まもなく入学や進級の春がやってきます。この時期、欠かせないのが文房具の準備です。近年はキャラクター入りの文房具を制限している学校が多いとはいえ、規定の範囲内でお気に入りを見つけて、子どものモチベーションを後押ししたいものですよね。今回は、文具ソムリエールの菅未里さんに、入学準備におすすめの文房具5つをうかがいました。シンプルな定番ながらも、魅力的で使い勝手抜群のアイテムが大集合です!
◆『uni Palette(ユニ パレット)』
学校規定を満たしたミニマムなかわいらしさ
2008年から発売している『uni Palette』シリーズ。老舗メーカーのノウハウが凝縮された鉛筆は、書き味がよく折れにくい芯が特徴。昨年秋には新デザインもラインアップに加わっています。
菅さんイチオシの「もふエナガ」と「シバイヌ」。子どもの心をくすぐる足跡のプリントがキュート。
- 菅さんのイチオシPOINT!
「キャラクター入りの文房具に加えて、動物プリントなどかわいい柄入りのものも制限している小学校もあります。勉強に集中できるようにシンプルなものを用意してほしいという学校の意向と、お気に入りの文房具で少しでも子どもにやる気を出してほしいという保護者の願いを両立させているのが『uni Palette(ユニ パレット)』です。子どもに人気のシマエナガと柴犬をモチーフにした新デザインは、箱には動物がプリントされているものの、鉛筆本体には足跡のプリントのみ。学校の規定を守りつつ、ミニマムなかわいらしさは残すという絶妙なバランスがうれしいアイテムです」
昨年秋に発売された新デザイン。写真左から、アイボリー、ピスタチオ、もふエナガ、シバイヌ、メタリックネイビー、パールホワイトの全6種類。
商品情報
『uni Palette(ユニ パレット)』
商品サイト:https://www.mpuni.co.jp/special/gakuyou_enpitsu/uni_palette/index.html
画像提供:三菱鉛筆株式会社
◆『ヨクミエルーラー』
どんな色の上でもメモリくっきり!
小学2年で筆算が始まると使用頻度がぐっと増える「定規」。大型文具店には意外とたくさんの種類があり、どれを選んだらいいか迷ってしまうかもしれません。菅さんが入学準備としておすすめするのが『ヨクミエルーラー』です。
角が丸く、読み取りやすい矢印メモリ。透明窓に読む行をあてればリーディングトラッカーとしても活用可能。
- 菅さんのイチオシPOINT!
「最大の特徴が、どんな色の上でもメモリがよく見えるところ。メモリ周辺に施された特殊印刷により、黒や紺などの濃い色や文字の上でもはっきり見えます。メモリは5センチごとに大きな数字がデザインされていてわかりやすく、角が丸い安心設計。定規が机の端にはみ出したときも安心です。さらに、定規中央には『読み取りスペース』があり、読んでいる行に透明の窓をあてると文字に集中しやすくなります。定規は落としたりノートのすき間に挟まったりして意外と無くしやすいので、複数購入してストックしておくのがおすすめです」
写真上から、ブルー、グリーン、パープル、ピンクの全4色展開。
商品情報
『ヨクミエルーラー』
商品サイト:https://www.raymay.co.jp/studymate/contents/category_class/APJ1368/
画像提供:株式会社レイメイ藤井
◆『Pentel Ain 消しゴム』
“消しくず問題”のストレスが軽くなる!
家庭学習が始まると、「消しくず」があらゆるところに散らばり、困ってしまうことも。そんな家庭学習の悩みを解決してくれるのが『Pentel Ain 消しゴム』の「くっつくタイプ」です。
消しくずが消しゴム本体に付着する「くっつくタイプ」(画像上)。消しくずがまとまりやすい「まとまるタイプ」もあり。
- 菅さんのイチオシPOINT!
「消しくずを飛ばしがちな子どもにおすすめしたいのが、『Pentel Ain 消しゴム くっつくタイプ』です。消しくずが本体にくっつくので、リビングで宿題をやるときも、机や床に飛び散った消しくずを片付ける手間がぐんと減り、大人も子どももハッピーになれます。国産メーカーのプラスチック消しゴムは非常に優秀で、基本的にはどれを選んでも文字の消えやすさに困ることはほぼありませんが、迷ったときは、日本字消工業会のクリーンマークの有無を確認するのもひとつの方法です。クリーンマークは機械を用いて文字をどれだけ消せるかを測定して独自基準を満たした、安全性も担保された消しゴムに付与されます。『Pentel Ain 消しゴム』はクリーンマーク付き。消しゴムを選ぶときのひとつの指標になります」
『Pentel Ain 消しゴム』は、写真上から「軽く消せるタイプ」「軽く消せるタイプ ブラック」「まとまるタイプ」「くっつくタイプ」の4種類。それぞれ大・小の2サイズ展開。
商品情報
『Pentel Ain 消しゴム』
商品サイト:https://www.pentel.co.jp/products/correctionproducts/ain_eraser/
画像提供:ぺんてる株式会社
◆『「クラリーノ®︎」製筆入』
シンプルで使いやすい永遠の定番
ランドセルにも使用されている汚れに強い人工皮革「クラリーノ®︎」を使用した筆箱がこちら。奈良県生駒市の自社工場で一貫生産し、熟練工が一つひとつ丁寧に仕上げています。「クラリーノ®︎」は、 株式会社クラレが製造する 人工皮革の登録商標です。 また、筆入には筆入用に特別に 開発された「クラリーノ®︎」が 使用されています。
鉛筆6本が差せ、学校に必要な文房具がすべて入れられる2段式。熟練工がひとつずつ仕上げた筆箱は教科書1冊より軽量。
- 菅さんのイチオシPOINT!
