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文具ソムリエールがおすすめ!「整理がはかどる便利ファイル5選」

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たまりがちな学校や塾のプリントは、どう管理していますか? 必要なときすぐ見つけられるようにスッキリ整理しておきたいですよね。今回は、文具ソムリエールの菅未里さんが子どもがいる家庭におすすめする「整理がはかどる便利ファイル」5選を紹介します。

『Pasty(パスティ)クリアーファイル』
インテリアになじむやさしいカラーリング

 見ているだけで楽しくなる色合いの『Pasty(パスティ)クリアーファイル』。学生にヒアリングを重ねて誕生した、使いやすさとかわいさにとことんこだわったファイルです。



ポケット表面は凸凹エンボス加工が施され、中身の出し入れがしやすい設計に。ポケット数10枚、20枚、40枚の3パターンあり。


  • 菅さんのイチオシPOINT!

「原色のファイルが多いなか、『Pasty』シリーズはやさしいカラー展開が魅力。リビングのテーブルや棚に置いても違和感がありません。表紙と背表紙には3つの外ポケットがあり、ハガキやクーポン、支払い明細などをスッと収納できます。外ポケットは半透明なので、中身をパッと確認できるのもうれしいポイントです。表紙の外側には傷が目立ちにくいザラザラとしたシボ加工を、内側にはツルツルの鏡面加工を施し、内側には付箋やメモを貼り付けることができます。背は余白が大きめにとってあるので、マスキングテープにファイル内容を書いて貼っておけば、探したい書類をすぐに見つけられます」




20ポケットタイプは、上段左からピーチピンク、チェリーピンク、ラズベリーピンク、ブルーベリーパープル、下段左からソーダブルー、マスカットグリーン、レモンイエロー、バニラホワイトの全8色展開。


商品情報
『Pasty(パスティ)クリアーファイル』
商品サイト:https://bungu.plus.co.jp/pasty/lineup/clearfile/

画像提供:プラス株式会社

『クリヤーブックNOViTA(ノビータ)』
背幅が最大約8倍に広がる大容量ファイル

「かさばらない」をコンセプトに誕生した『NOViTA(ノビータ)』。「書類をたくさん入れると表紙が閉じない」「ファイルがふくらんで見苦しい」などの困りごとを解消し、発売以来リニューアルを経て15年以上愛されているロングセラー商品です。




  • 菅さんのイチオシPOINT!

「大容量かつ無駄なスペースをとらないところが最大の魅力です。背幅が変わるようにデザインされていて、中身が少なければスリムに、たくさん入れるとワイドに広げられます。ポケットは書類が入れやすい『ウェーブカット』加工を施していて、サッと書類を入れられるのもうれしいですね。学校や塾のプリント用としてはもちろん、子どもの絵や作品の保管にもおすすめ。保存したい書類が多い方にとくに試してほしいファイルです」




色は、上段左から青、黒、ライトブルー、下段左からライトグリーン、黄、オレンジの全6色展開。


商品情報
『クリヤーブックNOViTA(ノビータ)』
商品サイト:https://www.kokuyo-st.co.jp/stationery/clearbook/novita/

画像提供:コクヨ株式会社

『冷蔵庫ピタッとファイル(書類整理タイプ)』
ゴチャゴチャしがちな冷蔵庫まわりがスッキリ!

 学校の献立表やよく行くお店のクーポンなどを冷蔵庫にマグネットで貼っていませんか? 何枚も貼っているうちに大事な書類が行方不明になることも。そんな方に菅さんがおすすめするのが、『冷蔵庫ピタッとファイル(書類整理タイプ)』です。



マグネット式で冷蔵庫にファイルをペタッ。クーポン、チラシなどを入れやすいサイドポケット、A4サイズの書類が入るポケット4枚、A4書類をはさめる裏表紙のフラップなど収納機能が盛りだくさん。観音開きタイプの冷蔵庫には、折りたたんだ状態で使用可能。


  • 菅さんのイチオシPOINT!

「献立表やクーポンなど、冷蔵庫に貼っている散らかりがちな書類をスッキリ整理してくれるのがこちらのファイル。クーポンなどを出し入れしやすいサイドポケットに加え、A4サイズのヨコ入れポケットが4枚。ふだんは献立表ページを開いておき、お取り寄せした冷凍餃子を焼くときは『おいしい焼き方』を入れたページを開くなど、パラパラとめくって閲覧できます。来客時など生活感を出したくないときは、表紙を閉じると見た目がよりスッキリします。 スマホに情報を一元化している方もいるかもしれませんが、給食の献立表や習いごとの予定表など、よく見るものは貼っておくとやっぱり便利。冷蔵庫を開けるついでにチェックできるので、いいリマインドにもなりますよ!」




見開き時はほぼA3、折りたたみ時はほぼA4のサイズ感。色は、白・黒の2色展開。


商品情報
『冷蔵庫ピタッとファイル(書類整理タイプ)』
商品サイト:https://www.kingjim.co.jp/sp/refrigerator-file/

画像提供:株式会社キングジム

『こまごまファイル』
“折り紙やシールをまるっと収納!

