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もっとわかる! はじめての、親子えほん 第13回<入学・進級の月にふさわしい絵本>


こんにちは《聞かせ屋。けいたろう》です。
今月からは普段から絵本の読み聞かせをよくされている方にもおすすめの絵本をご紹介します!
4月は入学・進級の月ということで、小学校への通学路を舞台にしたお話を紹介します。小学校に通学するお子さんと、その親御さんにおすすめの、ちょっとドキドキの絵本です!


『がっこうにまにあわない』(あかね書房刊)


 

通学路を舞台に巻き起こる、奇想天外なハプニング。それが現実か想像の中なのかは不明ですが、遅刻しそうなのは間違いない!
ワニがいそうな水たまりには、ワニの姿が浮かんでくるし、



 

歩道橋は迷路のようにぐにゃぐにゃ。



 

そして開かずの踏切は、いつまで経っても開かず!!




読んでいるこちらまで、手に汗握ってしまう絵本です。僕も小学生の娘を持つ親として「通学路、車に気を付けてね」と言っているのですが、これは気を付けようがない(笑)。そんな日常ではありえないハプニングを、親子一緒にドキドキ味わうのが面白いのです。


さて、登校に続いて下校の絵本です。


『ぼくのかえりみち』(BL出版刊)


こちらも、現実と想像が見事に入り混じった通学路のお話。ことの発端は”自分ルール”。「きょうは、この しろいせんの うえを あるいて かえろう」と、つぶやいた少年。



 

工事中の三角コーンをうまい具合に渡り切り、犬を避け、線の上だけが僕の道。するといつからか、白い線の上以外は谷底のように思えてきます。



ドキッとするような奈落の果てに、嫌でも高まる緊張感。誰もがやったことのある“白い線の上しか歩いちゃいけない遊び”ですが、彼はしっかり初志貫徹、そしてこれ程までの想像を巡らせたことがあったでしょうか? 小学生時代の僕なら、度々ズルをした上で投げ出しています(笑)。
そして最後の最後、家の前で途切れた白い線、その道をつないでくれるものは……!?


いかがだったでしょうか? これらの絵本を読んだ後は、いつもの通学路が、ちょっと違って見えるかも。大人もあの頃を思い出しつつ、小学生ならではの”登下校”を味わってみてください。


作・絵:ザ・キャビンカンパニー

定価
1,650円(本体1,500円+税)
発売日
サイズ
26cm×27cm
ISBN
978-4-251-09955-6

作:ひがしちから

定価
1,540円(本体1,400円+税)
発売日
サイズ
27×22cm 
ISBN
978-4-7764-0317-3

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