もうすぐ春休みを迎え、いよいよ本格的なおでかけシーズンが到来! そこで今回は子どもたちがみんな大好きな公園を特集。関東・および近郊にある、一日中遊んで過ごせる総合公園をはじめ、12スポットを選んでみました。
アスレチックやアトラクションが充実している、小動物と触れ合える、お花を眺めながら散策できる、さらに人気キャラクターに出会えるなど、入園料ありのコストパフォーマンスの高い、いろんなタイプの公園をそろえたので、どこに行こうか迷っているパパ・ママはぜひ参考にしてくださいね。子どもたちと一緒に遊びまくり、大満足の春の休日を過ごしましょう♪
全国区の人気を誇る「ふなばしアンデルセン公園」(千葉県船橋市)
「アンデルセン」の名称は、船橋市の姉妹都市デンマーク・オーデンセ市生まれの童話作家に由来。園内は、のびのび遊べる「ワンパク王国」や19世紀のデンマークの牧歌的風景を再現した「メルヘンの丘」、モノづくり体験が楽しめる「子ども美術館」など、5つのゾーンで構成され、まさに一日中遊べる総合公園です。
「ワンパク王国」ゾーンでは、ダイナミックにすべり降りるローラ―スライダーなどを併設した「ワンパク城」と、船橋の民話に登場する“じゅうえもん”をモチーフとした複合遊具の「じゅえむタワー」が子どもたちに大人気。さらに同ゾーンでは、4コース計100種の遊具が点在する「森のアスレチック」、水深約50㎝の水遊び場もある「芝生広場」などでも遊ぶことができます。ヤギやウサギ、モルモットなどの小動物に出会える「どうぶつふれあい広場」、アトリエプログラム(有料)を開催する「子ども美術館」といった貴重な体験ができる施設にも注目です。
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大型複合遊具の「じゅえむタワー」
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ローラ―スライダーが魅力の「ワンパク城」
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「どうぶつふれあい広場」は10:30~12:00、13:30~15:30に開催
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「子ども美術館」のワークショップ室
施設情報
住所:千葉県船橋市金堀町525/時間:9:30~16:00(時季によって~17:00)/定休日:月曜(祝日の場合開園、春・夏・冬休みは開園)
公式サイト:https://www.park-funabashi.or.jp/and/
春は乗り物がおすすめの「こどもの国」(神奈川県横浜市)
100万㎡の広大な敷地に、自然と遊び場が共存する「こどもの国」。大型遊具や牧場のほか、ミニ動物園、バーベキュー場、ミニSL(各有料)などがそろい、さまざまな遊びに没頭できます。春から初夏にかけては桜や新緑の中で楽しめる、長さ1.6kmのサイクリングコースやボートがおすすめです(各有料)。3月17日(金)から10月中旬までは「せせらぎ」がオープン。人工の小川と噴水のある池で水遊びを満喫しましょう!
遊具で目をひくのは、横浜で一番長い「110mローラーすべりだい」。桜や新緑を上から眺めながらすべり降りるのが醍醐味です。そのほか、柵に囲まれて安全な乳幼児エリアから12歳用までの遊具がそろった「なかよしひろば『すくすくアイランド』」もチェックを。
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緑いっぱいのサイクリングコース
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じゃぶじゃぶ遊べる「せせらぎ」
施設情報
住所:神奈川県横浜市青葉区奈良町700/時間:9:30~16:30(最終入園15:30)/定休日:水曜(3月29日は開園)
公式サイト:https://kodomonokuni.org/
アクティビティが充実の「こもれび 森のイバライド」(茨城県稲敷市)
茨城で人気の体験型ビレッジ。アルパカをはじめ、かわいい動物がいるほか、スワンボートやゴーカートなどの有料アトラクションもあり、一日フルに遊べます。身長110㎝以上の子どもから体験できるのが、自然の木を利用したフィールドアスレチック「こもれびアドベンチャー」(有料)。専用のハーネスを装着し、ターザンのように木から木へと移動しながらゴールを目指しましょう。池の上を往復360m滑降するアクティビティ「ロングジップスライド」(身長110㎝以上利用可。有料)は、スリル満点です。
癒し系の遊び場ではアルパカ、ヤギ、ヒツジ、ポニーなどが集う「動物ふれあい広場」や、首都圏初のシルバニアファミリーのテーマパーク「シルバニアパーク」(3歳以上有料)がそろっています。
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「こもれびアドベンチャー」で森の中を探検
施設情報
住所:茨城県稲敷市上君山2060-1/時間:10:00~17:00(最終入園16:00)/定休日:火曜
公式サイト:https://www.ibaraido.co.jp/