「学校で使用NGになることはまずあり得ない、永遠の定番アイテムです。ランドセルの人気色であるパープルやライトブルー、ミントなどがラインナップに加わった全11色の充実したカラー展開が魅力。ランドセルと筆箱の色を揃えるのも楽しいですね。ランドセルで有名なクラリーノ®︎という人工皮革を使用していて、耐久性が高く、擦れに強いところが特徴。擦れた場合も中身がすべて見えてしまうことはほぼありません。ふたを開ければすべての文房具がひと目で見渡せる1ドア片面開きタイプで、ものの定位置をつくるのが苦手な子どもにもおすすめです。どの筆箱にするか迷ったとき、シンプルさと使いやすさを追求した『「クラリーノ®︎」製筆入』は心強い味方になりますよ!」
カラーは、写真左上よりブラック、ネイビー、マリンブルー、ライトブルー、パープル、ミント、キャメル、グリーン、ニューレッド、レッド、コーラルピンクの全11色展開。
商品情報
『「クラリーノ®︎」製筆入』
商品サイト:https://www.kutsuwa-online.com/?pid=190143218
画像提供:クツワ株式会社
◆『SASITEMI(サシテミ)』
面倒な鉛筆削りがグンとラクに!
鉛筆を使うようになると必要になるのが「鉛筆削り」。リーズナブルな手動の鉛筆削りもありますが、菅さんのおすすめは全自動タイプの『SASITEMI(サシテミ)』です。
使用中の鉛筆は1本約6秒、新品の鉛筆は約12秒で削る全自動タイプ。削りカスも簡単に捨てられる縦長デザイン。
- 菅さんのイチオシPOINT!
「子どもが手を動かすことを重視したい、価格を抑えたいなどの理由から、多くのご家庭が手動タイプを選びますが、数年後には効率のよさから全自動タイプに買い替えるケースは少なくありません。こうしたことから、私は入学当初から全自動タイプの鉛筆削りの購入をおすすめしています。イチオシは『SASITEMI(サシテミ)』。使用中の鉛筆は1本約6秒で削る作業が完了。登校前に筆箱を開いたらすべての鉛筆の先が丸かった!というピンチにも安心です。差し込まれた鉛筆を自動的に引き込み、削って、出すので、削りすぎる心配もありません。コンセントの位置を気にせず好きなところで削れる充電式で、削りカスのたまり具合がひと目でわかるので、捨てるタイミングもわかりやすいですね。『とがり切替ダイヤル』で芯先の太さを調整でき、色鉛筆にも対応。短すぎる鉛筆が削れない点だけが注意ポイントですが、それ以外すべてのニーズを満たした、買って後悔しないアイテムです」
カラーは写真左から、ブルー、ピンク、アイボリーの全3色展開。
商品情報
『SASITEMI(サシテミ)』
商品サイト:https://bungu.plus.co.jp/product/desktop/pencil_sharpener/sasitemi/
画像提供:プラス株式会社
■ 入学準備のお知らせは早めに読むのが吉!
新入学まで1ヵ月あまり。小学校の入学説明会に参加した方もいるかもしれませんね。入学説明会に参加したら「とにかく早めに入学準備のお知らせを読み込んで!」と菅さんは話します。
「仕事柄、さまざまな小学校の入学準備のお知らせを見ていますが、同じ文房具でも学校によって呼び方はさまざまです。たとえば連絡袋として“クリアファイル”が必要だと記載されていた場合、透明ポケットが複数ついたクリアブックなのか、L字型のジッパー式連絡袋なのか、厚みのないクリアホルダーなのか判断がつかず、確認が必要な場合もあります。入学準備のお知らせをまだ読んでいないようなら今すぐ目を通し、不明点は学校に問い合わせたり、先輩パパ・ママと情報交換したりして、必要なものを書き出しておきましょう。鉛筆、消しゴムなど基本の文房具は、落としたりなくしたりしてあっという間に買い足しが必要になるため、余分に買ってストックしておくといいですよ!」
子どもと一緒に文房具を選びに行き、入学のワクワクを膨らませるのも楽しいですね。どれを選ぶか迷ったときは、菅さんおすすめのアイテムをぜひ思い出してみてください!
取材・文:三東社
【プロフィール】
菅未里(かん みさと)
文具ソムリエール。文房具販売・仕入れ担当を経て、文房具の専門家として独立。国内外で商品や売り場の企画・監修、メディア出演、メーカーのコンサルティング、執筆などを行っている。『毎日が楽しくなる きらめき文房具』(KADOKAWA)など、著書多数。