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子どもと一緒に行きたい! 関東近郊の温泉10選

気温がグッと下がり、温泉が恋しくなってきた親御さんも多いのでは? そこで近場のスーパー銭湯とは一線を画す、本格的な温泉施設へ家族で行く旅行プランを立ててみませんか。北関東を中心に自然の中や景観の素晴らしい湯処、温泉ファンも注目する歴史ある名湯など10か所を厳選したので、ぜひ参考にしてください。

すべて日帰り入浴OKの施設で、観光地を巡ったあとに気軽に立ち寄れるのもポイント。なかには親子みんなでつかれる混浴風呂や、周りの目を気にせず入浴できる貸切風呂もあるのでチェックしよう!


圧倒的スケールの開放感!「西の河原露天風呂」(群馬県・草津町)

「西の河原(さいのかわら)露天風呂」は、ゆったり大きな露天の湯船が最大の特徴。男女合わせると約500㎡もあり、日本でも有数の広さを誇ります。春夏の新緑や秋冬の紅葉または雪見など、四季折々の自然を360°感じつつ、湯に癒される最高の空間で至福の時を過ごしましょう!

 特定日を除く毎週金曜17時30分より、男子露天風呂が混浴になります(要湯あみ着着用)。ライトアップがともる大自然に抱かれた入浴を、家族一緒に楽しんでください。なお、周囲は「上信越高原国立公園」の特別地域に指定された「西の河原公園」など、風光明媚なロケーションが広がります。周辺散策もおすすめです。


森林に囲まれた男湯は333.5㎡の広さ


女湯は166㎡。高原の風も肌に心地よいです


「西の河原公園」では無料の足湯利用がOK


施設情報
住所:群馬県吾妻郡草津町草津521-3/時間:4月~11月7:00~20:00、12月~3月9:00~19:30/定休日:なし(12月にメンテナンス休館あり)
公式サイト:https://onsen-kusatsu.com/sainokawara/

 

ファミリーに優しい「天成園」(神奈川県・箱根町)

 箱根湯本温泉の湯宿「天成園」では、23時間いつでも気軽に日帰り利用OK! 自慢の天空大露天風呂をはじめ、無料休憩所やリラックスルーム(仮眠室)、食事処、有料貸切家族風呂など充実の館内で、一日中ゆったり過ごせますよ。お風呂はアルカリ性単純温泉の美肌の湯ですから、ママにぴったり。源泉かけ流しの円形石風呂やサウナ、水風呂も完備されています。

 入浴後は、お子さんと遊べるゲームコーナー(有料)やキッズルームへGO。食事処のメニューにお子様ハンバーグ、キッズプレートがあるのもうれしいですね。


開放感抜群の天空大露天風呂


貸切家族風呂(有料)の幼児用バスセット


施設情報
住所:神奈川県足柄下郡箱根町湯本682/時間:10:00~翌9:00(最終受付8:00)/定休日:なし
公式サイト:https://www.tenseien.co.jp/

 

昔ながらの湯治場「鹿の湯」(栃木県・那須町)

 那須温泉元湯「鹿の湯」は、約1300年前に開湯されたといわれています。ノスタルジックな雰囲気に包まれ、非日常の雰囲気の中での入浴体験にキッズたちはワクワク。白濁硫黄の湯は効能も多く、大人は一度体験するとクセになる方が多いそうです。

 入浴前は温泉効果を高める入浴法「かぶり湯」を試してみて。やり方は、ヒザを湯のふちに近づけ、頭を下げ、ひしゃくを使ってお湯が目に入らないように静かにかぶります。これを大人約200回、子ども約100回繰り返します。硫黄泉は体感が真水より柔らかく、大きなお子さんなら46度以上の高温風呂にも挑戦を!


