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子どもと一緒に行きたい! 東京・神奈川の水族館10選

東京・神奈川にある、海の近くの大型水族館から商業施設内の都市型水族館までを大特集。どれもメインとなる水槽展示をはじめ、それぞれ空間演出にこだわった施設ばかりです。ダイナミックかつユニークなイルカやアシカなどのショーも、光や音を用いたり、趣向を凝らしたものがあるので、あちこち行って見比べてみては? 

そして、子どもたちが喜ぶふれあい体験では、魚へのエサやりや小動物にタッチできるものなどいろいろあります。当記事で予習して、親子で一緒に楽しめる水族館へレッツゴー♪


ペンギン、クロマグロが人気の「東京都葛西臨海水族園」(東京都江戸川区)

「葛西臨海水族園」は、東京の海から世界の海まで、さまざまな環境を再現した水槽に500種以上の生き物を展示しています。2024年秋に改修工事を終えた「ペンギンの生態」エリアは、日本最大級の屋外展示場。フンボルトペンギン、フェアリーペンギン、オウサマペンギン、ミナミイワトビペンギンが見学できて人気です。

 2200トンの水量を誇るドーナツ型の大水槽で群泳するクロマグロも必見。姿・形、暮らし方が多種多様な、世界中の海の生き物を見ることができる「世界の海」エリアも見どころ。スタッフが世界各地の海で採集した、ほかでは見られない珍しい生き物もチェックしよう。

「東京の海」エリアでは、小笠原諸島や伊豆七島、東京湾の外湾部から内湾部の干潟まで、さまざまな環境を展示。2階のキャットウォークでは干潟に暮らす小さな生き物や、水槽上部の作業の様子を観察できますよ。


「ペンギンの生態」エリア。スポットガイド12:30~、エサの時間10:30~と15:00~


クロマグロの迫力ある群泳を観察できる「アクアシアター」


画像提供:公益財団法人 東京動物園協会

施設情報
住所:東京都江戸川区臨海町6-2-3/時間:9:30~17:00※入園およびチケットの販売は閉園1時間前まで/定休日:水曜(祝日の場合翌日)※一部の水曜は開園の場合あり、12月29日~1月1日 ※オウサマペンギン、ミナミイワトビペンギンは夏季(5~10月)に見学できない期間あり。最新の展示状況については公式HPでご確認ください
公式サイト:https://www.tokyo-zoo.net/zoo/kasai/

 

タッチ体験が楽しめる「新江ノ島水族館」(神奈川県藤沢市)

 目の前に相模湾が広がる“えのすい”では、「相模湾大水槽」が目玉。マイワシ約8000匹をはじめ、100種2万匹の魚たちを観察できます。水槽内ではダイバーによる2種類のショーを実施。そのうちの一つ、ダイビングショー「フィンズ」は、水中カメラで見たい(映してほしい)魚をリクエストできる参加型のショーです。

 幻想的な癒し空間「クラゲファンタジーホール」と、不思議な生活や体のつくりなどを学べる「クラゲサイエンス」という2つのクラゲ展示にも、子どもたちは興味津々です。サメやヒトデ、ウニの仲間などにふれることができるエリア「タッチプール」も大人気!

 屋外エリアの「ウミガメの浜辺」では、相模湾を回遊するアカウミガメ、アオウミガメを展示。土曜・日曜・祝日開催のプログラム「ウミガメにタッチ」(有料、4歳以上対象)では、給餌(きゅうじ)体験と甲羅(こうら)にふれる体験ができるのが魅力です。


相模湾に存在する岩場の環境をできるかぎり再現した「相模湾大水槽」


「ウミガメの浜辺」での体験プログラム「ウミガメにタッチ」の様子


施設情報
住所:神奈川県藤沢市片瀬海岸2-19-1/時間:9:00~17:00(最終入館16:00)※GW、夏休み、イベントにより変動あり/定休日:なし※施設点検等で臨時休館あり
公式サイト:https://www.enosui.com/

 

海中トンネルが名物の「マクセル アクアパーク品川」(東京都港区)

 多彩な演出で生き物の魅力を伝える“TOKYO最先端エンターテインメント”施設。ドルフィンパフォーマンスを行う「ザ スタジアム」や、クラゲに鮮やかな光と音の演出を加えた「ジェリーフィッシュランブル」などは注目です。