夜も遊べる「伊豆ぐらんぱる公園」(静岡県伊東市)
日本初の体験型イルミネーションでも有名なレジャースポット。園内には、キーワードを集めながらゴールを目指す「船型立体迷路〜KAiZOKU〜」(4歳以上有料)や、往復400mを滑空する「ジップライン〜風KAZE〜」(身長120㎝以上利用可、体重制限あり。有料)などのアトラクションがいっぱいです。
「ボールランドぽよぽよ」や「空中トンネル」などで遊べる無料遊具エリアや、実物大の恐竜が並び立つエリアを散策できる「Dino Age Walk(ディノエイジ ウォーク)」では、子どもたちは大興奮。さまざまな形をした自転車に乗れる「おもしろ自転車」(有料)も見逃せません。なお、夜の部のイルミネーション「伊豆高原グランイルミ」は2023年8月31日(木)まで楽しめます(昼と夜の部は昼夜入替制)。
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国内初の「船型立体迷路〜KAiZOKU〜」(有料)
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ナイトアトラクションの「メリーゴーランド」(有料)
施設情報
住所:静岡県伊東市富戸1090/時間:時期により変動(公式サイト参照)/定休日:なし※夜の部は4月3日(月)以降、平日定休あり
公式サイト:https://granpal.com/
ツリーハウスで遊べる「ムーミンバレーパーク」(埼玉県飯能市)
3月16日(木)で4周年を迎えた「ムーミンバレーパーク」。物語から飛び出したような建物が並び、森と湖が一体化した北欧の雰囲気の敷地で過ごせます。子どもたちにイチ押しは、「ヘムレンさんの遊園地」。これはムーミンの物語に登場するツリーハウスで、思いっきり身体を動かしたり、「きのこの黒板」でお絵かきができます。豊かな自然の中で遊んだり、アートを楽しんでみては?
身長120㎝&小学3年生以上なら、約400mの壮大な湖面飛行が楽しめる空の冒険「飛行おにのジップラインアドベンチャー」(体重制限あり。有料)に挑戦できます。ソフトブロックやおもちゃで遊べるキッズスペースや、ムーミンと北欧関連の本から絵本までが並ぶライブラリー カフェなど、室内施設が充実しているのも特徴です。
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園内でムーミンたちがお出迎え
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すべり台もある「ヘムレンさんの遊園地」 @Moomin Characters™
施設情報
住所:埼玉県飯能市大字宮沢327-6/時間:10:00~17:00、土曜・日曜・祝日は~18:00/定休日:不定
公式サイト:https://metsa-hanno.com/
花の大パノラマが広がる「国営ひたち海浜公園」(茨城県ひたちなか市)
東京ドーム約46個分にも及ぶ園内の各所で見られる四季折々の草花が、訪れる人を魅了します。3月下旬からは、春の“フラワーリレー”がスタート。4月中旬まで「スイセンガーデン」の約100万本のスイセンが咲き誇り、4月中旬~下旬には「たまごの森フラワーガーデン」のカラフルなチューリップにより、森の中がメルヘンな世界に。そして、4月中旬~5月上旬には約530万本ものネモフィラが「みはらしの丘」を青く染め上げ、圧巻の美しさです。
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丘を染めるネモフィラの絶景
施設情報
住所:茨城県ひたちなか市馬渡字大沼605-4/時間:9:30~17:00※季節により異なる/定休日:火曜(祝日の場合翌平日)、12月31日・1月1日、2月の第1月曜~金曜※季節により毎日開園期間あり
公式サイト:https://hitachikaihin.jp/
緑の中に遊具がいっぱい!「東京ドイツ村」(千葉県袖ケ浦市)
ドイツの田園風景を再現した花と緑のテーマパーク。「おじいちゃんが昔トム・ソーヤだったころの…」をコンセプトにした「ジージの森」(3歳以上有料)では、森の中のツリーハウスやブランコ、ハンモックなどを親子で満喫しましょう。また、カメレオンやヘラクレスオオカブトムシなどに触れ合える「世界の昆虫爬虫類王国」(3歳以上有料)があり、子どもたちの好奇心が爆発。加えて、無料エリアの「わんぱく広場」には、すべり台、ブランコ、ターザンロープ、砂場など、小さな子供から遊べる遊具が盛りだくさんです。
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開放感たっぷりの「わんぱく広場」
施設情報
住所:千葉県袖ケ浦市永吉419/時間:9:30~17:00(最終入園16:00)/定休日:なし※天候により臨時休園あり
公式サイト:https://t-doitsumura.co.jp/
アスレチックの穴場スポット「平和の森公園 フィールドアスレチック」(東京都大田区)
