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「はじめてのこどもキッチン」発売記念!ワクワクドキドキ子どもたちだけのはじめての料理教室レポート


先日発売した子どものためのお料理本『よくできました!一生役立つ!はじめてのこどもキッチン』。ぜひ料理教室を開いてほしい!というリクエストにおこたえし、都内某所で著者の鈴木薫先生が子ども向けの料理教室を開催しました。
以前は子ども向けの料理教室を開いていた鈴木先生ですが、ご自身の子育てもあってしばらくお休みしていたため、開催は久しぶり。子どもたちも先生もドキドキの料理教室をレポートします!



今回は、4歳から10歳までの15名のお子さんが参加。手を洗い、エプロンを身に着けて、コの字型のカウンターに並びます。
まずはご挨拶から。これから作るメニューの説明を鈴木先生がします。みんなに作ってもらうのは「キャベツのポリぶくろづけ」「青のりコーンにぎり」、その後先生が「肉どうふ」を作ります。

「キャベツのぽりぶくろづけ」(⇒本の32ページ)は、ヨメルバでも紹介しているレシピ。手でキャベツをちぎってふくろに入れ、塩やとりガラスープのもとを加えてもみもみするだけ。ちぎったり、もんだりと、両手を使うので小さいお子さんにもおすすめのレシピ!
ちぎる作業は性格がでるでる。先生が食べやすい大きさ、このくらいと示していても、大胆にかなり大きめサイズにちぎる子もいれば、小さく小さくちぎって粗みじん切り?という子も。でも、大きさが違っても食べられるのがこの料理のいいところ!失敗はありません。


ていねいにキャベツをちぎる女の子たち



続いて「青のりコーンにぎり」(⇒本の23ページ)。こちらはあたたかいごはんに、水けをきったホールコーンと青のり、塩をまぜて、ラップでキュッと包むだけ…と、大人にとっては簡単そうに思えますが、子どもたちにはしゃもじを使って「切るように混ぜる」という作業が「?」。言葉で伝えるのが難しいので、先生が実際にしゃもじを立て、ごはんをつぶさないように混ぜるところを見せてくれます。ラップにのせて丸めるのは、みんな慣れているのかとても上手でした!


難しそうなところは鈴木先生がサポート。兄弟やお友達どうしで助け合う姿も。



ここまでで大体30分くらい経ち、そろそろ小さい子どもたちの集中力が途切れてきます。鈴木先生が少し大きな声で「おはなしを聞いてくださいね」と言って、今度は包丁を使って玉ねぎを切ったり、お鍋を火にかけたりなどして、「肉豆腐」(⇒本の58ページ)を作り始めると、また持ち直して、前を向きます。今回は年の差が離れた子どもたちが参加し、できることできないことの差はあるものの、先生のお話をきいたり、デモに興味をもって見てみたりというのは、あまり差はない様子。「おなかがすいたよー」と口にすることもあったけれど、最後まで全員がやり遂げました!


小さい子どもたちも、しっかり話を聞いています。



いよいよ待ちにまった試食タイム。今はみんな「黙食」が身についていて、あまり大きな声ではないけれど「おいしい!」とあちこちから聞こえてきました。
おなかがいっぱいになり、最初の緊張した表情はなくなって和やかな雰囲気に。見守っていた親御さんにも少しですが試食をしてもらい、さらに笑顔が広がりました。


みんなそろって「いただきます!」。「肉どうふ」は大好評で、おかわりする子も。



今回参加したお子さんの親御さんにもお話を伺ってみました。

「うちは男の子ふたりですが、男の子だって絶対に料理はできたほうがいい!と思っています。『はじめてのこどもキッチン』を見てすぐに、あれ作りたいこれ作りたいと言って、兄弟で卵焼き、おにぎりを作りました。4歳の弟はお兄ちゃんのお手伝いという感じでしたが、今日は弟のほうが目をキラキラさせて楽しそうでした。」
4歳・10歳男児のお母さま

「お料理教室はぜひ参加したいと思っていましたが、コロナ禍のため難しく…。今回はこのような機会を作ってくださってありがとうございました。子どもたちもとても楽しそうで、残さずにきれいに食べていました」
4歳女児・8歳男児のお母さま

「とてもおいしかったようで、肉どうふを4回もおかわりしていました(笑)。今まで飲食店の料理教室は参加したことがあるのですが、先生が教えてくださるというスタイルは初めて。最後まで集中して参加できてよかったです。また参加したいです!」
10歳女児のお母さま


お教室の様子を見ていて思ったのは、以前、鈴木先生がインタビューでお話されていた通り、子どもたちは意外とできる!ということ。大人が心配しているよりも、集中力や好奇心を発揮し、初めてのことにも自分たちなりのやり方で取り組み、なし遂げる力が備わっているのだと感じました。自分たちで作ったお料理をほおばる子どもたちは、とってもいい表情!きっと、おいしくてうれしくて、自信もついたから。
今回はお教室でしたが、もちろん家のキッチンでもできて、キャベツ一枚あれば始められるという身近で気軽なところが料理のよさ。親はできるだけ口も手も出さず、というのが、いちばん難しいことかもしれないな…と思いました。

【プロフィール】

鈴木 薫(すずき かおる)
 東京生まれ。小学校から短期大学まで立教女学院で学ぶ。4世代で暮らす大家族の中で育ち、家族で食卓を囲む大切さを育む。2000年に開いた鈴木薫料理教室、KID’SCLASSが評判となり、雑誌、TV、企業広告、商品開発、講習会などで活躍。東京マザーズクリニックの入院食を監修。「野菜でつまみ」「東京マザーズクリニックの慈愛ごはん」など著書多数。現在夫と双子の女の子、男の子の5人暮らし。



【書籍情報】


著者:鈴木 薫

定価
1,650円(本体1,500円+税)
発売日
サイズ
B5判
ISBN
9784041124116

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