一緒に作るともっとおいしい

2歳半からコーヒーを淹れていたふうちゃん(通称・マスター)。お母さん(通称・アシスタント)の目線で、コーヒーを淹れ始めたきっかけから、小学1年生になった現在までをご紹介します。器用な手つきとおちょけ(お調子者という意味の方言)な表情にご注目!

ドーナツの穴からひょっこり!2歳の頃のマスターの笑顔
マスターといえばコーヒーと共にお料理の腕を褒めてもらうこともしばしば。ここではマスターのクッキングについてお話しします。
思い返してみると、アシスタントの私は料理を始めたのが遅かった気がします。母がなんでもやってくれることに甘えていたんですね。
でも、火を使うことも包丁を使うこともいつかはやらなくちゃいけないこと。そういう思いもあって、マスターには2歳頃からお手伝いをしてもらっていました。それに台所仕事が苦手な私にとっては、マスターがそばにいてくれるだけで、なんだか「よし! 作ろう」っていう気持ちになるというのも正直なところです。
お菓子でよく作るのはプリン。何度も試行錯誤をして、我が家の自信作になりました。当初はマスターがカラメルの苦さが苦手で、薄〜いカラメル入りのプリンでしたが、今はほんのりした苦味もOKに。マスターはフルーツや生クリームなどをトッピングして、プリンアラモードを作ってくれます。プリン以外にもマスターの好きなフレンチトーストやドーナツ、お手軽なものだと白玉だんごなどもよく作ります。白玉だんご作りに関してマスターはもはやプロ級! アシスタントのヘルプなしでささっと白玉粉をこねて、沸騰したお湯に白玉を落として茹でてくれます。ごはん系では「餃子が大好物!」なマスター。タネ作りはもちろん、時には皮も一緒に手作りしています。
一緒に作るといえば、マスターの父ちゃんは燻製(くんせい)が大好き。休みの日にはふたりで庭へ行き、大好物のチーズやサーモンなどを燻(いぶ)しています。「けむい〜」と言いながらも、温度や煙を調整しながらできあがったものだから、より一層おいしいんですよね。
そうそう、台所に立つ際、アシスタントはあくまでもアシスタントとしているように心がけています。手を出しすぎず、そばで目と声をかけ、困った時にだけ手を貸すようにしています。

木べらでこしていると、さつまいもがどんどん小さくなるのが楽しい様子

コーヒーのドリップが落ちるのを眺めるように、オーブンの中でお菓子が焼ける様子をじっと見つめる







日本一かわいいマスター、初のフォトエッセイ
本書ではマスター特製のプリンや味噌などのレシピも掲載。さらにSNSで募集した100の質問や撮りおろしの写真もたっぷりで見応え抜群です。ぜひお手に取って読んでみてくださいね。
※ 本書及び本連載では幼児がコーヒーを淹れる様子や包丁等を使う様子を紹介していますが、やけどやケガのリスクには最大限の配慮をしております。お子様によってできることやリスクは異なりますので、同じように行う場合は必ず保護者あるいは大人の方が見守り、安全に配慮して行ってください。
【プロフィール】
おきぬ
北海道在住。2歳半からコーヒーを淹れ始めた娘のふうちゃんをマスター、自身をアシスタ
ントと称してSNSに投稿。ほっかむり姿のマスターがコーヒーを淹れる様子や大人顔負けの料理をする姿が人気を集めている。
● Instagram:@___okinu
● Threads:@___okinu
● YouTube:@master_and_assistant
● koyamame roastery
https://www.koyamameroastery.com/
(2024年1月現在)
【書籍情報】