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文具ソムリエールが厳選!子どもにおすすめのノート5選

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ノートはどれも同じだと思っていませんか? 子どもの学習意欲アップや日常的な困りごとの解決にも、ノートは役立ちます。今回は、文具ソムリエールの菅未里さんが厳選したノートを5冊紹介します。



『キャンパスノート〈スマートキャンパス〉』
荷物を少しでも軽くしたいときに重宝する軽量タイプ

 発売から50年、累計販売冊数が37億冊を超える学習用ノートの代表格『キャンパスノート』。今回ご紹介するのは、従来のキャンパスノートよりも1冊の厚みを薄く、軽量化したノートです。


枚数は30枚のまま、中紙の軽量化を実現。


  • 菅さんのイチオシPOINT!

「タブレットを活用した授業も増え、子どもの荷物は重くなっています。少しでも荷物を軽くしたいというニーズに応えたのが『キャンパスノート〈スマートキャンパス〉』です。軽量化をめざして紙の密度を下げると、マーカーのインクがにじんだりすることがありますが、『キャンパスノート〈スマートキャンパス〉』は軽さと書き心地の両立を実現しています。子どもが使う鉛筆・ゲルペン・マーカーなど、多様な筆記用具との相性は抜群で、安心感があります。少しでも子どもの荷物を軽くしたいときはぜひ試してみてください」




教科や用途ごとに色分けして使える、グレー、黄、青、ピンク、緑の5色展開。5冊パックもあり。セミB5サイズ。


商品情報
『キャンパスノート〈スマートキャンパス〉(ドット入り罫線)』
商品サイト:https://www.kokuyo-st.co.jp/stationery/campus_smart/#item_03

画像提供:コクヨ株式会社

『ロジカル・スポーツノート』
トップアスリート監修のスポーツ専用ノート

「ノートに書く」ことは、勉強だけでなく、スポーツの上達にも役立ちます。『ロジカル・スポーツノート』は、目標設定をはじめ、日々のトレーニングや自身のコンディションなどを記録でき、達成度や課題などを振り返ることができるスポーツ専用ノートです。



その日のトレーニング内容、食事・睡眠の状況などのからだのコンディションも記録できる。


  • 菅さんのイチオシPOINT!

「習いごとや部活動などで運動をしっかりやっている子どもにおすすめなのが、『ロジカル・スポーツノート』。課題や練習内容、その日の振り返りを、1日1ページで記録できます。その日の食事や睡眠、体温、体調などの記録欄もあり、体調管理にも役立ちます。メジャーリーガー・大谷翔平選手の目標達成シートが話題となり、目標設定・計画・実践・振り返りの重要性が改めて注目されています。夢や目標を立てて、日ごろの生活から整えていきたいというときに最適な一冊です」




カラーは、ブルー・グリーン・イエロー・オレンジ・ピンクの5色展開。セミB5サイズ。


商品情報
『ロジカル・スポーツノート』
商品サイト:https://www.nakabayashi.co.jp/product/category/07/01/09/

画像提供:ナカバヤシ株式会社

『キャンパスノート(プリント貼付用)』
B5サイズのプリントがそのまま貼れる!

 学習用のノートといえばセミB5サイズが主流ななか、『キャンパスノート(プリント貼付用)』は、一般的なB5サイズよりひと回り大きいサイズです。この大きさに、使いやすさの秘密があります。



一般的なセミB5サイズ(写真下右)よりひと回り大きいサイズが特徴(写真下左)。


  • 菅さんのイチオシPOINT!

「学校の授業でプリントをノートに貼る場面は意外と多いもの。でも、B5サイズのプリントをノートに貼ろうとすると、どうしても数ミリはみ出してしまいます。プリントを小さく切るという解決策もありますが、原寸のまま貼れると手軽ですよね。そんなとき活躍するのが、『キャンパスノート(プリント貼付用)』。一般的なノートよりひと回り大きいため、B5サイズのプリントをそのまま貼り付けられます。『これほど余白がなくても』と思うかもしれませんが、この余白がポイント。プリントを貼ったあと、気づいたことやポイントをゆったり書き込めて学習を深められます」




ドット入り罫線タイプ30枚。中ページ4隅にはB5サイズのプリントを貼る目印付き。


商品情報
『キャンパスノート(プリント貼付用)』
商品サイト:https://www.kokuyo-shop.jp/sc/ProductDetail.aspx?pcd=4901480372938

画像提供:コクヨ株式会社

『意味順ノート』
英語ライティングのデビューにおすすめ!

