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文具ソムリエールがおすすめ!中学受験に役立つ勝負!文房具5選

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受験生にとって欠かせないアイテムのひとつが「文房具」。机に向かう子どもの集中力を途切れさせず、やる気をアップさせるアイテムがあるのをご存知ですか? 今回は、文具ソムリエールの菅未里さんがおすすめする中学受験に役立つ勝負!文房具5選を紹介します。



『オレンズネロ』
ノック1回で書き続けられて集中力が途切れない!

 折れないシャープペンの先駆けとして2014年に発売され、シリーズ累計2000万本を販売している「ORENZ」シリーズ。その最高峰である『オレンズネロ』は、受験生の集中力を途切れさせない独自の機構が搭載されたシャープペンです。


メーカーが半世紀にわたり追求してきた技術開発力を結実させた一本。


  • 菅さんのイチオシPOINT!

「勉強中、シャープペンのノックで集中力が切れてしまうことってありますよね。『オレンズネロ』は、使い始めに1回ノックすれば、芯がごく短くなるまで出続けるすぐれもの。ペン先がノートから離れるたびに芯が出る独自の『自動芯出し機構』により、はじめのワンノック以降はノックする必要がなく、子どもの集中力をキープできます。さらに、シャープペン先端のパイプがスライドして芯を常に守るので、芯が折れにくいのも大きな特徴。書き味がとてもよく、スムーズに書き進められます。ひとつだけ気をつけてほしいのが、絶対に分解しないこと。機構が緻密なので、芯が詰まったときはメーカーに修理を依頼しましょう」




ペン先が紙面から離れるたびに芯が出る「自動芯出し機構」を搭載。


商品情報
『オレンズネロ』
商品サイト:https://www.pentel.co.jp/products/mechanicalpencil/orenznero/

画像提供:ぺんてる株式会社

『キャンパス よく消えるのに折れにくい消しゴム』
握りやすく消しやすい絶妙な形状

 多くの受験生が抱える消しゴムの悩みを解決できるのが『キャンパス よく消えるのに折れにくい消しゴム』。形が2種類あり、菅さんのイチオシは「平行四辺形」タイプです。


独自のハイブリッド製法で、消しやすさと折れにくさの両立を実現。


  • 菅さんのイチオシPOINT!

「消したくないところまで消えてしまったり、消しゴムが折れたり割れたりして、ノートに向かう気持ちがくじけてしまうことがあるかもしれません。『キャンパス よく消えるのに折れにくい消しゴム』平行四辺形タイプは、先端がやや尖っているため、1行だけ消したい、1文字だけ消したいときにとても便利。平行四辺形という形状ならではの持ちやすさと、独自のハイブリッド製法により、消しやすさと折れにくさを両立しています。派手さはありませんが、非常に実用的な名品です」




こまめにちぎれるミシン目入りのスリーブも特徴。平行四辺形と長方形の2種類、それぞれ大·小2サイズの計4種展開。


商品情報
『キャンパス よく消えるのに折れにくい消しゴム』
商品サイト:https://www.kokuyo-st.co.jp/stationery/campus_brand/orenikui-eraser/

画像提供:コクヨ株式会社

『本に寄り添う文鎮』
分厚いテキストを開くときの強い味方

 分厚いテキストや参考書を使うとき、便利なアイテムがあるのを知っていますか? 『本に寄り添う文鎮』は、中高生の声をもとに生まれたヒット商品です。


テキストの上にぽんと置くだけ。開いた本に沿う形状が特徴。


  • 菅さんのイチオシPOINT!

「テキストを開きっぱなしにしたいけれど、手を離した瞬間にパタンと閉じてしまって、がっかりしたことはありませんか? そんなときに試してほしいのが、『本に寄り添う文鎮』です。翼を広げたカモメのような形をした文鎮が、開いた本にしっかり寄り添い、載せるだけで分厚いテキストも開いた状態でキープできます。細身のデザインが秀逸で、テキストの余白部分にすっぽりと収まります。近年、さまざまなメーカーから開いた本を挟むブッククリップが登場していますが、子どもが使うなら、置くだけでいい文鎮タイプがおすすめ。風合いが魅力の真鍮とリーズナブルな鉄製で使い心地に違いはありませんので、価格と好みで選んでください」




手前から、高級感漂う真鍮、リーズナブルな鉄製のグレー・ブラックの3種類展開。


商品情報
『本に寄り添う文鎮』
商品サイト:https://www.kokuyo-st.co.jp/stationery/yorisou_bunchin/

画像提供:コクヨ株式会社

『サラサスタディ』
インク残量で勉強した達成感を味わえる!

