いまの小学生は夏休みの「自由研究」とは別に、日常的に探究学習・自主学習という自主的な調べ学習の取り組みがあります。学校ごとに異なりますが、宿題として「課題」の場合もあれば「任意の課題」であることも。頻度は週に1度~月に数回などさまざまですが、保護者の協力も不可欠となっており、毎回のテーマ設定やノートなどでの表現方法に悩む親子も少なくありません。そこで、今回は「深海」をテーマにした自主学習のアイデアをご紹介します!
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「深海」ときくと未知の世界というイメージがありませんか? すでに魚や水の生きものが好きな子であればイメージがわくかもしれませんが、「深海」にはまだまだ不思議や謎が残されています。興味を持ってはいるけれどまだ詳しくは知らないという子もこの機会に是非参考にしてみてください。
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今回は『行ってみたくなる深海の図鑑』という児童向けの図鑑を使って、
自主学習のポイントと自学ノートづくりにチャレンジしてみたいと思います。
1『行ってみたくなる深海の図鑑』をぱらぱらと見よう!
はじめからおわりまでを読まなくても、目次を見て興味を持てそうな言葉を見つけたり、ぱらぱらとページをめくって「お!」と興味を持ったページから読めばOK。すべての漢字にふりがなが振ってあるので、小学校低学年から読めます。また、すべてのページが大きな写真で構成されているので、まず写真だけで興味を惹かれること間違いなし!
2 興味を持ったページをコピーしてそのまま切って貼ろう!
本書は四六判という判型(大きさ)なので、ページを開いて原寸大でコピーしてもA4サイズでおさまります。そのまま切って貼るだけで、自学ノートのベースができあがり。ページを拡大・縮小しなくても家庭用複合機(A4印刷のみでも)で気楽に取り組めるので保護者の負担も最小限です。
3 自分なりに調べて書こう!
はじめて知った言葉を調べてみる。本に書かれていたことをメモしておく。読んでわかったことや「なるほど!」と思ったこと、クラスメイトや先生に知らせたいことを書いてみましょう。他の人がすでに知っているかもしれないことでも、自分にとって知らないことであれば何を書いても「学習」です。
「深海」は未だ知られていないことの多い研究分野で、子ども向けに書かれた本はほとんどありません。『行ってみたくなる深海の図鑑』には深海を深く知るうえで参考になる世界中の博物館・水族館・研究施設の情報とともに、無料で誰でもアクセスできる参考文献の情報も盛りだくさんなので、安心して取り組めます。「さくいん」もあるので、よく知らない言葉でもすぐに調べられます。
4 みんなに見やすくなるように、ひと工夫!
驚いたことや面白いと思ったことを書くと、他の人も楽しく読めるかもしれません。また、鉛筆だけでなく、色鉛筆やペンなどを使って、大事なところや伝えたいところを強調すると一気に読みやすくなります。
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自由研究・探究学習・自主学習のテーマに「深海」をおすすめします!
クラスメイトを驚かせたり、先生を圧倒するような、他にはない楽しいノートをつくってみてください。
さらに深めたい子は深海を深堀りする学習図鑑『GET!深海』も一緒にご覧ください。
もし『行ってみたくなる深海の図鑑』を使って自学ノートをつくったら、角川の学習図鑑GET!のX(Twitter)アカウント(@ZUKAN_GET)宛てにメッセージを送っていただけたらうれしいです!ぜひご紹介させてください!