KADOKAWA Group

News

お知らせ

クリスマスには図鑑がオススメ!教育家・小川大介さんが語る「図鑑GET!」の魅力


 みなさん、周りのお子様へのクリスマスプレゼントは決まりましたか? 子どもも喜んで、大人たちにとってもありがたい、そんなプレゼントが理想ですよね。教育・中学受験指導の専門家であり、オンラインサロンも話題の小川さんから、プレゼントにおすすめの図鑑『GET!』シリーズの魅力を伺いました!



世界を探検するような「読む体験」がある!

 教育家の小川大介です。『角川の集める図鑑GET!』シリーズのラインナップが続々と増えているようで、それだけ「図鑑を読む」体験を楽しむ親子が増えているのだなと嬉しく感じています。私は『頭がいい子の家のリビングには必ず「辞書」「地図」「図鑑」がある』(すばる舎)という書籍を出していることもあり、これまでも様々な図鑑を紹介してきましたが、『集める図鑑GET!』シリーズが他の図鑑と一線を画している魅力が、「読む体験」です。


小川大介さんの著書『頭がいい子の家のリビングには
必ず「辞書」「地図」「図鑑」がある』(すばる舎)では学習に役立つ図鑑の使い方が紹介されています。


 『集める図鑑GET!』シリーズは、調べる、写真やイラストで確認する、知識を得るという図鑑の基本機能にとどまらず、まるでその土地を旅しているかのような、ドキュメンタリー番組を見ているかのような錯覚を覚えさせてくれるのです。その秘密は後ほど述べるとして、ぜひまずはこのシリーズを手にとって開いてみていただきたいと思います。

子どもの「学習タイプ」を刺激する図鑑! 



 私が思わず読みふけってしまったお気に入りが『絶滅動物』です。タイムマシンで時代を飛び越えながら、世界各地の絶滅動物たちを見ていく構成で飽きさせませんし、なにより今はもう見ることができない動物なんだなという思いが、生物の進化と地球のありかたを考えさせてくれます。帯にも書かれている「現在地球は6回目の大量絶滅期と言われています。その原因は人間です」という言葉が重く響きます。この図鑑が面白いのは、名前の一つ一つに由来を付けてくれている点です。バクの仲間「テレオロフス」は《完全な出っぱり》、「ディニクチス」は《おそろしいイタチ》、原始的なカメの「メイオラニア」は《小さな放浪者》、といった具合です。私は6000家庭以上の子育てに関わり、子どもたち一人ひとりの「学習タイプ」を見抜くことを得意としているのですが、知識を収集するように名前を覚えていくことを好むタイプの子だと、むさぼり読んだあとに、クイズ大会が始まりそうなワクワク感があります。




 そして『は虫類・両生類』。世界中の熱帯雨林やサバンナ、砂漠をかけめぐって様々なは虫類・両生類に出会ってきた、加藤英明先生の熱量があふれかえった図鑑ですが、私がまず興味深く感じたのが冒頭のマンガページです。わずか4ページですが、地球上の生物の歴史における両生類・は虫類の大きな存在意義が、小学校低学年にも分かる形で示されています。このマンガ部分を導入にすることで、続く専門性の高い情報ページにも自然と入っていくことができそうです。



また、これは『集める図鑑GET!』シリーズ全体に共通した長所ですが、本当に世界各地を旅している気分にさせてくれるのですね。ガラパゴス諸島の見開き2ページは、ガラパゴスリクイグアナが黒褐色の土地を背景に堂々とたたずむ姿ではじまります。イグアナをアップにするのではなく、背景の地面が広く写されていることで、なるほどこの諸島は海底火山活動で生まれた島なんだなということがすっと理解できます(左下の解説コーナーでちゃんと火山についても触れられています)。さらにページをめくれば、群れるイグアナ、泳ぐイグアナ、カラフルなイグアナたちが現れ、その次のページでは隆起に富んだ広々とした草地でガラパゴスゾウガメが戯れている。「ここに行ってみたい!実際に見てみたい!」という気持ちが掻き立てられるのです。



