【気持ちに余裕が生まれる】子どもと使いたいキャンプアイテム「キャリーカート」
大自然に囲まれて過ごす時間は、家族にとってかけがえのないひととき。リラックスして楽しみたいものですが、子どもとのキャンプでハードルになるのが、大きな荷物を運ぶこと。そんなとき重宝するのが「キャリーカート」です。今回は、キャンプコーディネーター・漫画家のこいしゆうかさんに、親子キャンパーにおすすめのキャリーカートについてお話をうかがいます。
■ キャンプの選択肢を広げる「キャリーカート」
ポカポカの日が続き、屋外で快適に過ごせるようになってきました。キャンプやバーベキュー、公園ピクニックなど、さまざまなアウトドアシーンが楽しみになる季節ですね。アウトドアが楽しくなってくると、さまざまなキャンプ用品を試したくなって、荷物が重くなりがちです。そんなとき「キャリーカート」を上手に活用すると、荷物の持ち運びがラクになり、気持ちに余裕が生まれます。
キャリーカートは、出発前から活躍します。マンションの部屋から車まで何度も往復するのは大変ですが、キャリーカートがあれば荷物の運搬がぐっと楽になります。
また、キャリーカートがあると、オートキャンプ場以外のキャンプ場も選べるようになります。日本各地には、素晴らしいキャンプ場がたくさんあります。キャンプ場の選択肢が増えるところもメリットです。
キャリーカートを選ぶポイントは、大きく分けて3つあります。
【ポイント1】タイヤの大きさ・幅
キャンプ場やオフロードでは、タイヤの大きさはとても大切なポイント。タイヤが小さいと、荷物をより重く感じ、場合によっては走行できなくなります。オフロードに対応している、タイヤの径や幅が大きいものを選びましょう。また、キャンプ場には坂道が多いので、「タイヤロック機能」がついているものを選ぶと、斜面で手を離せます。
【ポイント2】汚れにくさ
テントや椅子やテーブルなど、使用後のキャンプ用品には、土や砂などがついています。本体は汚れにくく、多少水に濡れても問題ない、手入れしやすいものを選びましょう。
【ポイント3】組み立てやすさ
使いやすさも大事なポイント。両端を広げて中央の底面を押し込む「収束式」のものを選ぶと、組み立ても片付けも手軽です。
■ こいしさんおすすめ!「キャリーカート」
「信頼性の高いアウトドアメーカーのアイテムを選びました」とこいしさん。こいしさんおすすめのキャリーカート5つをご紹介します。
◆コールマン『アウトドアワゴンNXメッシュ』
王道アウトドアワゴンにメッシュタイプが登場!
こいしさん:アウトドアワゴンのパイオニアといえば『コールマン』。キャンプ用に開発されたアウトドアワゴンは、王道として多くのキャンパーから愛されています。『アウトドアワゴンNXメッシュ』のいちばんのおすすめポイントは、ボディにメッシュ素材を採用しているところ。細かい土や砂がメッシュのすき間から落ちるため、汚れが溜まりにくくなります。水を弾く底面のボードは水ぶきができ、お手入れも手軽です。
底面中央を引き上げ、たたんで収納。付属カバーをかけて収納も簡単。耐荷重約100キロ。
こいしさん:握りやすいオーバル型のハンドル、使いやすいしっかりしたタイヤ、収納しやすさなど、必要な機能がバランスよく搭載されています。これまでのワゴンより高さが15センチ短くなり、1.7キロ軽くなったところもうれしいポイント。より気軽に使いやすくなっています。
商品情報
コールマン『アウトドアワゴンNXメッシュ』
商品サイト:https://ec.coleman.co.jp/category/256/2247476.html
画像提供:ニューウェルブランズ・ジャパン合同会社
◆LOGOS『Tradcanvas 丸洗い長いモノOKキャリーカート』
椅子やテーブルなどの長物はおまかせ!
