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遊び・おでかけ

電車好きの子どもと一緒に行きたい! 関西の鉄道スポット10選

鉄道ファンは「鉄(テツ)」と呼ばれますが、中でも子どもの鉄道ファンのことは「子鉄(コテツ)」と呼ばれます。それくらい鉄道にひかれる子どもは多いもの。子どもが好きなものを目の前にして喜ぶ姿は微笑ましいですね。鉄道について深く知れる施設や、車両が置かれた公園など、子鉄大満足間違いなしの関西の施設や公園をご紹介します。

貴重な54両を収蔵! 20両もの蒸気機関車が並ぶ「扇形車庫」が見逃せない「京都鉄道博物館」(京都府京都市下京区)

 日本最大級の鉄道ミュージアムである「京都鉄道博物館」。梅小路蒸気機関車館を拡張リニューアルして2016年にオープンしましした。「地域と歩む鉄道文化拠点」をコンセプトに、「見る、さわる、体験する」をテーマとし、誰もが鉄道について楽しみながら学べます。
 蒸気機関車から新幹線まで54両を収蔵しており、“デゴイチ”の愛称で親しまれる蒸気機関車の「D51形1号機」、国鉄を代表するボンネット型の特急電車「クハ489形1号車」や初代新幹線の0系などがあります。蒸気機関車がずらりと並ぶ「扇形車庫」は国指定の重要文化財です。本物の蒸気機関車が牽引する客車に乗車できる「SLスチーム号」(乗車料金 高校生〜一般は300円、3歳〜中学生は100円)、横幅30メートル、奥行き10メートル、全部のレールを繋ぎ合わせると約1キロにもなるという壮大な鉄道ジオラマには、大人も夢中になるでしょう。

  


本館入り口には国の重要文化財に指定されたタンク式蒸気機関車を展示。鉄道の歴史を感じられる車両が多数あります 写真提供=京都鉄道博物館


駅のプラットフォームをイメージした全長約100メートルのプロムナード 写真提供=京都鉄道博物館


施設情報
住所:京都府京都市下京区観喜寺町
電話:0570-080-462(10:00〜17:00)
時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)
定休日:水曜日(祝日、学休期間は開館)、年末年始ほか
料金:一般1500円、大学生・高校生1300円、中学生・小学生500円、幼児(3歳以上)200円
公式サイト:https://www.kyotorailwaymuseum.jp/

 

日本で現存する一番古い駅舎が見学できる! 大きなジオラマが圧巻の「長浜鉄道スクエア」(滋賀県長浜市)              

 明治時代、滋賀県長浜市は神戸・大阪の太平洋側から敦賀・北陸の日本海を結ぶ鉄道交通の要所でした。その歴史を感じられるのが「長浜鉄道スクエア」です。石灰コンクリート造り2階建てで、日本で現存する一番古い駅舎である「旧長浜駅舎」、長浜の鉄道史を紹介する「長浜鉄道文化館」、D51形蒸気機関車とED70形交流電気機関車を展示した「北陸線電化記念館」の3つの館から成り立っています。
 子どもにおすすめなのが「北陸線電化記念館」でできるSL・機関車運転台体験。駅長の制服試着もできるので、駅長になりきって記念撮影ができます。「長浜鉄道文化館」には鉄道や乗り物の絵本を置いたコーナーや、Nゲージよりも大きい1/87サイズのHOゲージのジオラマコーナーがあり、こちらも人気。展望デッキに出れば、目の前を北陸線の電車が駆け抜けます。


日本初の新橋〜横浜間を鉄道が走ってから10年経った1882(明治15)年に完成した旧長浜駅舎。中は当時の様子を再現しています 写真提供=長浜鉄道スクエア


D51形793号 蒸気機関車とED70形1号 交流電気機関車が展示されている「北陸線電化記念館」。どちらも運転席に座れます 写真提供=長浜鉄道スクエア


施設情報
住所:長浜市北船町1-41
電話:0749-63-4091(9:30〜17:00)
時間:9:30〜17:00(最終入館は16:30)
定休日:12/29〜1/3
料金:大人500円、小中学生200円
公式サイト:https://kitabiwako.jp/tetsudou/

 

運転シミュレーターなどの鉄道にまつわる体験が楽しい「福知山鉄道館フクレル」(京都府福知山市)           

