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力がつく!『やってみよう! しょうくんとゆうちゃんのだいぼうけん』の読み方ガイド <絵本『やってみよう!』短期集中連載 第2回>


幼稚園・小学校受験の名門幼児教室である伸芽会が完全監修!
「絵本を読みながら品格と教養、やる気が身につく」のはもちろん、気になる小学校受験に必要な要素もしっかりと満たしてくれるという、これまでにありそうでなかった1冊です。巻末付録には、小学校受験を目指す保護者に向けた伸芽会教育研究所・麻生尚子先生による詳しい解説ページも。
受験をしても、しなくても、子育て中の方なら読んでためになること間違いなしの絵本です!

短期集中連載第2回では、実際に絵本をどのように活用していけばいいのか、シーン別でご紹介していきましょう。

 


 シーン1  大人が読みきかせをする場合

たくさんの問いかけをしよう
はじめは最初から最後まで絵本を読んでいきます。物語のハラハラ、ドキドキを楽しみましょう。2回目以降は、
・「〇〇ちゃんだったらこんなときどうする?」
・「このあとどうなるかな?」
・「一番ドキドキした場面はどこかな?」
など、興味・関心を広げる声掛けを意識して読み聞かせをしていきましょう。
たくさんの問いかけをすることで、想像力を巡らせ、自分で考える力がついていきます。

すぐに答えられなくても焦らないで!
いくら問いかけをしましょうといっても、質問攻めはNGです。考えている時間はじっと待って、もしお子さんが答えに詰まった場合は、「お母さんはこう思うよ。○○ちゃんはどう?」など親の考えも伝えてみましょう。最初からうまく答えられなくても大丈夫。テストではありませんし、正解はありませんから、楽しんで読み進めることが一番です。

たとえば『やってみよう!』の解説ページでは…

会話の中につぶやきと問いかけをふやそう
自然や生き物観察は試験に出るから覚えるのではありません。そういった興味関心は、普段の親子の何気ない会話から子どもの知識の幅を広げることにつながります。ですから、子どもの「なんで?」に先回りして答えを言ってしまうのではなく、大人から「アリさんどこにいくのかな?」「なにしているんだろうね?」など、会話の中につぶやきや問いかけをたくさん散りばめていきましょう。

 


 シーン2  子どもが自分で読む場合

自由にのびのび楽しんで
自分で読む場合は、物語の最初からでなくても大丈夫。好きなページ、お気に入りのシーンから自由に読んでOKです。まだ文字が読めないお子さんは、絵を見て知っているもの(や動物、植物など)が出てきたら名前を言ってあげたり指をさしたりして楽しみましょう。気になる場面があれば、お話を想像するように誘ってみて。文字が読めるようになったら絵本の音読がおすすめです。ここでも忘れてはいけないのが、「絵本に親しむこと」です!


 シーン3  絵本の世界を実体験につなげてみよう

絵本の世界に慣れてきたら、絵本の中で興味をもったことを実際に「体験」してみましょう(無理のない範囲で大丈夫です!)。たとえば、水たまりをジャンプしてみたり、雨音で楽器を作ったり、風車を見にいったり、お花を摘んで花束にしてみたり……。
お子さんが絵本の中で興味・関心をもっているものを見つけ出し、実際に体験することで、ゆるぎない知識となり、「もっとやってみたい!」と思う知的好奇心を刺激するきっかけとなるのです。もし、「僕も私も、子どもだけでおじいちゃんおばあちゃんの家にお泊りに行きたい!」と言ったら、お子さんの自立のチャンスです。「まだダメよ!」と否定するのではなくて、ぜひ「やってみよう!」の気持ちを尊重して、前向きに検討してあげてくださいね。





▼『やってみよう!』好評発売中▼


監修:伸芽会 作・絵:たはら ともみ

定価
1,650円(本体1,500円+税)
発売日
サイズ
A4変形判
ISBN
9784041132944

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伸芽会 教育研究所の麻生尚子先生に小学校受験について聞きました!



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