 最後まで書ける、さらさらとした書き心地が人気のジェルボールペン『サラサシリーズ』。同シリーズの『サラサスタディ』は、学習に適したボールペンとしてさまざまな大手学習塾が太鼓判を押しています。


インクの残量がひと目でわかる目盛り付き。


  • 菅さんのイチオシPOINT!

「漢字練習や歴史の年号や人物名など、暗記系の学習におすすめなのが『サラサスタディ』。学習環境のデジタル化が進んでいますが、紙にペンでくり返し書くというアナログな方法は、暗記系の学習にとても効果的です。『サラサスタディ』がすばらしいのは、がんばったぶんだけインクの残量が減っていくのがひと目でわかるところ。インクの残量がわかる目盛りがついていて、インクの減り具合を確かめて『これだけ勉強したぞ!』という達成感を味わえます。『インクがこのメモリになるまでがんばろう』と目標を立ててやる気を高めるのもいいですね。書き取りの反復練習に最適で、さまざまな大手学習塾も推奨しているアイテムです」




ボール径は0.5ミリ。左から、黒・青・赤の3色展開。


商品情報
『サラサスタディ』
商品サイト:https://www.zebra.co.jp/pro/detail/sarasa-study/

画像提供:ゼブラ株式会社

『ツールペンケース〈カバコ〉(ハーフポケット)』
筆記用具をすっきり収納して効率アップ!

 学習用品として欠かせないもののひとつが、ペンケース。受験勉強に役立つペンケースとして菅さんがおすすめするのが『ツールペンケース〈カバコ〉(ハーフポケット)』です。


幅の違う仕切りが3ヵ所あり、小物アイテムをすっきり収納。移動に便利な持ち手付き。


  • 菅さんのイチオシPOINT!

「使いやすい文房具を揃えていても、ペンケースの中からすぐに見つけられなければ、勉強ははかどらないですよね。勉強の効率アップにおすすめなのが、ガバッと大きく開いて中身が取り出しやすい『ツールペンケース〈カバコ〉(ハーフポケット)』。3つの仕切りには消しゴムなどの小物アイテムを、ワイドポケットには定規などを収納できます。最近は、授業動画の視聴という学習方法も増えていますが、このペンケースにはファスナー付きのメッシュポケットがあるので、紛失しがちなイヤホンも収納できます。さらに、ペンケースを開いたところには学習用タイマーを立てかけられます。勉強に必要なアイテムをすっきり整頓できて、忘れ物防止にも役立つペンケースです」




カラーは、ブラック・アッシュグリーン・サックスブルーの3色展開。


商品情報
『ツールペンケース〈カバコ〉(ハーフポケット)』
商品サイト:https://www.kokuyo-st.co.jp/stationery/cabaco/

画像提供:コクヨ株式会社

 

■ 実用性の高い文房具で子どもの勉強を後押し!

中学受験まで100日を切ったご家庭もあるかもしれませんね。時間が限られていることが受験勉強の難しいところですが、「実用性が高い文房具を使うと、勉強効率を上げることもできる」と菅さんは話します。

「『とにかく時間が足りない!』と感じているご家庭は、文房具メーカーが考え抜いて生み出したアイテムをぜひ試してみてください。価格を高く感じるかもしれませんが、文房具メーカーのアイテムには、学習効率や実用性にとことんこだわったメーカーの技術や知見がぎゅっと詰まっています。ニーズに合った機能性の高い文房具を使うことで、時短や効率アップにつながりますよ!」

日常的に使っているものの見直しが、時間や心のゆとりを生むこともあるのですね。今回ご紹介した菅さんおすすめの文房具を活用して、子どもの勉強をサポートしていきましょう!


取材・文:三東社



【プロフィール】
菅未里(かん みさと)

文具ソムリエール。文房具販売・仕入れ担当を経て、文房具の専門家として独立。国内外で商品や売り場の企画・監修、メディア出演、メーカーのコンサルティング、執筆などを行っている。『毎日が楽しくなる きらめき文房具』(KADOKAWA)など、著書多数。


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