 人気エリアは海中トンネル「ワンダーチューブ」。世界で唯一展示されているドワーフソーフィッシュをはじめ、東日本ではここでしか見ることのできないナンヨウマンタなど約10種のエイの仲間が集っています。フィーディングタイムでは、ごはんを食べる姿を見られますよ。

 有料・事前予約制の体験型イベントも満載。「ワンダートークガイド」は、飼育員とゆっくりトークしながら、水族館の裏側を巡るガイドツアー。1日1組限定(定員5名)なので早めに予約を入れよう。イルカやクジラにさわることができる「イルカにタッチ」も好評(各回12組、1組4名まで)。愛らしいイルカに癒されてみませんか?


天窓からの自然光が差し込む、長さ約20mの海中トンネル「ワンダーチューブ」


バックヤードで行われる「ワンダートークガイド」。所要時間は約30分


施設情報
住所:東京都港区高輪4-10-30 品川プリンスホテル内/時間:公式サイト参照/定休日:なし ※「ワンダートークガイド」および「イルカにタッチ」はそれぞれご参加にあたり、条件や注意事項があります。詳細は公式HPでご確認ください。
公式サイト:https://www.aqua-park.jp/aqua/index.html


 

昼夜のイルカたちのパフォーマンスは必見!「横浜・八景島シーパラダイス」(神奈川県横浜市)

 日本最大級の水族館と遊園地がそろう“シーパラ”。アクアミュージアム4階「ライブスタジアム」では、シロイルカによる優雅な水中パフォーマンスなどが楽しめるデイライブ「Animal Life Live!(アニマル ライフ ライブ)」や、「音・光・映像」と「人・イルカ」が一体となる幻想的なナイトライブ「LIGHTIA(ライティア)」を特定日に開催。同1階「LABO5」の、国内最多飼育数5万尾のイワシたちが音楽に合わせて群泳する「スーパーイワシイリュージョン」もお見逃しなく。

 ふれあい体験で大好評なのが、「コツメカワウソのあくしゅ」(有料)。コツメカワウソにごはんをあげて、プニプニの手のひらにタッチできますよ。また、有料・事前申し込み制の体験プログラム「イルカとあくしゅ&ごはん」も実施。うみファーム内の「フィッシャーマンズオアシス」(入場料別途)では、魚釣り体験が可能(魚代別途、要整理券)。釣った魚を指定の店舗で調理して食べることもできるので、家族でいかが?


デイライブ「Animal Life Live!」のイルカたちによる豪快なジャンプ


「コツメカワウソのあくしゅ」は子どもたちにとって貴重な体験に!


施設情報
住所:神奈川県横浜市金沢区八景島/時間:10:00~17:30(最終入館17:00)※日・施設により異なる/定休日:なし
公式サイト:https://www.seaparadise.co.jp/index.html


 

“空飛ぶペンギン”が見られる「サンシャイン水族館」(東京都豊島区)

 日本初の都市型高層水族館。「天空のオアシス」をコンセプトに、大水槽「サンシャインラグーン」に展示されている45種類1500尾の魚に加え、カワウソ、ペンギン、アシカ、クラゲ、チンアナゴ、カエル、アザラシなどさまざまな生き物に出会えます。

 屋外エリアの幅約12mの水槽「天空のペンギン」では、都会のビルをバックにまるで空を飛んでいるかのように泳ぐケープペンギンの姿がフォトジェニック。「カワウソたちの水辺」水槽では、カワウソの仲間で最も小型のコツメカワウソが見られ、活発な動きや仕草などの魅力に癒されること必至です。

 クラゲエリア「海月空感(くらげくうかん)」内にある横幅14mの「クラゲパノラマ」は、国内最大級のミズクラゲ展示水槽。ゆったり浮かぶクラゲに、時間を忘れて見入ってしまいそう。屋外エリア「きらめきの泉」水槽では、エサやりができるエサカプセルを販売。カプセルにはエサのほか、お魚シール(全5種ランダム)が1枚封入されています。


