動物園の飼育員さんに聞きました!『野生動物と暮らしてみたら』連載第12回

動物と一緒に暮らしてみたい…と動物好きなら一度は夢見る世界! でも、実際はどんなことが起きているのか、動物たちのもっとも身近な存在である飼育員さんたちにお話しを伺いました。ご自身も大の動物好きという人気イラストレーター・伊藤ハムスターさんの4コママンガもお楽しみください!
第12回目は「キリン」について、高知県立のいち動物公園の小西克弥さん(飼育員歴32年)に教えていただきました。
※マンガの内容は、動物の生態を元にしたフィクションです。


Q:飼育していて困ったこと、大変なことはどんなことですか?
体が大きく、無理に言うことをきかせることは出来ないので、いろいろなことをならすのに時間や労力がかかります。
Q:どのようなことに気を付けて飼育していますか?
臆病で神経質なところがあるので驚かさないように気を付けています。
Q:うれしいのはどんなときですか?
時間をかけて信頼関係が築けたと感じたときはうれしいです。
Q:どれくらい懐きますか?
人の姿や声は聞き分けることができていると思います。 遠く離れたところ(100mほど)から声をかけても担当者だとわかると寄ってくることがあります。
Q:どれくらい賢いですか?
ある日、キリンが毎日通る場所をまったく移動しようとせず、よく見るとその通路のわきに小さなバケツが置き忘れられていました。それを目ざとく見つけ、警戒して移動しなかったようです。また、普段は届かない場所(高所)の木の葉が雨の日は雨の重みで下がってくる事がわかっていて食べようとします。
Q:一緒に暮らすとしたら…どんなことが起きそうですか?
2階のベランダに干していた洗濯物を引っ張られそうです。
高知県立のいち動物公園
こちらの園にいるアミメキリンは、名前の通り「網目(あみめ)」模様。サバンナを再現したという4000平方メートルにも及ぶ広大な展示場でのびのびと暮らしています。キリンは雨が苦手なので、天気のいい日に訪れるのがおすすめ。
高知県立のいち動物公園HP
〒781-5233
高知県香南市野市町大谷738
TEL:0887-56-3500
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- 【サイズ】A5判
- 【ISBN】9784041140413
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©野生動物と暮らしてみたら展