 英語を学ぶ画期的なアイデアに基づいて開発された『意味順ノート』。文法用語を使わず、英語の語句の並び順を身につけられ、感覚的に英語を学習できます。



京都大学名誉教授・田地野彰氏が監修。英語の仕組みを視覚的に理解しやすいフォーマット。


  • 菅さんのイチオシPOINT!

「外国語活動が小学校3年生から必修化され、子どもが日常的に英語にふれる機会が増えました。子どもは耳がよく、発音上手だといわれますが、日本語と英語は文章の構造が大きく異なるため、英語ライティングを難しく感じる子どももいます。『意味順ノート』は、あらかじめ「誰が」「する・です」「どこ」「いつ」など、意味の順序を意識しながら書ける“意味順BOX”が記入されています。このガイドに沿って語句を書き込むと、英語の文の構造を文法用語なしで感覚的に理解できます。英語のライティングにトライしたい、もっと英語が上達したいというときに重宝します」




英語の学び始め、学び直しにも役立つ一冊。セミB5サイズ。


商品情報
『意味順ノート』
商品サイト:https://www.nippon-note.co.jp/lp/imijun/

画像提供:日本ノート株式会社

『QuizKnock クイズノック勉強計画ノート』
見通しを立てて勉強の達成感を味わえる

 東大卒クイズ王・伊沢拓司さん率いる知的エンタメ集団『QuizKnock』が監修した勉強計画ノートです。見開きに1週間分の計画を記入できます。



やることを整理して、1日を無駄にしないための計画をプランニング。いつからでもスタートできる日付書き込み式。


  • 菅さんのイチオシPOINT!

「子どもたちが習いごとや塾で忙しい日々を過ごすなかで、少しでも見通しを立てたり、達成感を味わったりする機会が設けられるといいですよね。そんなときに役立つのが『QuizKnock クイズノック勉強計画ノート』です。計画を立てることで落ち着いて学習に取り組め、日々取り組んだことが記録として残り、子どもの達成感につながります。TO DO管理だけでなく、その日の気分を書き込む欄もあるため、振り返りを通じてより良い勉強法を見つける助けにもなります。勉強計画系のノートはさまざまな種類がありますが、『QuizKnock クイズノック勉強計画ノート』はおしゃれすぎずシンプルで、罫の幅が広く使いやすいところが魅力。子どものスタディプランナーデビューにおすすめです」




ブラックとブルーの2色展開。セミB5サイズ。


商品情報
『QuizKnock クイズノック勉強計画ノート』
商品サイト:https://www.gakkensf.co.jp/productcat/product-05-child-05/

画像提供:株式会社学研ステイフル

 

■ ノートのサイズは思考のサイズ

 今回は、子どもが使いやすいセミB5サイズのノートを中心にご紹介しました。最近は手帳程度のミニサイズのノートの種類も増えていますが、とくに子どもの場合は「できるだけ大きめサイズのノートを選ぶのがおすすめ」と菅さんは話します。

「“ノートのサイズは思考のサイズ”といわれます。学校用のノートはランドセルの都合や学校の規定などにより選べないことがありますが、自宅で使うノートを選ぶときは、基本的には一般的なセミB5サイズ以上の大きさのものがおすすめです。A4サイズなどより大きなサイズにトライしてみるのもいいですね。最近は横向きA4サイズのノートもあるので、ぜひ一度試してみてください。余白があるとスペースにとらわれず、学習がはかどったり、深まったりするかもしれません」

 ノートは、文字を書くだけでなく、思考を整理するための大切なアイテム。新しいノートが、子どもの新たな学びへの一歩になるかもしれませんね。菅さんがおすすめするアイテムを参考に、より良い学習のパートナーとなる一冊を見つけてみましょう。


取材・文:三東社




【プロフィール】
菅未里(かん みさと)

文具ソムリエール。文房具販売・仕入れ担当を経て、文房具の専門家として独立。国内外で商品や売り場の企画・監修、メディア出演、メーカーのコンサルティング、執筆などを行っている。『毎日が楽しくなる きらめき文房具』(KADOKAWA)など、著書多数。


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