小学生以上が利用できる都内のフィールドアスレチック。6500㎡の敷地には、円状になった遊具の斜面を走り抜ける「前方後円かけぬけ」や、ネットのつり橋を渡る「泉の源探検・郷倉渡り」、壁を登ってロープで降りる「磐井の井戸探検」といった大田区の歴史や史跡、地名にちなんだ40ポイント(種類)の遊具にチャレンジできます。また、隣接した場所には、無料の幼児用アスレチック(4ポイント)や、遊具を配した「平和の広場」も。
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丸太を進んで登る「富士講灯籠のぼり」
画像提供:大田区提供
施設情報
住所:東京都大田区平和の森公園2-1/時間:9:30~16:30(最終入園15:00)/定休日:月曜(祝日の場合翌平日)、年末年始
公式サイト:https://www.city.ota.tokyo.jp/shisetsu/sports/fieldathletics.html
鉄道好きなら必訪の「青梅鉄道公園」(東京都青梅市)
実物の鉄道車両を中心に保存展示している公園です。屋外には明治・大正時代に活躍した蒸気機関車をはじめ、国指定重要文化財を含む貴重な鉄道車両がズラリ。国内では珍しい運転台に入って座れる展示車両「0系統新幹線」や、映画『シン・エヴァンゲリオン』に車号がそのまま登場した「クモハ40電車」は必見です。記念館では、公園スタッフが手動で操作して運転を行う鉄道模型ジオラマに夢中になるはず。小さなお子さんは100~300円で動く乗り物でも楽しめます。
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「ひかり」として活躍した「0系新幹線」
施設情報
住所:東京都青梅市勝沼2-155/時間:10:00~16:30(最終入園16:00)/定休日:月曜
公式サイト:https://www.ejrcf.or.jp/ome/
難関に挑戦!「フィールドアスレチック 横浜つくし野コース」(神奈川県横浜市)
自然の地形を生かした、50種類のポイントが続くコースがあります。子どもたちに人気のアスレチックは、大きな穴の下から走り回って脱出する「ありじごく」。ロープで登って頂上の鐘を鳴らす「マッスルベル」や、指の力で進んでいく「指猿(ゆびざる)」 といった難関ポイントにも果敢に挑みましょう。また、トンネルすべり台やトランポリン、ターザンロープで小さな子どもが遊べる複合アスレチック、「トムソーヤ冒険の森」も併設。
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急な斜面を走り回る「ありじごく」
施設情報
住所:神奈川県横浜市緑区長津田町4191/時間:9:00~17:00(冬季は~16:30)/定休日:12月29日~1月3日
公式サイト:http://www.tsukushino.co.jp/
アスレチックの規模が日本最大級の「清水公園」(千葉県野田市)
フィールドアスレチック(有料)は3コース計100ポイントあり、うち20ポイントが水上コースになっています。22年3月には幼児専用アスレチックエリア「わくわく砦」「わんぱくの森」が完成。謎解きに挑戦できる迷路ゾーンと、じゃぶじゃぶ池(6~9月)や噴水で水遊びできるアクアゾーンから成る「アクアベンチャー」(有料)も同年7月に誕生しました。動物好きなら、ポニー乗馬のほか、ヤギ・ウサギ・モルモットなどに餌やりできる「ポニー牧場」(有料)へGO!
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アスレチックの「ブラブラ橋渡り」
施設情報
住所:千葉県野田市清水906/時間:9:00~17:00(最終受付は施設により異なる)/定休日:年末年始
公式サイト:https://www.shimizu-kouen.com/
遊具と草花の宝庫「国営武蔵丘陵森林公園」(埼玉県比企郡滑川町)
東京ドーム約65倍の広さを誇り、多彩な木製アスレチック遊具がそろう「冒険コース」などのアウトドアフィールドが充実。草花を観賞できるスポットとしても有名です。ひと山が日本一大きいエアートランポリン「ぽんぽこマウンテン」は、修繕工事を終えて3月18日(土)から再開。ピカピカになった巨大トランポリンで好きなだけ飛び跳ねましょう。約50種の遊具が集まる「むさしキッズドーム」は、小さい子どもたちで大盛況。
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リニューアル前の「ぽんぽこマウンテン」
施設情報
住所:埼玉県比企郡滑川町山田1920/時間:9:30~17:00(11月は~16:30、12~2月は~16:00)/定休日:6月~7月20日・12~2月の月曜(祝日の場合翌平日)、12月31日・1月1日、1月の第3月曜~金曜
公式サイト:https://www.shinrinkoen.jp/
「一日中遊べる公園」を一気に紹介してきました。公園遊びは、子どもの成長にもプラスです。アスレチックや遊具で元気いっぱい身体を動かすことで、体力アップにつながります。かわいい小動物と触れ合ったり、美しい花を観賞する体験では心も育むはず。お子さんと一緒にどこの公園に行こうか考えて、春の思い出づくりにレッツゴー!
ライター:小林智明