 山陰本線、福知山線、舞鶴線、京都丹後鉄道の4路線が乗り入れるハブ駅であることから、「鉄道のまち」と呼ばれる福知山市。鉄道と共に発展してきた福知山の歴史と歩みを紹介する施設なのが「福知山鉄道館フクレル」です。子どもが楽しめる工夫が随所に施されており、壁をタッチすると線路や街が描き出されるインタラクティブウォールや、電車の運転ができる運転シミュレーター(1回300円)、SLの機関助士の体験ができるコーナーなどがあります。また、毎週土・日曜・祝日には福知山SL保存会(旧国鉄OBなど)による「館内案内ガイド(語り部)」を実施しており、展示の解説や当時の話を聞くことができるので、より深く鉄道のことを知るチャンスです。
 徒歩11分の距離には「福知山鉄道館フクレル別館」(入場無料)があり、蒸気機関車C5856を展示しているので、足を延ばすのもおすすめです。


福知山駅の高架前、高架後の様子を再現したジオラマ模型。機関車の動輪も展示されています 写真提供=京都府福知山市


福知山の街中を走る運転士気分が味わえるシミュレーター(1回300円)。安全運転を心がけよう! 写真提供=京都府福知山市


施設情報
住所:京都府福知山市字岡ノ32-20
電話:0773-48-9226
時間:9:00〜17:00(最終入館は16:30)
定休日:火曜(祝日の場合は翌日休)、12/28〜31、1/4〜6
料金:大人500円、子ども(小・中学生)250円 ※未就学児は無料、運転シミュレーター1回300円
公式サイト:https://www.city.fukuchiyama.lg.jp/soshiki/25/fukurail.html

 

京都市内の名所も再現!さまざまな車両が走り巨大ジオラマが堪能できる「ジオラマ 京都 JAPAN」(京都府京都市右京区)

 JR山陰本線の旧線路を活用した観光列車「嵯峨野トロッコ列車」のトロッコ嵯峨駅構内にあるジオラマ施設「ジオラマ 京都 JAPAN」。清水寺や金閣寺、東寺といった京都を代表する名所の数々が精巧に再現されたジオラマの中を、さまざまな種類の鉄道模型が走ります。ジオラマは縦12.3メートル、横17.3メートルもあり、西日本最大級の規模です。ジオラマを走るのは約1/80サイズ、レール幅16.5ミリの16番ゲージの車両。よくあるNゲージ(1/150サイズ、レール幅9ミリ)よりも大きくなるので、迫力ある光景が広がります。
 1日3回(10時半、13時半、15時半)、夜の風景になる天体ショーを実施。ドーム型の天井には17種類の星座が輝きます。ジオラマを横断するように設置された陸橋からジオラマを見下ろせば、ロマンチックな気分に浸れます。


美しい星空と灯りが幻想的な雰囲気の天体ショー 写真提供=嵯峨野観光鉄道


細部まで作り込まれたジオラマが見事。京都市内の観光名所も再現されているので、探してみるのも楽しいです 写真提供=嵯峨野観光鉄道


施設情報
住所:京都府京都市右京区嵯峨天竜寺車道町
電話:075-871-3994(9:00~17:00)
時間:9:00〜17:00(最終入場16:30)
定休日:不定休
料金:大人530円、小児(6歳〜12歳未満)320円 ※未就学児は無料
公式サイト:https://www.sagano-kanko.co.jp/spot/88/

 

“ガチャコン電車”の愛称で親しまれる近江鉄道に詳しくなれる!「近江鉄道ミュージアム」(滋賀県東近江市)

 電車の走行音が「ガチャコン」と聞こえることから、「ガチャコン電車」という愛称で親しまれている近江鉄道。日本で最も古い私鉄のひとつで、八日市駅構内2階には、近江鉄道の歴史や沿線の魅力を伝える「近江鉄道ミュージアム」があります。2025年5月に大規模リニューアルを果たしました。近江鉄道沿線の5市5町の観光名所を紹介するジオラマや、台湾鉄路局と近江鉄道が姉妹駅協定を結んでいることから作られた台湾鉄路を紹介するコーナーが新設されました。
 興味深いのは行先表示器操作体験ブース。近江鉄道で実際に使用していた行先表示器を自分の好きな行先に変更することができます。レトロな鉄道の魅力を感じることができます。


かつて使われていた小道具なども展示しています 写真提供=近江鉄道


リニューアルを契機に新設された、近江鉄道沿線ジオラマ 写真提供=近江鉄道


施設情報
住所:滋賀県東近江市八日市浜野町1-1 八日市駅2階(改札内)
電話:0749-22-3303
時間:10:00〜16:00
定休日:なし
料金:無料 ※駅改札内のため、来館のみの場合は駅の窓口で「ミュージアム記念入場券」を受け取る
公式サイト:https://www.ohmitetudo.co.jp/railway/fan/museum/

 

園内のいたるところから電車が見られる! 大型の汽車型複合遊具が楽しい「明和池公園」(大阪府摂津市)