「天空のペンギン」水槽。スタッフによるエサやりの時間の捕食シーンも見どころ


水槽の形状や水流、照明など空間全体にこだわったクラゲエリア「海月空感」


施設情報
住所:東京都豊島区東池袋3-1 サンシャインシティ ワールドインポートマートビル・屋上/時間:公式サイト参照/定休日:不定休※2025年は6月19日(木) ※土曜・日曜・祝日および特定日は入場制限を行っているので事前予約が必要
公式サイト:https://sunshinecity.jp/aquarium/


 

ふれあい体験が充実した「カワスイ 川崎水族館」(神奈川県川崎市)

「水族館とも、動物園とも、ちょっと違う」をコンセプトに、約300種以上の生き物が生活する多彩な展示ゾーンを展開。多摩川からオセアニア・アジア、アフリカ、南米まで、世界各地の美しい水辺や豊かな生態系を再現した空間が、屋内の2フロアに広がります。

 水辺の楽園「アグア・テラ」エリアでは、国内で2か所しか展示されていないオマキヤマアラシなど、多種多様な生き物がお出迎え。そのデッキエリアでは、オマキヤマアラシやナマケモノを近くで観察することができます。カピバラとふれあったり、エサをあげることもできるので、子どもたちも大喜び。

 土曜・日曜・祝日には「こども教室」(4~6歳推奨)を開催。カワスイクルーと一緒に五感を使って楽しめる無料プログラムで、生き物への興味関心を育みます。2025年7月に「カワスイ」は5周年、イベントや限定商品の販売などを予定しているのでお楽しみに!


最新のデジタル技術を活用して展示。写真は「パンタナル」エリア


オマキヤマアラシとふれあえるプログラム「アグア・テラ エリアガイドツアー」


施設情報
住所:神奈川県川崎市川崎区日進町1-11  川崎ルフロン9F・10F/時間:10:00~20:00(最終入館19:00)/定休日:不定休(川崎ルフロンの営業に準ずる)
公式サイト:https://kawa-sui.com/


 

赤ちゃんペンギンが間もなくデビュー!「すみだ水族館」(東京都墨田区)

 東京スカイツリータウン®内にある水族館では、ペンギンやシロワニなど、お子さんに人気の生き物を間近で観察できます。50羽以上のマゼランペンギンが暮らすのは、屋内開放型のペンギンプール。1日3回のゴハンタイムには、飼育スタッフが一羽一羽にゴハンをあげる様子が見られます。2025年4月にはマゼランペンギンの赤ちゃんが誕生。プールデビューは6月以降の予定です。

 オットセイは5頭を飼育。5階のオットセイトンネルから水槽をのぞくと、2022年に生まれたオットセイ「アテナ」が一緒に遊んでくれるかも!? クラゲが生まれてからの成長過程を観察ができるエリア「ラボ」は、自由研究に最適。現場で作業している飼育スタッフに、クラゲについて質問してもOKです。また、「アクアアカデミー」では無料で楽しめるワークショップを毎日開催。ぬり絵や工作などを通じて、生き物の特徴などを知ることができます。


小笠原諸島の海をテーマにシロワニやエイなど約45種450点の魚が泳ぐ大水槽


マゼランペンギンの食事シーンなどで個性を見分けるのも楽しみ方の一つ


施設情報
住所:東京都墨田区押上1-1-2 東京スカイツリータウン・ソラマチ5F・6F/時間:10:00~20:00、土曜・日曜・祝日9:00~21:00/定休日:なし※メンテナンスやイベント等により、入場できない場合あり
公式サイト:https://www.sumida-aquarium.com/index.html


 

イルカショーが大迫力の「しながわ水族館」(東京都品川区)

「水辺とのふれあい」をテーマにした“しな水”は、魚や海の生き物と身近に接して学べる「遊体験」を楽しめる空間です。入口すぐの「東京湾に注ぐ川」は、自然光が入る明るい展示エリア。水槽の位置も低く、小さなお子さんの水族館デビューにぴったり! 頭上をエイやウミガメたちが泳ぐ、全長22mのトンネル水槽では、海中散歩気分を味わえるでしょう。

 イルカショー、アシカショー、アザラシショーでは、スタッフと生き物たちが数々のコンビネーションを披露。一番人気のイルカショーはスタジアムのプールと客席の距離が近く、イルカの技が大迫力です。スタジアムには常に入れるので、ショーの時間以外もイルカを観察できるのが新鮮ですね。加えて、「えさやり体験」(有料、定員制。4歳以上対象)も実施。トンネル水槽の魚たちやアザラシなどにエサをあげる体験に、ちびっ子たちはワクワク♪