湯船の数は男湯が41~48度の6種、女湯が41~46度の4種


レトロな造りのうたせ湯。タイムスリップした気分に浸れます


施設情報
住所:栃木県那須郡那須町湯本181/時間:8:00~18:00(最終受付17:30)/定休日:なし(修繕期間以外)
公式サイト:http://www.shikanoyu.jp/


 

重要文化財の浴室がある「積善館」(群馬県・中之条町)

「積善館(せきぜんかん)」は湯治棟の本館と、2つの旅館棟で構成。日帰り温泉でも利用できる「元禄(げんろく)の湯」は、1930(昭和5)年に建てられた重要文化財です。当時の脱衣所や浴室が一体の古い形式が残り、5つの石造りの浴槽が並びます。効能豊かな湯につかりながら、大正ロマンの雰囲気を感じられる空間を、親子で一緒に堪能しましょう! 

 加えて、お風呂のルーツといわれる「蒸し湯」を体験することもできます。食事処では、ぐんまミルクのソフトクリームや赤城地鶏の唐揚げがキッズにもおすすめ。


お湯が風呂の底から湧き出る「元禄の湯」


日帰り入浴の利用客は近くの足湯も利用可能


施設情報
住所:群馬県吾妻郡中之条町大字四万甲4236/時間:10:00~17:30(最終受付17:00)/定休日:不定
公式サイト:https://www.sekizenkan.co.jp/


 

「懐かしのゆ 熱海温泉 湯宿一番地」(静岡県熱海市)でリアルレトロを堪能

 熱海駅から徒歩3分、温泉情緒あふれる商店街が目の前にある湯宿では、日帰り入浴OK。自家源泉かけ流しの大浴場「芭蕉(ばしょう)の湯」は、露天風呂を併設。壁面のモザイクタイルは昭和中期の作品で、リアルレトロを体感できるお風呂です。

 源泉かけ流しの大浴場は肌にも優しい弱アルカリ性で、ママの大好きな美肌の湯ですよ。有料貸切風呂の「貫一」と「お宮」は、併設された湯上り処で他人の目を気にせずに過ごせて、子ども連れに好評。脱衣所にはオムツ取り換え台、ベビーバスの用意があります!


「芭蕉の湯」。奥に見えるのがモザイクタイル作品


有料貸切風呂を家族で利用してプチ贅沢なひと時を


施設情報
住所:静岡県熱海市春日町1-2/時間:13:00~17:00(最終受付16:00)/定休日:不定
公式サイト:https://www.yuyado-ichibanchi.jp/


 

日本一の総檜風呂と名高い「千人風呂 金谷旅館」(静岡県下田市)

 1867(慶応3)年創業の「金谷旅館」は、建築の美しさを肌で感じる数寄屋造りと、金谷山のふもとから湧き出る河内(こうち)温泉が魅力。日本一の総檜(ひのき)風呂として名高い大浴場「千人風呂」は、他に類を見ない壮大さ! 湯船はもちろん、壁や天井まで木造です。

 日帰り利用が可能ですから、心地よいなめらかな檜の質感と源泉かけ流しの贅沢な湯量の温泉を味わってみてくださいね。小さなお子さんは露天風呂にも喜びそう。


日本建築の情緒深さを感じる「千人風呂」


施設情報
住所:静岡県下田市河内114-2/時間:9:00~22:00(最終受付21:00)/定休日:なし(平日午前中は掃除の場合あり)
公式サイト:https://kanayaryokan.com/


 

四季の自然を体感できる「秩父温泉 満願の湯」(埼玉県・皆野町)

 秩父の四季折々の自然が堪能できる露天風呂が評判。紅葉や新緑の木々、眼下を流れる渓流や満願滝を眺めながら入浴できます。源泉100%の温泉をたたえる露天風呂は「黄金の湯」と、「宝登(ほど)の湯・産(うぶ)の湯」の2つに分かれています(季節ごとに男湯女湯を入替え)。共に時期によっては雪見を楽しめて、「産の湯」から眺める夜空はまるで天然のダイヤモンド! 食事処では、アイスクリーム付きのお子様セットが食べられますよ。


