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忙しいママにおすすめ! 文具ソムリエールが厳選する「スケジュール帳5選」

新学期が始まり、子どもの学校行事や習いごと、家族の予定など、把握すべきことがたくさんあるという方も多いのではないでしょうか。そんなとき強い味方となるのが「スケジュール帳」です。今回は、文具ソムリエールの菅未里さんが子育て中のママにおすすめするスケジュール帳5選を紹介します。

ラコニック『「仕事計画」 DIARY2025/Pre.3 A4ガントチャート・マンスリー』
家族の予定管理をガントチャートでスムーズに!

 シンプルな佇まいのノート感覚で使えるスケジュール帳です。ナチュラルで落ちついた風合いの地券紙を採用。見開き1ヵ月のガントチャート形式で、3月から翌年6月まで、計16ヵ月分の予定を書き込めます。




同時進行する予定を把握しやすいガントチャート形式。予定の記入に役立つ専用ルーラー付き。


  • 菅さんのイチオシPOINT!

「A5やB6のスケジュール帳が多いなか、こちらは一般的な書類と同じA4サイズ。大きくて見やすいのが大きな魅力です。最近はスマホアプリで予定管理する方も増えていますが、家族の予定は入り組みがちで、デジタルでは把握しにくい場合もあります。そんなときに活躍するのが、一覧性の高いアナログのスケジュール帳です。
日にちが横に並ぶガントチャート形式で、1ヵ月の予定を俯瞰できます。おすすめは、家族ごとに行に分けて書き込む使い方です。たとえば、一行目には長女、二行目に長男、三行目に自分の予定を記入します。すると、長女の発表会の衣装づくりの締め切りと長男のサッカーの試合日は同じ日だから、衣装づくりは前倒しでやっておこうなどと、見通しがつけやすくなります」




今回紹介したA4サイズ(写真上)のほか、A5サイズ(写真下)もあり。


商品情報
『「仕事計画」 DIARY2025/Pre.3 A4ガントチャート・マンスリー』
商品サイト:https://laconic-generalstore.jp/?pid=184717371

画像提供:株式会社LACONIC

ラコニック『B6C LIFE LOG DIARY』
今と数日前が一目瞭然!振り返りにぴったり

 コンパクトで持ち運びやすいB6サイズのダイアリーです。見開き1週間形式で、上段にスケジュール、中段に天気や体温や食事内容を記入でき、下段には自由なメモスペースが設けられています。




予定と記録をこれ一冊で管理可能。3月から翌年6月まで16ヵ月分に対応。


  • 菅さんのイチオシPOINT!

「ここ数年流行している“ライフログ”とは、日々の体調や出来事、気持ちなどを記録することです。こちらのダイアリーは、天気、体温、朝・昼・晩の食事内容などの項目がほどよく設定されていて、初めての方でも続けやすい仕組みになっています。
お子さんやママ自身の健康管理に活用するのはもちろん、ほかにもさまざまな使い方ができます。私はこのダイアリーに、食事内容とニキビなど肌荒れの状態、ケア内容を記録しています。気になる肌荒れが見つかったとき、ダイアリーで数日前の食事内容を振り返ってみると、脂っぽいものを食べていることに気づいたということも。今と数日前の行動が一目瞭然で、日々の振り返りが簡単にできるのです。思いつくままに項目を追加したり、イラストを描いたりできるのも紙ならではのよさですね」




ベージュ、グレー、パープルの3色展開。価格違いで、クリアカバー付き柄パターン3種もあり。


商品情報
『B6C LIFE LOG DIARY』
商品サイト:https://laconic-generalstore.jp/?mode=f120

画像提供:株式会社LACONIC

『4月始まり NOLTY エクリPlus B6』シリーズ
プランリストや白地図などオリジナルページが充実

 スケジュール帳の定番ブランド「NOLTY」。今回ご紹介する「エクリPlus B6」は、スケジュール帳としての機能はそのままにオリジナルページも充実した一冊です。メイン部分は月間ページと週間ページで構成され、週間ページは6種類の仕様があります。





ピスタチオは日曜始まりで、その他6色は月曜始まり。プランリストページや白地図ページなどバラエティ豊かなオリジナルページは使い方自在。


  • 菅さんのイチオシPOINT!

「月間・週間ページに加えて、やりたいことを記入するプランリストやログリスト、白地図などのページが充実している『エクリPlus B6』シリーズ。プランリストに一年の目標ややりたいことを記入したり、白地図に行ってみたい場所やお気に入りの名産品を書き込んだり。知人の出身地を白地図に書き込んで、人間関係の広がりを可視化するのも楽しいですね。
老舗の手帳ブランドであるNOLTYは、使いやすさもにも長けています。薄いながらもインクが裏に抜けにくいオリジナル手帳専用紙を採用していて、シャーペンやボールペン、マーカーなどさまざまな筆記具がストレスなく使えます。また、フラットに開くので、書き込みしやすいところも魅力ですよ」




週間ページは、レフト、バーチカル、ブロック、方眼メモなど6種類あり。


商品情報
『4月始まり NOLTY エクリPlus B6』シリーズ
商品サイト:https://nolty.jp/items/ekuriplus2504

画像提供:株式会社日本能率協会マネジメントセンター

『マークスのログダイアリー 日付フリー・デイリー』
「日付なし」だからいつでも始められる!