こいしさん:テーブルや椅子など、キャンプ用品にはたくさんの“長いモノ”があります。こうした長物は、多くの場合、キャリーカートに斜めに載せるため、デコボコ道では荷物が飛び出して、結果的に手で持って運ぶという残念な事態になることがあります。『Tradcanvas 丸洗い長いモノOKキャリーカート』は、その名の通り、カートの後部が開いて“長いモノ”を運べる画期的なデザイン。ユーザーの悩みをしっかり考えた、非常に使いやすいキャリーカートです。
本体生地は取り外しでき、丸洗いも可能。タイヤは坂道でも安心のロック機能付き。耐荷重105キロ。
こいしさん:生地が取り外しできて丸洗いできるところも大きな魅力。いつでも気持ちよく使えます。さらに、タイヤにロックがかかるところも秀逸です。細部までこだわりの視点でつくられていて、「さすがアウトドアブランド!」と納得するはず。今回紹介しているアイテムの中ではもっとも高額ですが、それも納得の充実ぶりです。キャンプやバーベキュー、公園ピクニックなどあらゆる場面で便利な、使いやすさが詰まったカートです。
商品情報
LOGOS『Tradcanvas 丸洗い長いモノOKキャリーカート』
商品サイト:https://www.logos.ne.jp/products/info/5746
画像提供:株式会社ロゴスコーポレーション
◆WAQ『アウトドアワゴンDX』
細部までとことんこだわった魅力満載のキャリーカート
こいしさん:WAQ(ワック)は、新鋭の国内アウトドアブランドです。アウトドアワゴンに非常に力を入れていて、キャンプ場でWAQのワゴンを見かけることが増えています。新商品の『アウトドアワゴンDX』の特徴は、本体が収縮すること。本体が上に伸びることで、椅子やテーブルなどの長物にも対応し、最大178Lまで積載できます。さらに、タイヤ幅は9.5センチと非常に大きいため、段差にも強く、荷物を快適に運べます。
タイヤ幅は業界最大9.5センチ。タイヤを取り外して車に載せられる。カラーは、コヨーテ×ブラック、チャコール×ブラックの2色展開。耐荷重200キロ。
こいしさん:タイヤを外して車にそのまま載せられるところも大きな魅力。車のトランクサイズが合えば、荷物を運ぶだけでなく、車内の収納ボックスとしても活躍します。取り外したタイヤを洗って清潔に保てるところもうれしいですね。細部までブランドのこだわりが詰め込まれた魅力満載のキャリーカートです。
商品情報
WAQ『アウトドアワゴンDX』
商品サイト:https://waq-online.com/products/waq-w1dx
画像提供:WAQ株式会社
◆HANAOKA『FLATCART 2x4』
2輪にも4輪にもなる2WAY仕様
こいしさん:クーラーボックスや調理器具だけはキャリーカートで運びたい。そんなニーズにぴったりなのが、台車メーカー・花岡車輌の『FLATCART 2x4』。一見するとおなじみの形ですが、なんとタイヤが折りたため、非常に薄くなります。車に載せるときや自宅で収納がとてもラクです。
2輪と4輪の2WAYタイプ。タイヤを折りたたむと薄さ13センチに。カラーは、ブルー、ブラックの2色展開。耐荷重は二輪台車時70キロ、四輪台車時120キロ。
こいしさん:2輪と4輪の2WAYで使えるところも便利です。ロープワークを学べば、クーラーボックスだけでなく、さまざまなものを載せられます。シンプルでスタイリッシュなデザインも特徴で、ギミック好きな方や、カッコいいもの好きがとくにハマるアイテムです。
商品情報
HANAOKA『FLATCART 2x4』
商品サイト:https://www.products.hanaoka-corp.co.jp/flatcart2x4
画像提供:花岡車輌株式会社
◆キャプテンスタッグ『楽々カゴキャリー』
差がつくキャンプサイトのコーディネイトに
こいしさん:かわいらしくて、ほかの人が持っていないキャリーカートをお探しなら、新潟県三条市のアウトドア用品ブランド・キャプテンスタッグの『楽々カゴキャリー』。イエローまたはレッドというパキッとした配色と、カゴというほかにはない質感が魅力。見た目のかわいらしさを優先したい、ちょっぴり差がつくキャンプサイトのコーディネイトを楽しみたい方におすすめです。
折りたたみ可能。部活や運動などのシーンでも活躍。カラーは、レッド、イエローの2色展開。耐荷重80キロ。
こいしさん:タイヤの向きが固定されているため小回りは利きにくいですが、駐車場からバーベキュー場まで椅子だけ運びたいときや、キャンプ場で薪を運ぶときなどにあると便利。荷物を運んだ後は、カゴの内側にゴミ袋を入れて即席のゴミ箱とし、調理後は再び荷物を運ぶために活用するという使い方もできます。公園などでスポーツを楽しむときにも役立ちますよ。
商品情報
キャプテンスタッグ『楽々カゴキャリー』
商品サイト:https://www.captainstag.net/products/UL-1003.html
画像提供:キャプテンスタッグ株式会社
■ 荷物運びをラクにして、大自然を満喫しよう!
キャリーカートを選ぶときは、「あらかじめ何を載せたいのかよく考えておくのがおすすめ」とこいしさんは話します。
「たとえば、寝袋など軽いものはバックパックに入れ、食材や飲み物、調理道具など重いものはキャリーカートに載せるなど、具体的にイメージしてみましょう。何を載せたくてキャリーカートを使うかよく考えておくと、便利なはずが、道具に使われてしまいラクにならない…という悲しい事態を避けられます。
ひとつだけ注意したいのが、メーカーが推奨している場合を除いて、キャリーカートには絶対に子どもを乗せないこと。思わぬケガにつながる可能性があるので避けてください。キャリーカートを荷物の運搬に上手に活用して、キャンプやバーベキューをよりラクに、より快適にしましょう!」
重い荷物から解放されれば、子どもとの時間がもっと楽しくなりそうですね。こいしさんのアドバイスを参考に、大自然で楽しく快適な時間を過ごしましょう!
取材・文:三東社
【プロフィール】
こいしゆうか
キャンプコーディネーター・漫画家。女性が自立してキャンプをする「女子キャンプ」の提唱者。メーカーコラボによるオリジナルテント「PANDA」などのデザインも手がける。雑誌やラジオ、テレビなどさまざまなメディアでキャンプの魅力を発信。『ゆるっと始めるキャンプ読本』(KADOKAWA)など著書多数。