 JR千里丘駅と岸辺駅の中間あたりにある「明和池公園」。路線沿いにあることから、園内のいたるところで行き交う電車を眺めることができます。線路沿いには遊歩道が整備されているので、散歩しながら電車を間近で見られます。
 公園は大きく広々とした多目的広場と遊具が置かれた多目的施設広場に分かれています。多目的施設広場には未就学児向け遊具と小学生向け遊具とあるので、さまざまな年齢の子どもが楽しめるようになっています。電車好きの未就学児におすすめなのが、滑り台や雲梯(うんてい)、平均台などが組み合わさった大型の汽車型複合遊具。自然とさまざまな運動ができます。幅広の滑り台やボルダリングができる複合遊具、水車、ミストフレーム(冬季は使用休止)などもあります。


汽車型複合遊具の先頭についているプレートには「B 1966-11-1」と。これは摂津市の誕生日! 写真提供=大阪府摂津市


園内にある距離標。電車が見える公園らしく、鉄道モチーフのデザイン 写真提供=大阪府摂津市


施設情報
住所:大阪府摂津市千里丘新町2
電話:06-6383-1591(摂津市市役所建設部水みどり課)
時間:24時間
定休日:なし
料金:無料
公式サイト:https://www.city.settsu.osaka.jp/soshiki/kensetsubu/mizumidorika/kouen/1394.html

 

廃線になった三木鉄道を偲べるスポット。農産物直売所や食事処もある「三木鉄道記念公園」(兵庫県三木市)              

 1970〜2000年代にかけて地域交通を支えていた三木鉄道。2008年に廃線となりましたが、鉄道の歴史を伝え、地域交流の拠点となるべく旧三木駅跡を中心に「三木鉄道記念公園」として整備されました。園内にある「三木鉄道ふれあい館」では、旧国鉄時代を含む三木鉄道で使われていた物品や、写真展示をしています。
 おすすめなのは、土·日曜の10〜15時で利用可能なサイクルトロッコ。多目的広場に沿って約200メートルの路線上を三木鉄道の車両を模したサイクルトロッコで走ることができます。自転車のように漕ぐ必要があるので、小さな子どもを乗せる場合は、大人が運転するのがよいでしょう。
 旧三木駅の車庫を改修した「MIKI夢ステーション」では、農産物直売を実施。金曜日には地元食材を使ったお食事処が開いているので、立ち寄ってみては。


電車こそ走っていないものの、踏切や三木鉄道で使われていた物品などが展示されており、見応えがあります 写真提供=兵庫県三木市


無料でできる自転車のように漕いで進むサイクルトロッコ。土日10時〜15時のみ利用可、定員4名 写真提供=兵庫県三木市


施設情報
住所:兵庫県三木市福井2-12-42
電話:0794-82-2000(兵庫県三木市観光振興課)
時間:三木鉄道ふれあい館10:00〜16:30、MIKI夢ステーション10:00〜16:30(お食事処は金曜10:00〜15:00)
定休日:なし ※三木鉄道ふれあい館は月・木曜、MIKI夢ステーションは木曜
料金:入場無料
公式サイト:https://www.city.miki.lg.jp/soshiki/33/3001.html

 

ラピートの先頭車両模型やチンチン電車がある!電車以外の乗り物も充実の「浜寺公園交通遊園」(大阪府堺市)

 1873(明治6)年に造られた大阪で最も古い公園である「浜寺公園」。「日本の名松100選」に選ばれた約4000本のクロマツや、珍しい日本庭園風のばら庭園でも有名です。園内にはドームの上で跳ねたり滑ったりできるふわふわドームや、約40メートルのロングスライダーがある南児童遊戯場など子どもが喜ぶスポットが数多くあり、「浜寺公園交通遊園」もそのひとつで、さまざまな乗り物で遊ぶことができます。
 入り口では特急ラピートの先頭車両模型がお出迎え。園内には路面電車である“チンチン電車”(阪堺電軌モ121形130号)や、蒸気機関車のD51が展示されています。パンダなどのかわいい動物型のバッテリーカー(1回100円)や、さまざまな車を模した乗用ラジコンカー(1回200円)もありますが、中でも人気なのが坂やカーブもある760メートルのハイウェイコースを運転するゴーカート(1回300円)。大人も同乗可能で、補助席にもハンドルが付いているため、小さな子どもでも運転気分が味わえると評判です。


その独特なデザインから“鉄仮面”と呼ばれる特急ラピートの先頭車両模型がお出迎え 写真提供=浜寺公園


“デゴイチ”として知られる蒸気機関車のD51が保存展示されています 写真提供=浜寺公園


施設情報
住所:大阪府堺市西区浜寺公園丁
電話:072-261-8696
時間:9:00〜17:00(乗り物は10:00〜)
定休日:火曜(祝日の場合は翌日休)
料金:入園無料、ゴーカート1回300円、定置式遊具1回100円、バッテリーカー1回100円
公式サイト:https://hamadera.osaka-park.or.jp/