 1日1ページ形式の『マークスのログダイアリー 日付フリー・デイリー』。ドットや罫線の色が表紙カバーの色とリンクしていて、シンプルかつ洗練されたデザインです。





デイリーページ左側には時間を書き込めるガイド入り。写真やシールなどのデコレーションが映える、シンプルなドット罫線を採用。


  • 菅さんのイチオシPOINT!

「日付が入っていない『マークスのログダイアリー 日付フリー・デイリー』は、思い立ったときにいつでも始められて、必要なときに必要なぶんだけ使えるのが最大の魅力です。『ライフログを始めてみたいけど毎日続けられるか心配』『毎日1ページぶんも書けるか不安』『手帳の空白が気になる』という方にとくにおすすめです。
中ページはシールやペンで自由にデコレーションできるフリーフォーマットで、子どもの成長記録や、摘んだ花を押し花にして貼るなど、紙ならではの使い方が楽しめます。スケジュール帳としてはめずらしいスクエア型がかわいらしく、カラーバリエーションも豊富。推しと同じカラーを選んで“推し活手帳”として楽しむのもおすすめです」




カラーは12色展開。写真左上から、グレー、ピンク、ペールイエロー、グレイッシュブルー、ブラウン、グリーン、アイボリー、イエロー、パープル、ブルー、ミント、レッド。


商品情報
『マークスのログダイアリー 日付フリー・デイリー』
商品サイト:https://www.online-marks.com/feature/diary-logdiary/

画像提供:株式会社マークス


高橋書店『torinco® 1』
予定管理もメモもこれ一冊で完結!

 春の始まりにぴったりなカラーリングの『torinco® 1』は、日付ありの1日1ページ形式。持ち運びやすいB6スリムサイズのスケジュール帳です。シンプルさにこだわったプレーンなデザインは、使いやすさと見やすさを追求しています。




メインのデイリーページは、文章や図、イラストなどが書き込みやすいブルーの方眼ページ。


  • 菅さんのイチオシPOINT!

「書くことが多い方におすすめなのが、日付ありで1日1ページ形式の『torinco® 1』です。自由度の高い方眼ページには縦に時間軸が入っていて、予定が立て込んでいる日は1時間刻みで予定を記入し、予定が少ない日は余白をメモとして活用することも可能。使い方を自由に選べます。
オーソドックスなデイリーページと月間ページに加え、Wish Listなどの付録ページも充実。この一冊で1年間をしっかり記録でき、振り返りにも役立ちます。ビジネス手帳で有名な老舗手帳メーカーならではの使いやすさと、カバーの色味のかわいらしさが光る逸品です」




カラーは、セージグリーン、ブルーグレーの2色展開。


商品情報
『torinco® 1』
商品サイト:https://store.takahashishoten.co.jp/products/31604

画像提供:株式会社高橋書店

 

■ お気に入りのスケジュール帳で予定管理をもっと楽しくスムーズに

「相性のいいスケジュール帳を選ぶと予定管理がラクになります」と菅さん。さまざまなスケジュール帳のなかから好みのものを選ぶのは簡単ではありませんが、そんなときは今回ご紹介した5つをまずチェックしてみるといいと話します。
「罫線の濃さや太さ、数字や文字のフォントは、人によって好みが分かれるものですよね。紙の色も、青みがかった白が好きな方もいれば、ナチュラルな黄みがかったものを好む方もいるでしょう。迷って選びきれないようなら、まずは今回ご紹介した5つをチェックしてみると、好みのものを見つける目安になるかもしれません。最近は、安価な手帳も種類が豊富ですが、手帳・文具メーカーのスケジュール帳は、さまざまな筆記具でも書きやすく設計されていて、罫線はシンプルながらも見やすいようにデザインされています。お気に入りを見つけて購入したら、過ぎたページを使用してぜひ試し書きをしてみてください。ベストの使い方を見つけるヒントになりますよ!」

予定管理や生活記録が、より楽しく、よりスムーズになる一冊を、ぜひ探してみましょう!



取材・文:三東社



【プロフィール】
菅未里(かん みさと)

文具ソムリエール。文房具販売・仕入れ担当を経て、文房具の専門家として独立。国内外で商品や売り場の企画・監修、メディア出演、メーカーのコンサルティング、執筆などを行っている。『毎日が楽しくなる きらめき文房具』(KADOKAWA)など、著書多数。


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