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聞かせて!けいたろう 第2回 「赤ちゃん絵本」がはぐくむ、親子のきずな


第二回の今回は、けいたろうさんが「あかちゃん絵本」(0歳からの赤ちゃん向けの絵本)を紹介してくれます。ふだんからの読み聞かせはもちろん、移動のおともにもおすすめですよ!

こんにちは!《聞かせ屋。けいたろう》です。
「絵本」と聞くと、どんな絵本を思い浮かべますか?動物の話でしょうか? 昔話でしょうか? 絵本は色々ありますね!
さて今回は「赤ちゃん絵本」にズームイン!
赤ちゃんの事を思って、一生懸命に作られているのが赤ちゃん絵本。百聞は一見にしかず! さっそく見てみましょう。



ジャン! かわいい〜! すでに表紙で赤ちゃん感満載!
前の動物をなでなでしていますね。
タイトルもズバリ!『なでなでなーで』(KADOKAWA刊)




これです! これ! This is赤ちゃん絵本という感じですね。
親子のふれあいを描いてくれています。きっと読んでいる親子も、なでなでふれあってくれることでしょう。これが作り手の“ねらい”であり“願い”なのですよ。この絵本を作ったのは、二瓶保(にへい たもつ)さん。実は……保育園の園長先生なのです! たくさんの親子を見て、触れて、関わって来た二瓶先生だからこそ、親子の絆をはぐくむ絵本ができたのですね。
絵を描いてくれたのは、渡邊智子(わたなべさとこ)さん、赤ちゃんにも親御さんもうっとりの、柔らかく優しい絵を描いてくれました。

 



背景を極力少なくして、「メインの絵にしっかり目が向くようにする」というのも、良い赤ちゃん絵本の特徴です。赤ちゃんは最初、視力が弱いところから始まるそうですね。そんな赤ちゃんへの視覚的な配慮です。

次は、聴覚的なお話しです。赤ちゃんが発する、大好きな言葉や音ってどんなものでしょう?
赤ちゃん(と言っても1歳あたり)の言葉を思い出してみましょう。
「ぱぱ」「まま」「ぶーぶ」「ぽっぽ」「あばあば」「あむあむ…」、いないいない…「ばぁ!」
何か共通点があることにお気づきですか? そうです、どれも上下の唇をくっつけて出す音なのです。『両唇音(りょうしんおん)』というそうです。これ、赤ちゃんは好きですよね〜!「ぶぶぶぶ」って、わざとつばを出してみたりもするじゃないですか(笑)。唇が触れて震えるのが気持ち良いのですかね? 英語圏でも「いないいないばあ」は「peekaboo(ピーカーブー)」と言って……両唇音になっていますね!
赤ちゃん絵本は文字が少ないからこそ、赤ちゃんが大好きな音や言葉を散りばめたいものです。
両唇音は「ぱぴぷぺぽ」「ばびぶべぼ」「まみむめも」。赤ちゃんが喜んで繰り返してくれる音だと思います。

さあ、次の本も見てみましょう。



おっと、出ました『おっぱいごりら』(アリス館刊)。手前味噌ですみません、僕が作った絵本です(笑)。赤ちゃんに楽しく美味しく響く言葉を、ふんだんに使いました。



試しに声に出してみてください。
「ぱぱの ぱいぱい おっぱいぱい ぽこぽこ ぼんぼん ぽこぽこぼん」
両唇音は、大人が発しても気持ちが良いのです。



ばあばが登場します。



「ぱぴぷぺぽ」でパパ、「まみむめも」でママ、「ばびぶべぼ」でばあば!なのです。赤ちゃんが好きな音、こんな風に覚えていただけると楽しいですね。
ちなみに、じいじは登場しませんが、その理由はもうお分かりですね。
「ざじずぜぞ」だからです!両唇音だけで作りたかったので、じいじには遠慮して頂きました(笑)

(次ページへつづく)

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