 

上手に運転できたか採点してくれる! ミニ電車を自分で運転できる「万博記念公園」(大阪府吹田市)

 1970年に開催された日本万国博覧会(大阪万博)の跡地に整備された「万博記念公園」。広大な敷地内には自然文化園や日本庭園を中心に、太陽の塔や博物館、遊具広場などがあり、四季折々の自然が楽しめます。
 鉄道好きにおすすめなのが、2024年9月に自然文化園の夢の池の西側にオープンした「トライ・トレイン」。本物の電車さながらに速度調整レバー、ブレーキレバーがあり、自ら操縦することができます。線路上では速度制限や警笛、中間駅での停車などの指示が出るので、それに従って運転しましょう。終点では操縦がうまくできたか100点満点で採点がされます。自動制御されているので、指示通りの運転ができなくても安全です。
 トライ・トレインの周辺には大きな砂場を海にみたてた遊び場や芝生広場があるので、公園遊びを満喫することができます。


2024年9月にオープンしたトライ・トレイン。運転技術を競えるとあって、大人もハマりそう 写真提供=一般財団法人自転車センター


トライ・トレインの車両は全部で4種類。定員は4名で、操縦できるのは1人 写真提供=一般財団法人自転車センター


施設情報
住所:大阪府吹田市千里万博公園
電話:公園全般0570-01-1970/トライ・トレイン06-6875-6643(自転車センター万博事業所 サイクルボート事務所)
時間:9:30〜17:00(最終入園は16:30、トライトレインの最終受付16:40)
定休日:水曜(祝日の場合は翌日休)、年末年始 ※4/1〜5/2、10・11月は無休、トライ・トレインは自然文化園に準ずる ※12・1月は臨時休業あり、詳細はホームページ確認を
料金:自然文化園・日本庭園共通入園料大人260円、小中学生80円
別途トライ・トレイン1周500円 ※小学生未満は保護者同伴で利用可、0〜2歳は無料 
公式サイト:https://www.expo70-park.jp/facility/play/try_train/

 

桜の名所としても有名! 0系新幹線と電気機関車の内部公開をしている「新幹線公園」(大阪府摂津市)

 「新幹線公園」は、JR貨物ターミナルである鳥飼車両基地近くにある公園です。その名の通り、園内には実物の鉄道車両が置かれています。一両は東海道新幹線の開業当初から走っていた0系新幹線。もう一両が戦後の代表的な機関車であるEF15型電気機関車です。毎週日曜日の10時〜12時、14時〜16時には内部公開も実施しています。0系新幹線は運転席だけではなく客席に座ることもできるので、ノスタルジーな気分にひたれそうです。内部公開は予約不要ですが、混み合う時は人数制限をすることもあるので、時間に余裕を持っていくのが安心です。
 公園まではモノレール摂津駅、南摂津駅から徒歩13分。モノレールの車中では、車両基地を見下ろせるのでお見逃しなく。公園の専用駐車場はないので、車で来園する場合は市役所駐車場を利用しましょう(市役所駐車場から徒歩8分)。


「団子鼻」と呼ばれる丸い先頭形状が特徴の0系新幹線。公園に置かれているので無料で見学できるのがうれしい! 写真提供=大阪府摂津市


桜の名所としても有名。春は電車と桜のコラボが楽しめます 写真提供=大阪府摂津市


施設情報
住所:大阪府摂津市安威川南町
電話:06-6383-1591(摂津市市役所建設部水みどり課)
時間:公園は24時間、展示車両の内部公開は毎週日曜10:00〜12:00、14:00〜16:00 ※5/5(祝)は曜日にかかわらず公開を実施、12/29〜1/3は曜日にかかわらず内部公開は休止
定休日:なし
料金:無料
公式サイト:https://www.city.settsu.osaka.jp/soshiki/kensetsubu/mizumidorika/kouen/623.html

 

親子で楽しめる鉄道スポットでもっと鉄道が好きになる!

鉄道にまつわる体験ができる施設から、遊具が豊富な公園まで紹介しました。屋内施設ならば、季節や天気に左右されずに遊べますし、公園ならばのびのびと走り回って体を使った遊びができるので、それぞれの良さがありますね。子どもの年齢や好みに応じて行き先を決めてもいいかもしれません。親子で楽しい時間を作って、より鉄道好きになってみてはどうでしょう。


ライター:西連寺くらら


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