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こんにちは! 聞かせ屋。けいたろうです。すっかり夏ですね。
今回は、夏におススメの3冊を紹介します。趣向を凝らして「大きい」をテーマにした夏絵本を選んでみました。
まずは
これ、スゴいのです。何がスゴいのかというと……ページが全方向(放射状)に開くようになっているしかけ絵本で、めくる度にひまわりの花が広がっていくのです!
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最後に完成するのは、まさにタイトル通り大きな大きな黄色いひまわり!
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実物大、いやそれ以上かな。読み聞かせをしていると、どんどん開いていく花に、子どもたちは大興奮。実は、花の中央部分も仕掛けがあって、開いてみるとひまわりの育て方が書いてあります。
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僕はこの絵本を開くと、おばあちゃん家の近くにあったひまわり畑を思い出します。小さな頃はひまわりが、より大きく見えたものですね。
そして、夏と言えばスイカ!
こんな大きなスイカ、食べきれない! と……それもそのはず。この絵本、アリからの視点なのです。スイカのみずみずしい赤色が、絵本いっぱいに描かれています。今すぐかぶりつきたくなってしまいます(笑)。さて、この大物をアリ達はどうやって巣に運ぶと思いますか? シャベルで掘ったり、担いでみたり……皆、働き者ですね。そして残った皮をどうするかというと……それは読んでのお楽しみ! おはなし会などをする方は、大型絵本で読むのもオススメ。現実より大きなスイカを眺めて、アリの気持ちになれるかもしれません。本物のスイカより、美味しそうなんだよなぁ(笑)。
最後はこの絵本。
これは大きい! 広い原っぱにあったのは、巨大なピアノに巨大な電話、なぜか巨大なトイレットペーパー! どれも、大きい必要は無いのだけれど(笑)。でも、ピアノの上で鬼ごっこをしている子ども達がすごく楽しそうで……あったら良いなと思ってしまう。そんな風に思えるから、何十年も読み継がれる名作なのかなぁ。
あれ? これって、夏の絵本だったかしら? と思った方もいるかもしれません。確かに夏がテーマではありませんが、最後に登場するのが夏の風物詩、超特大の……さて、何が巨大だったら楽しいでしょうか?
暑い夏、走って、泳いで、ひと休み。絵本の中でも是非、ひと夏の大きな経験を。
作・絵:フランセス・バリー 訳:たに ゆき
- 【定価】
- 1,430円(本体1,300円+税)
- 【発売日】
- 【サイズ】
- 22.2cm×21.7cm
- 【ISBN】
- 9784499282147
作:たむら しげる 絵:たむら しげる
- 【定価】
- 1,430円(本体1,300円+税)
- 【発売日】
- 【サイズ】
- 24.6cm x 19cm
- 【ISBN】
- 9784591071540