「東京湾に注ぐ川」ではミズナラの木の周りを観察すると魚などが見つかるはず


ダイナミックなジャンプが見もののイルカショー。着水した際の水しぶきが飛んでくるかも


施設情報
住所:東京都品川区勝島3-2-1/時間:10:00~17:00(最終入館16:30)/定休日:火曜(祝日、GW、春・夏・冬休みの場合営業)、1月1日
公式サイト:https://www.aquarium.gr.jp/

 

参加型企画が魅力の「相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら」(神奈川県相模原市)

 淡水魚や両生類・水生昆虫などを飼育展示する水族館です。展示水槽では、相模川のもつ魅力と豊かさを、約100種類の生き物の展示を通して紹介。その中の「流れのアクアリウム」では、相模川の水源から河口までの全長113㎞を、長さ40mの水槽で表現しています。「森のカエル水槽」はニホンアマガエルなどを展示。カエルたちの珍しい森での暮らしぶりがのぞけます。

 参加型の企画も豊富。「お魚にごはん」(有料)では、水中の様子も見やすくデザインされた屋外水槽で、捕食する川魚の様子をしっかり観察できますよ。未就学児と小学生を対象とした「ものづくりワークショップ」(一部有料)も開催。魚や生き物に関する工作などを行えるので、参加してみて。小さなお子さんには、タッチパネルで魚に色を塗りながら、生き物の体色や形について学習できる「お魚ぬりえ」がおすすめです。


川ゾーンの「流れのアクアリウム」。ヤマメ、ウグイなどを見つけてみよう


大人気イベント「お魚にごはん」。エサは粒とスティックの2種類を販売


施設情報
住所:神奈川県相模原市中央区水郷田名1-5-1/時間:9:30~16:30(最終入館16:00)/定休日:月曜(祝日、GW、春・夏・冬休み、年末年始などの場合営業)
公式サイト:https://sagamigawa-fureai.com/

 

観賞魚×アートの異空間!「UWS AQUARIUM GA☆KYO」(東京都港区)

 お台場の大型ショッピングセンター内で営業する「UWS AQUARIUM GA☆KYO(ユーダブリューエス アクアリウム ガキョウ)」。ここは、アースクリエイター・GA☆KYOのプロデュースにより、竜宮城や万華鏡など日本の伝統や伝説を5つのアクアリウム空間で表現したエンタメ施設です。

 エリア2「花魁~OIRAN」では、国産の金魚9種類を展示。生きた伝統芸術ともいえる個性豊かな金魚の魅力にふれてみましょう。エリア3「万華鏡~MANGEKYO」は、万華鏡をモチーフとした色とりどりの観賞魚をメインに、ミラーボールや絵画とかけ合わせたコラボ作品空間です。圧倒的な異空間に子どもたちも驚くはず。

 親子で楽しめるのは、エリア4「遊楽~YURAKU」のプロジェクションマッピングを使用したバーチャル金魚すくい。手をかざして金魚をすくい、出た運勢に応じて同エリア後方にあるカプセルトイを購入すれば、おみくじで占いができます!


エリア5「龍宮~RYUGU」は流木アートなども取り入れた奇抜な空間演出で魅了


エリア2「花魁~OIRAN」の金魚は日本観賞魚振興事業協同組合の会長がセレクト


施設情報
住所:東京都港区台場1-7-1 アクアシティお台場3F/時間:11:00~20:00、土曜・日曜・祝日11:00~21:00※アクアシティお台場の営業に準ずるため、営業時間が異なる場合あり/定休日:不定休(アクアシティお台場の営業に準ずる)
公式サイト:https://uws-gakyo.com


ふれあい体験&プログラムの参加方法は事前に確認を!

東京・神奈川には魅力的な水族館がいっぱいありますよね。子どもたちが魚や小動物とのスキンシップを通して、命の温もりや大切さを学べる各種ふれあい体験やプログラムは、どこの水族館も人気が高いです。なかには参加定員数が決まっていたり、事前予約制や先着順の場合も……。パパ・ママは、子どもたちのためにも事前に調べておきましょう!

ライター:小林智明


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