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3歳からの体験型図鑑『ひらめく理科』の発売を記念して、松丸亮吾さんの特別インタビューを公開!

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学習図鑑シリーズ『角川の集める図鑑GET!』の最新刊『ひらめく理科』が発売!
3歳から中学受験まで長く使える、体験がいっぱいの図鑑です。
謎解き世界大会(2023)で世界一に輝くなど、クリエイターとして多方面で活躍中の松丸亮吾さんに、子どものころのお話とともに、本書の魅力を伺いました。




松丸亮吾さんコメント

ただ知識が載っているだけじゃなく、自分で正解を見つけていく。

実生活に"理科"を落とし込んだ、ひらめきにつながる図鑑!

 


監修: 日本科学未来館

定価
2,970円(本体2,700円+税)
発売日
サイズ
A4変形判
ISBN
9784041163672

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幼少期の「負けたくない!」「好きを極めたい!」が今の謎解きのルーツ

――子どものころはどんなお子さんでしたか?

とにかく「負けず嫌い」な性格でした。鬼ごっこやかくれんぼなどの外遊びもよくしていましたが、友達に足の速い子がいたら、足の速さだけで勝敗が決まらないオリジナルのルールにアレンジして遊んでいました。 
あとは遊びでも勉強でも「やらされること」が極限まで嫌いな子でしたね。両親はその性格をよくわかっていて、僕が自発的にやりたくなるような環境を用意してくれていたんだなと思います。


――子どものころ夢中になった遊びはありますか?

兄が3人いるという環境もあって、子どもの頃はかなりのゲーマーでした。兄たちにゲームで勝てないことが悔しくて、兄たちが寝た後に、攻略法を編み出すべく“こそ練”をして挑んでいましたね。両親とは「勉強を3時間やったらゲームやり放題」という約束だったので、当時はゲームの時間を確保するために勉強していた気がします(笑)。


――遊びの中で学んだことや、力になったことはありますか?

友達との外遊びで、既存のルールにオリジナリティを加えて遊んだ経験は、確実に今の謎解きの仕事にも活きています。ゲームでは強敵である兄たちをいかに攻略するかという目標のために自分なりにあれこれ試行錯誤した経験も自分の土台となっていると思います。何より、幼少期に「負けたくない!」「好きを極めたい!」という気持ちにめいっぱい時間をさけたことが今の僕を作っていると感じます。



 

――今の子どもたちにおすすめの遊びはありますか?

今はもう「ゲームや動画=悪」ではありません。やり方次第で子どもの自信につながるし、ゲームは立派な仕事にもなる時代です。もちろんお家ごとの約束事やルールを作って守ることは必要ですが、ゲームを頭ごなしに否定することは、その子が将来就きうる職業の可能性をひとつ無くしているとも言えます。 お子さんが動画やゲームなどのエンタメに触れる際は、ただ与えて管理するのではなくて、「何を面白がっているか」を意識してみるといろんな気づきがあるはずです。一緒にやってみるのもおすすめです。将来僕が父親になったら、絶対に一緒に子どもとゲームをやると決めています(笑)。
これからの時代、ひとつの正解にたどり着く「正解主義の勉強法」ではAIに太刀打ちできなくなってしまいますし、もったいないなと思います。AIにはできない探究心を育てたり、自分で考えて試行錯誤する経験をぜひ、幼少期には増やしてあげて欲しいなと思います。


小学生の頃、天体ゲームにはまったのが理科好きになるきっかけに

――小学生・中学生のころ、理科はお好きでしたか? 好きになったきっかけはありますか?

理科は小さい頃から好きで成績はよかったですが、勉強をしたからというよりも、小さい頃から家に図鑑がたくさんあったので、それなどを見て好きなことや関心のあるものを応援してくれる家で育ったというのが大きいと感じています。
たとえば、小学3年生くらいの頃、「ロックマン」のゲームが大好きで、中でも主人公が宇宙センターに勤めている「流星のロックマン」にハマっていました。そこから宇宙や天体に興味を持って図鑑を見ていると、その年の夏は「ペルセウス座流星群」がとくに日本で見やすいらしいと知って、それを両親に話したら「夏休みに静岡のおじいちゃんの家で見に行こう」と計画してくれました。実際に見た流星群にすごく感動したのを覚えていますね。
そんな風に、わが家は勉強を強制されず親が自分たちの話を聞いて自然と興味関心を深めてくれる環境だったので、理科がますます好きになったんだと思います。



 

――理科は全般好きだったのでしょうか? 苦手だった分野はありますか?

たいていは好きだったのですが、地学だけは苦手で常に赤点ギリギリでしたね……。地層の中って目で見て確かめられないなので、どうしても興味を持てなかったんです。
算数も理科と同様に好きでしたが、国語の古文漢文は好きになれず諦めました(笑)。よく、「苦手科目を伸ばすコツは?」という質問をいただくのですが、僕の場合は「苦手があっても得意がめちゃくちゃつきぬけていればカバーできる」という持論でしたね。
これからの時代はそういう「突き抜けた好き」を持つことも大事なのかなと思います。


子ども目線の“なんで?”が解消できる見せ方で知識欲をくすぐる1冊!

――『ひらめく理科』のご感想や、気になったページをお聞かせください

一般的な覚えるものが多い図鑑だと、情報量が多くて見ていて疲れてしまったりしますが、この『ひらめく理科』は、最初に「これはなんでだと思う?」などの疑問があり、その答えを予想しながら読めるので、まさに“ひらめき”を大事にしていていいなと思いました。
子どもって何のために勉強するかがわからないと、強制されたような受け身の学びになってしまいがち。でもこの図鑑は、身近なものから興味を持てるような内容になっています。図鑑で得た知識を「明日学校で友だちに言いたい!」というきっかけから、「もっと知りたい」という知識欲がくすぐられて、自発的な学びにつながるなと感じました。
ちなみに僕は猫を飼っているのですが、この図鑑の「ねこの目のひみつ」に書いてある通り、夜中、愛猫に起こされたときに目だけピカッと光っていて驚いたことがあります(笑)。



 

――『ひらめく理科』はどのような使い方をするとよいと思われますか?

図鑑は最初から順番に読まずに“好きなところだけつまみぐい”でOKです。その中で「これが気になった」というものがあれば、実際に体験したり、実験したりしてみてください。小さなお子さんであれば、親御さんが一緒に楽しみながらやることで、親子のいい思い出になるはずです。


取材・文 加藤朋美

 

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書籍情報


監修: 日本科学未来館

定価
2,970円(本体2,700円+税)
発売日
サイズ
A4変形判
ISBN
9784041163672

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「角川の集める図鑑GET!」シリーズは、創刊5周年を迎えました!



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