「もしかしたら、うちの子って低身長じゃないかしら?」「うちの子は小学校低学年のときからずっと背の順がいちばん前のほう。」こんなお悩みありませんか?
1万5000人以上を診てきた身長先生の待望の新著書『身長先生がズバリ回答! 子どもの背を伸ばすのは、どっち?』ためし読み! 最新のエビデンスに基づく、”新しい身長の伸ばし方・考え方”を紹介。今回は身長に関する素朴な疑問を身長先生が回答します。
連載第3回は、第3章「『寝る子は育つ』というのはホント?」の中から「子ども(小学生)の睡眠時間は、『6時間でOK』or『少なくとも9時間は眠りたい』?」と「子どもが朝、起きるのが苦手で困っている。これは『何か原因がある』or『実はみんな朝が弱い』」を紹介します!
※本連載は『身長先生がズバリ回答! 子どもの背を伸ばすのは、どっち?』から一部抜粋して構成された記事です。
Q50 子ども(小学生)の睡眠時間は、「6時間でOK」or「少なくとも9時間は眠りたい」?
身長を伸ばすうえで、子どもたちはどれくらい寝ればよいのでしょうか。
睡眠時間について、アメリカの非営利慈善団体である国立睡眠財団(NationalSleep Foundation)が年齢別の適正睡眠時間を公表しています。下のグラフを見てください。いちばん左の0〜3か月より始まり、右にいくにつれて年齢が上がっていきます。中央の濃い色のゾーンが推奨される適正睡眠時間で、その上下の薄い色のゾーンが準適正睡眠時間です。
グラフ全体を見ていただければ、すぐわかりますが、グラフが右に進むほど(年をとればとるほど)、適正睡眠時間が減っていきます。
逆にいえば、若ければ若いほど、たくさん寝ることが求められていることになります。これだけだと、分類が細かすぎて、かえってわかりにくいので、学校区分に分けてまとめると、次のようになります。
・小学生:9~11時間
・中学生:8~ 11 時間
・高校生:7~10時間
たとえば、小学生なら、最低9時間は寝たいということになります。
なお、睡眠時間はあまり長すぎてもよくないことがわかっています。ここで示された適正時間を参考に寝るようにしてみましょう。
Q54 子どもが朝、起きるのが苦手で困っている。これは「何か原因がある」or「実はみんな朝が弱い」?
うちの子が、いくら叱っても朝起きられない。いつまでもグズグズ寝ている。寝起きが悪い。本当に朝が大変で困っている。育て方が悪いのだろうか。そんなこんなで悩んでいる親御さんが多いかと思います。
しかし、ご存じでしょうか。
実は、たいていのお子さんは朝が弱いのです。
なぜなら成長期に入ると子どもたちはグングン成長します。ということは成長ホルモンもどんどん出ているということ。成長ホルモンが豊富に分泌されると眠くなるのです。
年をとってくると、朝、パッと目が覚めるようになります。それは成長ホルモンがあまり出なくなってきているからなのです。つまり、お子さんが眠いというのは、成長しているしるしでもあるのです。
だから、朝起きられないのはそんなに悪いことではありませんし、それはそれで自然なこと。子どもが育っている証あかしですから、そんなに悩まなくてもいいのです。
まず親のほうが、子どもが早起きできないからと、あまりカリカリしないことも大切です。鷹揚(おうよう)にかまえて長い目でお子さんの様子を見守っていきましょう。
毎朝一定の時間に起こすようにしたり、夜、一定の時間に寝るようにさせたり、子どもに早起きの習慣をつけるうえではどちらの方法も有効です。