11月18日、銀座・伊東屋本店で文房具の新ブランド「nusign(ニューサイン)」の日本デビュー発表会が行われました。発表会には、ヨメルバの連載でもおなじみの文具ソムリエール・菅未里さんも登壇。新ブランドのお披露目に立ち会いました。ニュアンスカラーが目を引くラインナップは、子どもから大人まで使いやすいデザイン。新ブランドの魅力と気になる文房具アイテムについてレポートします!
約50人の報道陣が集まった発表会には、DELIジャパンの宗廣社長(写真中央)、プロダクトデザイナーの梅澤佑太さん(写真右)、文具ソムリエール・菅未里さん(写真左)が登壇。
アジア最大の文房具メーカーから新ブランドが日本デビュー
「nusign(ニューサイン)」は、アジア最大の文房具メーカーdeli社が手がける文房具ブランドです。この日は約90点のアイテムがお披露目されました。ラインナップの魅力をご紹介します!
魅力① 持っているだけでワクワクする「ニュアンスカラー」
まず注目したのが、魅力的なカラーバリエーション。ピンク、ブルー、グリーン、イエロー、パープルといったニュアンスカラーはインテリアになじみやすく、子どもから大人まで幅広く使いやすい色合いです。この日集まった報道陣からとくに人気が高かったのが「ピンク」。開発担当者によると、「ピンクのなかでも彩度と明度が低い」ピンクを採用しているのだとか。一色で統一するもよし、組み合わせてもよし。選び抜かれたニュアンスカラーからお気に入りを探してみたくなります。
魅力② 使いやすく、美しいデザイン
「NEW」と「DESIGN」を組み合わせて生まれた「nusign(ニューサイン)」。中国、韓国、日本・総勢40名以上のデザイナーがつくり出したデザインは、機能的かつ美しいことが特徴です。
たとえば『アルミ製定規 シルバー』。定規には珍しい立体的なフォルムは、指先がまん中のくぼみにフィットするようデザインされています。さらに、裏側に施された3本のリブによって、滑りにくく、持ち上げやすさも向上。「机から持ち上げにくい」という悩みを美しく解決したデザインは、2025年グッドデザイン賞に選ばれています。
魅力③ 新アイテムも続々!豊富なラインナップ展開
学習や仕事など幅広いシーンで活躍する豊富なラインナップ展開も「nusign(ニューサイン)」の魅力。この日発表されたクラシックシリーズに加え、今後は日本を代表するプロダクトデザイナー・深澤直人さんが手がける「マスターシリーズ」も展開予定です。
気になるアイテムを大公開!
ここからは、この日お披露目された文房具ラインナップの中から、親子で使いやすい5アイテムについて、それぞれの特徴と文具ソムリエールの菅未里さんのおすすめポイントをご紹介します!
唯一無二のカラーリングに注目!『鉛筆(10本入)』
まず目をひいたのがこちらの鉛筆。「nusign(ニューサイン)」の鉛筆は、木軸部分がなんと「ブラック」! 唯一無二の存在感です。芯の硬さは、小学生の定番・2Bと、大人が使いやすいHBの2種類。目新しさとユーザーのニーズを兼ね備えたアイテムです。
【文具ソムリエール・菅さんより】
「ボディーのカラーと先端のブラックが意外なカラーリング。木と芯がブラックで統一感があり、大人も使いたくなるデザインに仕上がっています。5色入り各2本ずつ。その日の気分に合わせて使う色を決めてもいいですね」
独特なボディが使いやすさの秘訣『消しゴム(4個入パック)』
鉛筆の相棒といえば消しゴム。「nusign(ニューサイン)」の消しゴムは、三角形という独特のシェイプと“くぼみ”が注目ポイントです。
【文具ソムリエール・菅さんより】
「三角形のボディが持ちやすく、さらにボディにあしらわれたくぼみに指先がフィットするように設計された消しゴムです。硬さがあって折れにくく、かつ鉛筆で書いた文字がしっかり消えるのもポイントです」
ネットショッピングの相棒『ダンボールカッター』
ネットショッピングが生活の一部となった今、あると便利なのがこちらのアイテム。『ダンボールカッター』は18グラムと非常に軽量で、丸ごと水洗いできていつでも清潔に使えます。グリーン・イエロー・ホワイト・ブルーの4色展開で、玄関やリビングにも置きやすいシンプルなデザインです。
【文具ソムリエール・菅さんより】
「両面ギザ刃でザクザクと切り、段ボールを開けられます。自動ロックでボタンをスライドさせると刃が固定されて簡単に使えます。ストラップつきなのでフックなどに引っかけておくこともでき、マグネットで貼り付けて保管することもできて便利です」
インテリアによく馴染む『A4 クリアポケットファイル(40P)』
学校や習いごとなどのプリント管理におすすめなのがこちらのファイル。「nusign(ニューサイン)」ならではのやさしいカラー展開で、リビングのインテリアにもなじむデザインです。クリアポケットにページ番号を表す「数字」がプリントされていて、同封のインデックス用紙と組み合わせると便利に使えます。
【文具ソムリエール・菅さんより】
「ポケットにページナンバーを入れたファイル。目次として使えるインデックス用の紙が入っているので、複数のトピックの資料もインデックスに書き込めばすぐに開けます。背のラベルも書き込み可能で中の書類がわかりやすいので便利」
コンパクトで色鉛筆も削れる『手動式鉛筆削り』
小学生がいる家庭にとって、鉛筆削りは必須アイテムのひとつ。「nusign(ニューサイン)」の鉛筆削りはコンパクトで、これ1台で色鉛筆も削れます。
【文具ソムリエール・菅さんより】
「手が小さいお子様にも使いやすいコンパクトボディの鉛筆削り。5段階の太さ調整ができ、色鉛筆にも対応します。ダストボックスは鉛筆削りの裏側から指で押すことで開く簡単操作。そこに滑り止めがあり安定感があります」
今回は第1弾となるラインナップのなかから注目のアイテムをご紹介しました。このほか、ゲルインクボールペンやスパイラルノート、付箋、はさみ、スティックのり、A4クリアファイルなど、使用頻度の高いアイテムが豊富にありました。今後も続々と新アイテムがラインナップに加わるそうです。
一般的な文房具とほぼ同じ価格帯で、オンラインショップや家電量販店、雑貨専門店、文具専門店に展開予定なのだとか。「自分の時間と暮らしを大切にしている人と相性がいいはず。ぜひ店頭で手にとって、品質を確かめてみてください」と製品開発担当者は話していました。持つだけでワクワクと心躍る「nusign(ニューサイン)」のアイテムを、ぜひ店頭でチェックしてみてください♪
取材・文:三東社