしている生きものも知れば海の浄化に役立っていたり、きっと見方が変わるはずです。

あと余談ですが、お土産屋さんのくじのワードチョイスが最高だったりします。「どうあがいても」面白い水族館なので、みんなもぜひ遊びに行ってみてねー!
「さかなのおにいさんかわちゃん」プロフィール

さかなのおにいさん かわちゃん(川田一輝)
1990年生まれ。さかなたちの“オモロい”生態や海の大切さをイラストや歌で伝えることで、子どもの好奇心を育てる活動をしている。テレビ東京「シナぷしゅ」では作詞作曲うた・イラストを担当。著書に「ツッコミたくなるおさかな図鑑(ワニブックス)」や「全国クセすご水族館図鑑(中央公論新社)」など。
横浜・八景島シーパラダイス
700種12万点の生きものが暮らす日本最大級の水族館。テーマが異なる4つの水族館をはじめ、アトラクション、レストラン、ショップ、ホテルなどが併設する複合型レジャー施設として、1日中お楽しみいただけます。
〒236-0006 神奈川県横浜市金沢区八景島
Tel:045-788-8888(インフォメーション)
公式HP: http://www.seaparadise.co.jp
営業時間:平日10:00~17:00 土休日10:00~18:00 ※日、施設により異なる
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