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おうちでかんたん!モンテッソーリ 第20回:実践編 日常生活の練習~はさみ切り~

子どもに、いつどのようにはさみを使わせたらいいの?どうすれば危険がなくて、上手になれるの? 今回はそんな疑問にお答えします。

 

【はさみは危ない?】

はさみは、多くの大人が「子どもには危険!」と思うものの一つです。自分の思い通りにチョキチョキ、上手に切れるようになったら楽しいですよね。でも小さな時から「はさみを使いたい!」という気持ちが芽生えても、すぐにはうまくいかないもの。また大人の立場からすると、「危ない」という理由で、はさみを使わせることに躊躇することもあるかもしれません。でも、はさみは筋肉を調整する練習をしたい子どもにとって、ぴったりの道具なんです。きちんと正しい使いと、危険な扱い方を見せてあげれば、上手に使うことができるようになります。

 

【前段階となる練習】

筋力が弱い子どもは、ハサミを使う前にまず手のグーパー(開閉)の動きを練習しておく必要があります。



また、はさみを持っている時に、手首が返ってしまうこともよくあります。ぐにゃりとした手首を鍛えるために、日常の中で色々なお手伝いに参加しましょう(例 ピッチャーで飲み物を注ぐ、料理の時にスプーンや小さなおたまですくってもらう、植物のみずやり など)。

はさみで切る前にまずは、手の開閉の動きや、手首を固定できるように様々な練習をしておけるとスムーズです!

 

【はさみの選び方】

日本には、小さい穴に親指を、大きい穴に人さし指と中指を入れる、子ども用のはさみが多く売られています。子どもによっては問題なく、それが使いやすい子もいるでしょう。

一方で、アメリカで受けたモンテッソーリ教育の歳のトレーニングコースでは、指をいれる、左右の穴が同じ大きさの、シンプルなハサミが推奨されていました。

 



穴の大きさが違うハサミだと、小さな子どもは、入れるべき指を間違えてしまうことも多いと考えられるためです。入れる指を間違えて、もしも毎回注意されていたら、「切る」という目的の前にいやになってしまうかもしれません。ですから、個人的には、最初はシンプルな穴の大きさが同じものをおすすめします! また、刃の部分は布でもいいのでケースでカバーして置くことが、安全面や意識づけでも大切です。

 

【はさみの段階】

まずはじめは、はさみを上から指を入れる様子、ゆっくりと開閉させる様子。ゆっくりと切る様子をみせてあげましょう!


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