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北の大地の水族館【北海道】 「角川の集める図鑑GET!とめぐる日本の水族館」 第1回 


日本は世界で一番水族館が多い国ともいわれています。みんながよく行く水族館だけでなく、 日本全国にはたくさんの魅力的な水族館があります!水族館で実際にはたらく人から、 水族館の魅力や楽しさを教えてもらって、 魚や水の生きものの面白さを発見しよう!そして水族館へ行ってみよう! (毎月2回更新予定)

 

日本一と世界初がある水族館
北の大地の水族館【北海道】

記念すべき連載第1回は、水族館に寄せられたアンケート(「Q.お魚たちのことをおいしそうと思ったことはありますか?」)に対する水族館館長さんの本音(「A.毎日思っています」)や『館長が出てくるボタン』などが日々ツイッター上で話題となっている「北の大地の水族館」をご紹介します。
北の大地の水族館は、日本でも有数の寒さが厳しい街・北海道北見市留辺蘂町(るべしべ町)にあります。日本最大の淡水魚であるイトウの飼育数が日本最多であることや、冬の厳しい寒さを利用した「凍った川の下を泳ぐ魚たち」が見られる世界でも珍しい水族館です。館長である山内創さんにお話を伺いました。

水族館は自然の窓


世界初の「冬に凍る水槽」として話題の『四季の水槽』(※1)のカラフトマス。屋外に設置されているため冬になると凍ってしまうが、その下で泳ぐ魚たちの様子が観賞できる。


 水族館では生き物ごとにその生き物が暮らしている環境に合わせて展示を作っています。そのために水族館の飼育員は生き物の飼育だけではなく、その生き物が実際に野生で暮らしている場所へと足を運んで温度や流れの強さ、深さや障害物など様々な情報を持ち帰り、その生き物が快適に暮らせる環境をできる限り再現します。


野外で観察をする館長・山内創さん。

野外で観察をする館長・山内創さん。


 北の大地の水族館には四季の水槽という展示があり、ここでは飼育員が実際に観察した四季折々の北海道の川の中の様子を再現しています。春にはウグイとエゾウグイが産卵に集まる様子、秋には北海道を代表する魚でもあるサケやカラフトマスが川へと帰ってきて繁殖を行う様子、冬には厳しい寒さで凍りついた川の下で生きる魚の様子など北海道でしか見ることのできない川の世界を展示しています。


北の大地の水族館名物「イトウいただきますライブ」では日本最大の淡水魚イトウに生きたニジマスを与える。

北の大地の水族館名物「イトウいただきますライブ」では日本最大の淡水魚イトウ(※2)に生きたニジマスを与える。


 水族館で水槽を見ていると、様々な種類の生き物が一緒に入っていることがあると思います。そんなとき、別々の種類の生き物がお互いにどう影響しあっているのか、同じ種類の生き物でも個体によって動きが違うのか、水中の上のほうが好きなのか下のほうが好きなのか、はたまた砂の中や岩陰が好きなのか、じっと見ていると色々なことが見えてきます。そうして水族館で生き物を見たあとには海や川へと出かけてみてほしいです。水族館で見たのと同じものが見られるかもしれないし、水族館とは違ったものが見られるかもしれません。そうしたらまた水族館へ行ってなんでそうだったのか、答え合わせをしてみましょう。きっと水族館も自然ももっと楽しくなりますよ。
(文=山内 創)

<関連リンク>



※1 世界初の「冬に凍る水槽」として話題の『四季の水槽』
※2 日本最大の淡水魚イトウ


北の大地の水族館(山の水族館)
日本初の滝を下から見上げる『滝つぼ水槽』や冬には凍った川の下で泳ぐ魚たちの様子が見られる水槽などここでしか見られない展示のほか、日本最大の淡水魚イトウにも出会える水族館です!
〒091-0170 北海道北見市留辺蘂町松山1-4
Tel:0157-45-2223 
北の大地の水族館HP
http://onneyu-aq.com
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