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仙台うみの杜水族館【宮城県】「角川の集める図鑑GET!とめぐる日本の水族館」第28回


日本は世界で一番水族館が多い国ともいわれています。みんながよく行く水族館だけでなく、 日本全国にはたくさんの魅力的な水族館があります!水族館で実際にはたらく人から、 水族館の魅力や楽しさを教えてもらって、 魚や水の生きものの面白さを発見しよう!そして水族館へ行ってみよう! 今回から、水族館さんからご紹介いただいた後に、日本全国の水族館を訪れ『全国クセすご水族館図鑑』でも大人気の「さかなのおにいさん かわちゃん」に水族館のおすすめポイントを教えてもらいます。(毎月1回更新予定)

 

東北最大級の大人気水族館!!
仙台うみの杜水族館【宮城県】

今月は「仙台うみの杜水族館」さんのご紹介です。





<海と人、水と人との新しい「つながり」をうみだす水族館>
仙台うみの杜水族館は、海と人、水と人との新しい「つながり」をうみだす水族館をコンセプトに、2015年に誕生した東北最大級の水族館です。豊かな三陸の海を再現した大水槽「いのちきらめく うみ」をはじめとした日本の海の展示や、世界の個性的な生きものたちの展示を通じて海の魅力をたっぷりとご体感いただけます。




<日本のうみ ―東北のうみ―>
1階では、地元の東北・三陸の海をはじめとした日本の海をテーマに、宮城の特産品であるマボヤをメインにした水槽「マボヤのもり」や、ヨシキリザメなどの三陸を代表する生きものたちを展示する「大漁 宝のうみ」エリアといった地域に寄り添った展示から、東北の海と人との「つながり」を伝えます。(※現在ヨシキリザメの展示は行っておりません。) 中でも注目は、マイワシやホシエイなど、50種3万点の生きものたちを展示する大水槽「いのちきらめく うみ」。幅14m、水深7.5mの圧巻のスケールで、豊かな三陸の海を再現しています。





<世界のうみ>
2階の「世界のうみ」ゾーンは、世界のさまざまな生きものたちのくらしを通じて、世界との絆や「つながり」を体感できる展示です。オセアニア・ヨーロッパ・アフリカ・アメリカ・アジアの5つのエリアに分かれており、地域ごとに個性的な生きものたちを展示しています。つぶらな瞳がキュートなツメナシカワウソや、白と黒のツートンカラーが魅力的なイロワケイルカなど、個性豊かな世界の生きものたちと出会うことができます。





<イルカ・アシカ・バードのパフォーマンス「STADIUM LIVE」>
イルカ・アシカ・バードのパフォーマンス「STADIUM LIVE」は、生きものたちの生態や特徴を最大限に活かしたパフォーマンスで、海や生きものたちとの「つながり」を体感できます。パフォーマンスが繰り広げられる「うみの杜スタジアム」は、約1000人を収容できる東北最大級のスタンドで、プールにはアクリル面がなく、生きものたちの躍動感をたっぷりと楽しめます。




<うみの杜ビーチ –PENGUIN LIFE->
「うみの杜ビーチ –PENGUIN LIFE-」は、ケープペンギンが多く生息する保護区である南アフリカの“ボルダーズビーチ”をモデルに、まるで生息地を訪れたかのような一体感や臨場感を体感できる環境一体型展示です。生息地を再現することで、ペンギンたちが暮らしやすい環境となるだけでなく、“ボルダーズビーチ”のようにペンギンと人が共存できる場を目指しました。これまでの展示では見ることのできなかったペンギンたち本来の行動や、巣作り・子育てなどのペンギンたちの生活の様子を間近でご覧いただくことで、ペンギンとの「つながり」をご体感いただけます。
 




(文=広報 板橋瑠花)

 






☞ さかなのおにいさん流!仙台うみの杜水族館のココがオモロい!!


どうも!全国の水族館をまわる、さかなのおにいさん かわちゃんです。
ここからイラストでさかな&水族館好きとしての見どころを紹介したいと思います。



なんといっても入り口から「仙台へようこそ!」歓迎のメッセージを感じます。
頭上にならぶのは…東北の名産ホヤ!



マボヤの森をくぐって東北の海へと潜っていきます。
ご家族連れの方におすすめなのはスタジアムライブ!



ライブだけでなく、珍しいイルカの姿も!
日本では鳥羽水族館とここでしか会えない「パンダイルカ」と呼ばれるイロワケイルカです。
白黒の模様がとても可愛いですね〜!!



僕はここに来る度、思い出す話があります。
うみの杜水族館ができる前、宮城県にはマリンピア松島水族館がありました。東日本大震災によって建物にダメージを受け、その後継館としてうみの杜水族館が生まれたのです。

今でも海に近づけないトラウマを持たれた地元の方々に「海は怖くないよ」と、当時マリンピア松島で被災されたスタッフの方たちが今も水槽を作っていると伺いました。

大水槽を眺めていると、差し込む日差しに輝く魚群の美しさとリアス式海岸の豊かさに「海は奪うだけでなく与えるものでもあるんだ」と感じるのです。



そんな大水槽の名前は「いのちきらめくうみ」
言葉では届かない想いを伝えている、水族館の意味と素晴らしさを教わりました。

水族館がこれからも身近な自然への入り口としてあり続けますように。
ぜひみなさんも楽しい水族館と美味しいさかなを食べに仙台へ行きましょう!

 


「さかなのおにいさんかわちゃん」プロフィール


かわちゃんさんと「全国クセすご水族館図鑑(中央公論新社)」

さかなのおにいさん かわちゃん(川田一輝)
1990年生まれ。さかなたちの“オモロい”生態や海の大切さをイラストや歌で伝えることで、子どもの好奇心を育てる活動をしている。子ども向け番組「シナぷしゅ」で「おさかなしりとりずかん」「たってすわってたちうおバンザイ」の作詞作曲・うた・イラストを制作。著書に『ツッコミたくなるおさかな図鑑』、『すしぞくかん』、『全国クセすご水族館図鑑』。また川田一輝としてラジオDJ・声優でも活動している。最新刊の魚の探し絵本『おさかなさがしえずかん』が大好評発売中!


 

仙台うみの杜水族館
宮城県仙台市にある東北最大級の水族館。豊かな三陸の海を再現した大水槽をはじめとした日本のうみの展示や世界の個性的な生きものの展示を通じて、海の魅力を体感できます。イルカ・アシカ・バードのパフォーマンス「STADIUM LIVE」は、臨場感をたっぷりと楽しめます。
また、三陸を代表する魚種であり「世界一美しいサメ」と呼ばれるヨシキリザメの飼育に挑戦し、国内飼育最長記録を保持しているなど、地域に寄り添った展示や取り組みに力を入れている水族館です。

住所:〒983-0013 宮城県仙台市宮城野区中野4丁目6

電話:022-355-2222
公式HP
https://www.uminomori.jp/umino/index.html  
営業時間:9:00~17:30(最終入館17:00)※時期により変動あり。

公式SNS
X(Twitter):https://twitter.com/sendaiuminomori
Instagram:https://www.instagram.com/uminomori_official/
LINE:https://line.me/R/ti/p/DWJjNN2ZWY
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCxI5Dn0i7ACI_0GSic4tqHw



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