『絶滅動物』『は虫類・両生類』は、今年11月に発売された一番新しい図鑑です。この記事の末尾では、さらに小川さんにこれまでの『角川の集める図鑑GET!』も全巻くわしくレビューしていただきました!
お子様の興味・関心や「学習タイプ」にピッタリなタイトルを探してみてくださいね。


・『危険生物』:ハマる子続出の最強対決
・『人体』:興味と理解がつながっていく
・『魚』:水族館のようなワクワク感
・『星と星座』:星と宇宙に親しみが湧く
・『恐竜』『昆虫』『動物』:世界の環境が伝わってくる

「もともと図鑑が読める子」でなくても楽しめる!

図鑑というものの魅力は一言で説明できるものではありませんが、こと子どもたちの成長という視点で捉えた時には、「膨大な知識に触れることができる」「映像情報と言葉の情報とに同時に触れられるので脳が大いに刺激される」「想像力が引き出される」「グループ化の視点を学べることで科目学習の基礎が養われる」「調べる力が育つ」「疑問が解決した時の喜びを味わえる」といった点が挙げられるでしょう。
世間一般のイメージとしても、物知りな子、考えることが好きな子、算数や理科が得意な子は、図鑑が好きなことが多いですね。

 そんな図鑑ですが、では子育て家庭のどこでも活躍しているのかというと、どうもそうでもありません。旧来の図鑑は、「自分から興味を持ってページをめくれる子でないと、楽しめない」という高いハードルがあったからです。

 『角川の集める図鑑GET!』シリーズの優れた点は、このハードルを乗り越えた点にあります。物語を読むように、テレビ番組を見るように、謎解き遊びをするように、「読み進めることができる」のです。
しかも、スマホやタブレットを使ってカードを集めながら自分の図鑑を作っていくというアクションが準備されていますから、まさに「遊び」がありますし、コレクションしていく楽しさも味わえます。


スマホでデジタルカードが見られるオンライン図鑑「GET!+(ゲットプラス)」。図鑑GET!の誌面から、ARでデジタルカードをゲットできます。


 また、このシリーズは、考える力を育むことをコンセプトにしているということで、章ごとに「GET!ミッション」という問いかけが準備されています。私は中学受験指導の専門家でもありますが、このGET!ミッションの問い方はなかなか絶妙です。たしかにページをめくっていけば答えは書かれているのですが、注意を払わないと見過ごしてしまいますし、答えそのままの表現で書かれているわけではないので、若干の読解力も求められるようにできています。近年の中学入試では、子どもたちの思考力を試すために、単純な知識を問うばかりではなく、複数の知識や条件を組み合わせてその場で考えさせる問題が増えてきているのですが、この「GET!ミッション」の問いもまた、子どもたちの思考力を刺激するものになっています。
 もともと図鑑好きの子どもたちはもちろん、今まで図鑑にあまり馴染めなかった子どもたち、昔子どもだった人たちにこそお勧めしたいシリーズです。


小川大介
 

さらに今なら…
ミニ恐竜かるたがもらえる!



この冬、一部対象書店で図鑑GET!を1冊買うと、
「あ~わ」まで44のひらがなが身につく!ミニ恐竜かるた がその場で1つもらえます!

小川さんも推薦! かるたは遊びながら学ぶツールの王道

「恐竜かるた」、内容がなかなかのマニアぶりで、”ナジャシュ”や”ソルデス”など聞いたこともない恐竜がたくさん入っているのが面白いですね。
恐竜好きな子がかるたと図鑑を行き来する姿が目に浮かぶようです。また、恐竜図鑑を持っていない子でも楽しめるよう、絵札をよく見たら分かるようになっていたり、ダジャレだったりと読み上げ札が工夫されている点も好感が持てます。かるたは、
遊びながら学ぶツールの王道ですからこの機会に入手していただきたいですね。(談=小川大介)



▼くわしくはこちら!
「ミニ恐竜かるた」がもらえる! クリスマスは図鑑GET!がピッタリ!!

 

小川さんのGET!全巻レビューは次ページ!


この記事をシェアする

特集

ページトップへ戻る