KADOKAWA Group

Children & Education

子育て・教育

想像力しかない! 7歳の人気インフルエンサーが 作り出す「クセ強め工作」


人気俳優やお笑い芸人も注目し、Instagramのフォロワー数は約88万人、YouTubeのチャンネル「チビみらんチャンネル」登録者数は約50万人を誇る人気インフルエンサーのみらんちゃん。その人気の理由のひとつに挙げられるのが、子どもが作ったとは思えないクオリティの高い工作。今回はその作品を紹介しながら、みらんちゃんママに「みらんちゃんと工作」について、話を聞かせてもらいました。

子どもの成長にとって工作はかけがえのないもの

 文部科学省が出している小学校学習指導領域の「図画工作科の目標」には、以下のように記されています。

 表現及び鑑賞の活動を通して,造形的な見方・考え方を働かせ,生活や社会の中の形や色などと豊かに関わる資質・能力を次のとおり育成することを目指す。
 対象や事象を捉える造形的な視点について自分の感覚や行為を通して理解するとともに,材料や用具を使い,表し方などを工夫して,創造的につくったり表したりすることができるようにする。
 造形的なよさや美しさ,表したいこと,表し方などについて考え,創造的に発想や構想をしたり,作品などに対する自分の見方や感じ方を深めたりすることができるようにする。
 つくりだす喜びを味わうとともに,感性を育み,楽しく豊かな生活を創造しようとする態度を養い,豊かな情操を培う。

 

 ここからもわかるよう、工作とは手先の器用さを養うだけではなく、物の見方や考え方、表現の仕方につながるほど、子ども達にとって欠かせないことだと言えます。
そんな工作を得意とするみらんちゃんですが、どのようにして工作が得意になっていったのか、ママに聞いてみました。

アンパンマンのシールブックから始まったみらんちゃんの工作



 みらんはお絵描きと工作が大好きですが、小さい頃から毎日していたかと言えばしてなかった気がします。ただ、お絵描きに関しては1歳頃、毎日のように「絵本を読んで」と、渡された絵本を読んだり、私が絵本の絵を描いたりして、みらんもマネをして描いたりぬったりしていましたね。あとパズルも大好きで、ぬり絵とパズルを見かけると「買って」と、言うことが多かったです。

 工作を始めたきっかけは、2~3歳の頃。アンパンマンのシールブックについていたアンパンマンの目や口のシールを自分の顔に貼って遊んでいたのが始まり。自分で描いたキャラクターの目や口などをセロテープで自分の顔に貼っていたのを見て、大笑いしたこともありました。

4歳ごろ、工作に進化が見られ始めた!




 4歳くらいの頃、ダンボールが欲しいと言われたので、「何を作るの?」と聞くと、「顔のパーツだけでなく体も作りたい」とのこと。他には、折り紙も使うようになったりして、と私には考えつかないような工作をするようになりました。その頃からお菓子やトイレットペーパーの芯などの廃材は、捨てないでと言うようになりましたね。はさみを使ったり、手を切りそうな廃材があったりして、ヒヤヒヤすることもありましたが、なるべく口を出さずに見守り、みらんに「ママ、手伝って」と言われてから手出しするようにしていました。
 
 そう思うと、工作を始めた頃からみらんが作る工作は、「物」ではなく「自分自身がなりきる」ものばかりでした。今でもダンボール、折り紙、セロテープは使いますが、最近は粘土工作にハマっています。

正しいことを教えるのではなく子どもの意見を引き出す

 我が家ではテレビを見る、ゲームをする時間を決めています。10分くらいオーバーするくらいなら見過ごしますが、あまりにも長い時間オーバーすると、私が「終了〜」と言って強制終了させています(笑)。 以前は、強制終了がかかると「何をすればいい?」と、聞かれることもしばしば。私が「何がしたい?」と聞くと、「じゃあ、お絵描き!」「ママとぬり絵をしたい」と、言うことが多かったので、「じゃあ、それをしよう!」と、一緒に遊んでいたんです。その遊びの中でみらんが「これに折り紙を貼ったらどう?」などと、自分の意見を言ってくることがあると、一緒に折り紙を買いに行きました。

 例えば、折り紙にしても正しい折り方を私が教えて折るよりも、自分が思うがまま考えて作るほうがとても楽しそう! 私からは出てこないようなアイディアが出てくることもあったので、極力見守り、意見を引き出すようにしていました。

子どもが工作を好きになるために必要なのは「一緒に」



 私は仕事をしているので、ずっと一緒に遊んであげる事はできないし、兄弟がいないみらんは、ひとり遊びをする時間が長くなります。そのため、少なくても1日の中で1回は遊んであげたいと思っていました。でも終わらせないといけない家事もあり……。そんな葛藤をくり返す中で、「ママが洗濯物畳むのと、みらんが上手に絵を描くの、どっちが早いか勝負ね?」と、謎の遊びを企画して、親子で楽しむことも多いです(笑)。例え一緒に工作ができなくても、見せに来てくれた時、「ここはどうやって作ったの?」と聞いてみたり、「目の書き方が上手になったね」などと、できるだけ細かいところに目を向けて、声かけをするようにしていました。

 そんなことを小さい頃からくり返していたら、自然と工作に興味を持っていました。今では、作っていることを見る事も許されないみらんの工作(笑)。よく言われるのが「絶対に作るところを見ないでね! 楽しみにしていて♡」「ママは別の事をしてていいよ。でも、出来たら一緒に遊んでね」。小さい頃も今も、みらんの工作は【一緒に】がキーワードになっている気がします。自分が作る工作で私と一緒に遊ぶ、動画配信をしてみんなに楽しんでもらうことは、みらんの工作の原動力になっています。

自分でやったことを認めてもらうことの大切さ

みらんちゃんママのお話を聞いていると、みらんちゃんがやりたいことを受け止め、伸ばしてあげているのがよくわかりました。子育てをしていると、つい「こうしなさい」と口出ししたくなりますが、時に子どものやりたいことを見守ることが、みらんちゃんのように大好きなことに出会えるきっかけになるのかもしれません。

大人気YouTube「チビみらんチャンネル」 ママに聞く! 「みらんちゃんってどんな子?」4/4(木)記事公開予定!


この記事をシェアする

特集

ページトップへ戻る