冬は雪見温泉が醍醐味の「黄金の湯」


施設情報
住所:埼玉県秩父郡皆野町下日野沢4000/時間:10:00~21:00(最終受付20:30)/定休日:なし(6月に機械整備のため3日間ほど休館あり)
公式サイト:https://www.chichibuonsen.co.jp/


 

ぬるりとした肌触りが新鮮!「湯の澤鉱泉」(茨城県常陸大宮市)

 湯治場として約180年の歴史がある一軒宿、「湯の澤鉱泉(ゆのさわこうせん)」。温泉は冷鉱泉で、加温しています。内湯は岩風呂と檜風呂の2か所あり、1週間交換の男女入れ替え制です。古くから「医者いらずの湯」として伝えられてきた温泉は、ぬるりとした肌触りが特徴。お風呂上がりの肌がツルツルになると評判の美人の湯なので、ママは存分につかりましょう。

 人気No.1の天ざるそばや茨城美明豚(びめいとん)とんかつ定食などがそろう、ランチメニューも必食です!


檜造りのお風呂は窓から自然の眺望が楽しめます


施設情報
住所:茨城県常陸大宮市山方4849/時間:10:00~16:00/定休日:月曜
公式サイト:https://yunosawakousen.com/


 

秘湯の宿「奥鬼怒川温泉郷 八丁の湯」(栃木県日光市)で日帰り極上温泉を!

 原始の森こと「日光国立公園」内の奥鬼怒川(おくきぬがわ)温泉郷は、標高1,400mに位置する関東最後の秘湯です。源泉100%かけ流しの露天風呂に入り、山の幸や地元食材を使った贅沢な料理を味わって、ほっこりくつろごう。食事では幼児食もそろいます。

 さらに1929(昭和4)年開業時の野天風呂「雪見の湯」をはじめ、3つの混浴風呂があるので、家族そろってのバスタイムが可能。日帰り利用だけでなく、家族旅行応援プランなどのお得なプランも注目です!


冬のシーズンは雪見が楽しめる露天風呂


施設情報
住所:栃木県日光市川俣876/時間:24時間(3つの混浴露天風呂は21:00~22:00のみ女性専用)/定休日:火曜(祝日により変動あり)
公式サイト:https://www.8tyo-no-yu.co.jp/

 

絶景温泉といったら「ほったらかし温泉」(山梨県山梨市)

 富士山を望み、甲府盆地東部を見下ろす“絶景温泉”として有名。浴場は富士山を正面に望む「こっちの湯」と、その2倍の大きさを誇る「あっちの湯」の2か所あります。どちらもさえぎるもののない風景が広がり、子どもたちも魅了されるはず。朝日に映える富士山や甲府盆地の夜景など、刻々と表情を変える景色も見ものです。

 新源泉(黄金の湯)のアルカリ性単純温泉は、硫黄泉に比べ刺激が少なく、肌の弱い人やお子さんに向いています!


「こっちの湯」(写真)、「あっちの湯」共に風呂数は露天3内湯1(男女別)


施設情報
山梨県山梨市矢坪1669-18/時間:日の出1時間前~22:00(最終受付21:30)/定休日:なし(予定)
公式サイト:http://www.hottarakashi-onsen.com/


しっかり下調べをして親子温泉デビューを!

いろんなタイプの良質な温泉ばかりで、どこに行こうか悩んじゃいますよね。そういう場合は、子どもの肌に優しい弱アルカリ性の温泉を選ぶといいかも。あとは食事処にキッズ向けメニューの用意があるか、湯上りに遊べる設備があるかなども調べておくと、現地でお子さんに喜ばれるでしょう。

今回の10選のうち7つの施設が温泉宿です。運転&遊び疲れもありますから、ここは思い切って宿泊して温泉三昧の親子旅はいかが?

ライター:小林智明


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