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自主学習にも、夏休みの自由研究にもおすすめ! 『マチスコープで解き明かす 街のふしぎ図鑑』を使って、身近な街のあれこれを調べてみよう!

NHK Eテレで放送中の「マチスコープ」(毎週金曜午前7時放送、再放送は毎週土曜午前7時20分)。佐藤二朗さんが様々な姿に扮して街で見かける「?」に答えてくれる、未就学児から大人にまで大人気の番組です。

この番組の内容を元にした書籍『マチスコープで解き明かす 街のふしぎ図鑑』では、「マンホールの向こうはどうなってるの?」「橋はどうして落ちないの?」などなど、子どもから大人まで、「それちょっと気になっていた!」という疑問への答えがたっぷり解説されていて、まさに夏休みの自由研究のネタ探しにも、街歩きのお供にもぴったりの1冊です。

ここでは本の中から、子どもでも簡単に取り組めそうなトピックをご紹介します。ぜひ親子で一緒に、自宅の周辺やお出かけ先などでチャレンジしてみてください。

*観察の際には車や自転車、通行人に十分にお気をつけください。



チャレンジその1 「見えないヒーローを探せ!」

街のいたるところで休みなく活躍しているさまざまな「センサー」。センサーとは情報を感じ取る装置ですが、本の中ではそれらを戦隊もののヒーローにたとえて紹介しています。

自動ドアをはじめ、駐車場の出入り口、スーパーやコンビニのレジ、改札口のゲート、トイレの中まで、ふだんはあまり意識しない存在かもしれませんが、ぜひ自分たちの身の回りのどこにどんなセンサーがあって、どんな働きをしているか、観察してみて。街が、見えない「ヒーロー」たちであふれていることが分かるはず。

ほかに、「もしこんなセンサーがあったら便利かも」というものを考えてみるのも面白いですね。


街のセンサーをヒーローにたとえて紹介!(『マチスコープで解き明かす 街のふしぎ図鑑』p28-29)


 

チャレンジその2 「地面の暗号を解読せよ!」

道を歩いていて、道路にいろいろな印が埋め込まれていたり、文字が書きこまれているのを見たことがあるはず。それらがどんな意味を持っているのか、考えたことはありますか?

じつは地面には大切な情報がたくさん記されているのです。街を歩くとき、本で紹介している「水準点」、「境界標」、「基準点」を探してみましょう。

また、「G 0.8」「W 0.9」「T」など、道路に書きこまれた数字を見つけたら、本を参考にその暗号を読み解いてみましょう。お友だちにも教えてあげたら、「え、そうだったの!?」と、みんなびっくりするかもしれません。


地面の印にはすべて大切な役割がある (『マチスコープで解き明かす 街のふしぎ図鑑』p51より)


 



 


道路に書かれた記号の意味とは!? 答えは、G=ガス管、W=「水道管」、T=「電話」 (『マチスコープで解き明かす 街のふしぎ図鑑』p52-53より)


 

チャレンジその3 「“やさしいマチ”を体感せよ!」

階段の手すりや、スロープ、黄色い点字ブロックなど、街にはいたるところに「バリアフリー」の工夫がされています。

バリアフリーとは、障害を持つ人やお年寄り、車椅子の利用者など、さまざまな人の生活の妨げになったり、不便に感じたりする障壁をなくす(フリーにする)ということ。そうした工夫は、すべての人が安心して暮らしていくためになくてはならないもの。

本を参考に、ほかにも身の回りのバリアフリーの工夫を探して、体感してみましょう。


街の中で見かけるバリアフリーの工夫とその役割がよくわかる!(『マチスコープで解き明かす 街のふしぎ図鑑』p64-65)


 

ほかにも自由研究のテーマになりそうなネタがたっぷり!

本書ではほかにも、ぜんぶで25ものテーマで街の不思議を解き明かしています。
「ここはどうしてこうなっているんだろう?」と自分なりの「?」を探しながら街を見てみると、いつもの散歩道や通学路もぐんと楽しく、学びの多いものになるはずです。



 

書籍情報


監修: NHK Eテレ「マチスコープ」制作班

定価
1,650円(本体1,500円+税)
発売日
サイズ
B5判
ISBN
9784041133798

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