KADOKAWA Group

Enjoy & Go out

遊び・おでかけ

日本現存最古の水族館でキトキトな生きものたちを愛でる!魚津水族館【富山県】 「角川の集める図鑑GET!とめぐる日本の水族館」第11回 


日本は世界で一番水族館が多い国ともいわれています。みんながよく行く水族館だけでなく、 日本全国にはたくさんの魅力的な水族館があります!水族館で実際にはたらく人から、 水族館の魅力や楽しさを教えてもらって、 魚や水の生きものの面白さを発見しよう!そして水族館へ行ってみよう! (毎月2回更新予定)

 

日本現存最古の水族館でキトキトな生きものたちを愛でる
魚津水族館【富山県】

連載第11回は角川の集める図鑑『GET!魚』でもアカムツ(ノドグロ)についてご協力をいただきました「魚津水族館」さん。富山県屈指の急流河川「早月川(はやつきがわ)」と富山湾に面した位置で、100年以上にわたり富山の海を見つめ続けてきた長く深い歴史のある水族館です。富山湾自体が日本三大深湾の一つともいわれ、非常に豊かな生態系に恵まれた海。ホタルイカ、シロエビ、ベニズワイガニ、ブリなどをはじめ、富山ならではの魅力的な生きものたちに出会えます。

∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵


日本一長い歴史の水族館
魚津水族館がお見せしているのは「富山の環境と水生生物」です。


三代目魚津水族館


 魚津水族館は1913(大正2)年に日本海側で最初の水族館として創設されました。その後、戦争による中断などがありましたが、現在の三代目まで一世紀に及ぶ歴史を誇っており、日本では「現存最古の水族館」とされています。


日本初のアクリル製トンネル水槽「富山湾大水槽」


最初にある「富山の河川コーナー」



富山にこだわる(調査&展示)


図鑑 富山のさかな


 富山県唯一の水族館として、富山にこだわった展示をしています。富山には標高3,000m級の立山連峰と水深1,000mを超える富山湾があり、源流から深海まで高低差4,000mの環境に暮らす魚などを展示しています。
 富山のフィールドで生物の生息状況を調査して展示に活かしています。河川や沿岸での生物調査の結果は記録して、報告や図鑑なども作っています。また、歴史が古いことから地元漁師さんたちのご協力もあります。

 


富山湾での観察会



発光生物


シンボルフィッシュ ホタルイカ&マツカサウオ 


 富山湾は発光生物の宝庫とされ、古くからのホタルイカが漁獲され、魚津水族館は展示や研究の場となってきました。また、初代魚津水族館でマツカサウオの発光が発見されており、両種が魚津水族館のシンボルフィッシュとなっています。


ホタルイカの発光



職員のこだわり


ヒキガエル類の水槽・解説板


富山湾産リュウグウノツカイの剥製


 富山の川や海を自分たちで調べ、関係者の協力も受け、得られた情報を解説板などで表現しています。展示を見て、疑問がでてきたら職員に質問してください。こだわりの答えが返ってくるはずです。
(文:館長 稲村修)

魚津水族館(うおづすいぞくかん)
公式ホームページ内も生きものたちを学ぶための工夫がいっぱいで、水族館ではたらく方々がSNSで発信する飼育・研究調査の様子も魅力的です。リュウグウノツカイやマツカサウオなど魚津水族館らしさのある生きものや特徴的な富山湾の環境をきっかけに、日本近海や自分の住む街にある海との違いなどを調べていくと面白いですよ。
〒937-0857 富山県魚津市三ケ1390
Tel:0765-24-4100
HP: 魚津水族館ホームページ
営業時間 9:00~17:00(最終入館16:30)

FB: 魚津水族館facebook
Instagram:魚津水族館 公式
YouTube: 魚津水族館公式チャンネル


【角川の集める図鑑GET!編集部からのお知らせ】

『角川の集める図鑑GET!魚』がついに発売しました!!



■特典動画がチラっと見られる図鑑PV動画はこちら

■図鑑を読みたい方はこちら


書籍情報


総監修:宮 正樹 監修:佐土 哲也 監修:小枝 圭太

定価
2,200円(本体2,000円+税)
発売日
サイズ
A4変形判
ISBN
9784041118535

紙の本を買う

電子書籍を買う


この記事をシェアする

特集

ページトップへ戻る