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この連載では、お魚や水の生きものが大好きな子が自由研究や調べ学習・探究学習などで思わず試してみたくなるアイデアを紹介していきます。第一線で活躍する現役研究者の先生たちにヒントや方法を教わりながら、観察・工作・実験・フィールドワークを通じて「研究」を学ぶことができます。角川の集める図鑑GET!シリーズでも大好評『GET!魚』を監修した魚のスペシャリストの先生たちと一緒に、小学生が実際に取り組めて、学校などで発表できるものを紹介しますのでお楽しみに!![月1回更新予定]
家で飼っているいつものお魚でできる!
第4回 魚の昼と夜をくらべよう
お魚や水の生きものが大好きな子が自由研究や調べ学習・探究学習などで思わず試してみたくなるアイデアを紹介していきます。第4回はお魚の昼の姿と夜の姿をくらべる観察です。メダカやキンギョなど家で飼っているお魚について研究してみましょう。
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■おすすめの年齢
<小学校低学年から>
お魚や水の生きものが好きだと、家でお魚などの生きものを飼っている人もいるのではないでしょうか? 今回は家でお魚や水の生きものを飼育している人に向けた研究アイデアです。
水槽の中にいるだけでかわいくて癒されるお魚たち。実は昼の姿と夜の姿で様子が違うことも少なくありません。休日や夏休みなどの長いお休みの時は少し夜更かしをして、いつも見られない夜の姿を観察してみると思いがけない発見があります。
自由研究というと、さまざまな生きものたちの特徴や種ごとに比べることはよくあります。それ以外の方法として、1種類の生きものを時間帯ごとにじっくりと観察してみるという方法もあるのです。メダカやキンギョなど普段家で飼っているお魚たちを昼と夜という時間で見てみましょう。
■用意するもの
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・飼育しているお魚のいる水槽
・メモ用紙
・ペン
・100均やホームセンターで売っている赤色のフィルム
・スマートフォンや懐中電灯
■方法
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①昼間に水槽内のお魚をじっくり見ます
②動き、餌の食べ方、他の生きものたちとの関わり方などについて気付いたことをメモします
③夜間に水槽内のお魚を赤色のフィルムを貼ったスマートフォンや懐中電灯をつかって観察します(部屋の電気はなるべくつけないようにします)
④昼間にチェックしたことを改めて確認して、違いが無いか、あったらどこが違うかをメモします
■観察を終えたら図鑑をチェック!
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■先生からのアドバイス
多くの魚は赤色の光を感知することができないといわれています。夜にはフィルムを貼ったライトを使うことで、魚たちの夜の姿を観察することができます。普通のライトと赤いライトを両方試してみて、光の色に対する反応を比べてみても面白いかもしれません。
(文・監修=小枝圭太)
☞小学生のみんなにお薦めの本
『エルマーのぼうけん』(福音館書店)
エルマーがりゅうを助けるために冒険をするお話です。動物の生態を観察し、最適な道具を使用して問題を解決するエルマーの知識と勇気の冒険は、どこか研究に通じるものがあります。
■先生のプロフィール
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小枝圭太(こえだけいた)
1986(昭和61)年生まれ。琉球大学理工学研究科で学位取得。
博士(理学)。鹿児島大学総合研究博物館 特別研究員(PD)、台湾の国立海洋生物博物館 海外特別研究員、黒潮生物研究所 研究員、東京大学総合研究博物館 特任助教を経て、現在は琉球大学理学部海洋自然科学科生物系 助教として魚類に関する研究や教育活動に従事している。
研究室HPはこちら!!
『角川の集める図鑑GET!深海』が発売されます!!
学習図鑑『角川の集める図鑑GET!魚』に続き、待望の深海図鑑が発売されます。ヨメルバでも詳細をお伝えしていきます。