 整理収納アドバイザー・水谷妙子さん監修で誕生した『こまごまファイル』。使い勝手のよさがSNSで話題となり、発売1ヵ月半で年間販売目標数を突破。『文房具総選挙2025』では総合3位・収納する部門1位に選ばれたアイテムです。




  • 菅さんのイチオシPOINT!

「折り紙やシールなどのこまごましたものって、どうにも散らかりがちですよね。そんなちょっとした子どもの持ちものをスッキリ収納できるのが『こまごまファイル』です。このファイルのすごいところは、開くと自立すること。子どもにとって、片手でファイルを開きながら、もう一方の手でものを出し入れをするのは意外と難しいものです。『こまごまファイル』は自立するので、両手を使って出し入れできます。『このポケットはシールコーナーにしよう』『こっちには折り紙を入れようか?』などと声かけして使えば、子どもが自分で整理整頓するきっかけにもなります。折り紙やシールだけでなく、ふりかけやインスタントスープ入れとして活用するアイデアも。ファイルごと子どもに手渡して、『今日はどれにする?』と選んでもらうのも楽しいですね」





今回紹介した『こまごまファイル』(写真上右)に加え、A4サイズ(写真上左)も登場。『こまごまファイル』は、白、ダークグレー、パステルブルー、パステルグリーン、パステルピンクの全5色展開。


商品情報
『こまごまファイル』
商品サイト:https://www.craypas.co.jp/products/other/056/243303.html

画像提供:株式会社サクラクレパス

『作品思い出ボックス』
思い出をコンパクトに、取り出しやすく収納

 手元には残したいけれど、どう収納するか迷ってしまう子どもの作品や賞状。サイズがまちまちで、平面のものもあれば厚みのあるものもあって、管理に困ってしまいますよね。そんな悩みを解決するのが『作品思い出ボックス』です。




大きい画用紙はクリアポケットに、ノートや成績表、やや厚みのある作品はA4じゃばら式ファイルに入れて、折り目をつけずに収納。賞状も筒ごとひとまとめにして本棚へ。


  • 菅さんのイチオシPOINT!

「最近は収納スペースの問題で、スマホで写真を撮って泣く泣く処分するという声も聞きますが、初めてもらった賞状や、初めて描いてくれた似顔絵などは、できるだけ手元に残しておきたいですよね。そんなときに重宝するのが『作品思い出ボックス』です。作品を折り目なく収納でき、ゴムバンドで留めたボックスは縦置き・横置きどちらも可能。背表紙には出し入れ用のフックが付いていて、取り出しやすさも魅力です。段ボールごとクローゼットにしまって見返さなかった思い出も、『作品思い出ボックス』に入れてリビングや子ども部屋などに置けば、思い立ったときいつでも見返せます。インテリアになじむ色合いで、置き場所を選ばないところもうれしいポイントです」




大・小2サイズ展開。小(写真左)は八つ切り・A3、大(写真右)は四つ切りの画用紙を収納可能。


商品情報
『作品思い出ボックス』
商品サイト:https://www.craypas.co.jp/products/other/254631.html

画像提供:株式会社サクラクレパス

 

■ 整理整頓の「強い味方」

 100円ショップなどで安価なファイルを手に入れられる昨今ですが、菅さんは「文房具メーカーのファイルはとにかく使いやすい」と話します。

「クリアーファイルのポケットがなかなか開かなかったり、ポケットやファイルの上下が裂けてしまったりという経験はありませんか? 文房具メーカーはポケットの素材にこだわっていて、一度使ってみると開きやすさ、裂けにくさを実感できると思います。価格だけ見ると高いと感じるかもしれませんが、いつもの使っているファイルに使いにくさを感じている方は、ぜひ文房具メーカーのファイルを試してください。圧倒的な使いやすさに驚くはずです。また、整理整頓や収納性を追求した品質は、片付けが苦手な子どもにとっても強い味方になります。使いやすさにこだわった文房具メーカーのファイルを、ぜひ使ってみてください」

 使いやすい便利ファイルを取り入れれば、書類の整理もグンと進みそうですね! 今回ご紹介した5つのファイルを、日々の暮らしにぜひお役立てください。


取材・文:三東社



【プロフィール】
菅未里(かん みさと)

文具ソムリエール。文房具販売・仕入れ担当を経て、文房具の専門家として独立。国内外で商品や売り場の企画・監修、メディア出演、メーカーのコンサルティング、執筆などを行っている。『毎日が楽しくなる きらめき文房具』(KADOKAWA)など、著書多数。


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