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【専門家監修】防災の日に親子で読もう! 防災絵本5選


日本は自然災害が多く、地震や火事、台風、豪雨といったリスクが常に身近に存在します。
未就学児の場合は大人がそばにいる時間が長いですが、いざという時、親子で災害を乗り切るためには、日ごろから “親子で備えること”が大切です。

そこで、保育防災コンサルタント®の藤實智子さんに、親子で読みたいおすすめの防災絵本5冊を選んでいただきました。



藤實智子(ふじみともこ)
一般社団法人保育の寺子屋 代表理事 保育防災コンサルタント®
女性消防官(防火・災害予防にも尽力)を経て、保育士に。小規模認可保育園開園などの経験から「子どもたちの命を守る保育士たち」に寄り添いサポートする事業を開始。保育防災コンサルタント®として、保育防災講座や保育防災スペシャリスト養成など保育防災を学ぶ機会を提供。


防災絵本を読むときに心がけたいこと

防災について子どもたちに伝える際は、真剣さゆえに、「真面目にやりなさい」「おかしもの約束を守って」と叱ってしまい、災害への恐怖が子どもたちに植え付けられてしまうことも。
未就学児には、具体的な行動よりも、まず安心感を伝えてほしいです。
絵本を通じて防災を伝える際にも、怖さを煽らず、「ママ・パパ・先生たちがいっしょにいるから大丈夫だよ」と安心できる言葉を添えてみてください。

▼ 防災の日に親子で読もう! 防災絵本5選

  • 1.どうぶつポーズで あそボウサイ


▼【期間限定・無料試し読みはこちら!(2025/9/7まで)】

場面に合わせて身を守る「ポーズ」を、動物になりきって体で覚える参加型絵本。
机がなかったら? 外にいたら? ――6つのポーズを親子でまねしながら練習できます。

地震から身を守る方法として、保育の現場で教えられているメジャーなポーズは「だんごむし」ですが、階段の途中にいるときなど、状況によっては、「だんごむし」が子どもを危険にさらすことも。正しいポーズはひとつではありません。
この絵本では、様々な動物のポーズを描いている点がポイント。身を守るためのポーズの選択肢=「引き出しを増やす」という視点で、日ごろから活用してほしい絵本です。
実際の災害の時には、「ねこになろう」「さるになろう」とその場で保護者が判断して伝えてあげましょう。

読み聞かせでは、「親子で一緒に遊んで、一緒に覚える」ことを楽しんでください。
最後のページでは、絵本の動物たちと同じように、お子さまを「ぎゅ~っ」と抱きしめて安心感を伝えて終えるのがおすすめです。

「どうぶつポーズで あそボウサイ」
かなざわ まゆこ 作・絵 こが りょうこ 監修 KADOKAWA刊
https://yomeruba.com/product/pic-book/ehon/322407001106.html

 

  • 2.くんくんと かじ


「ミッフィー」で知られる作家、ディック・ブルーナさんが手掛ける絵本。
原っぱでうとうとしていた子犬のくんくんが火事のにおいに気づき、消防署へ知らせに走ります。くんくんの活躍によって、無事に火事は収まり、くんくんは「消防犬」に任命されます。

災害発生時、小さな子どもは何もできないと思われがちです。でも、何か異変を感じたら大人に知らせるということはできます。シンプルな物語だからこそ、「大人に知らせる」という行動がまっすぐに伝わります。
1・2歳ごろから読みやすく、日常でも「何か変だなと思ったら、ママに教えてね」といった形で会話に落とし込めます。
怖さを煽らず、最初の一歩を身につけるのに最適な一冊です。

「くんくんと かじ」
ディック・ブルーナ ぶん・え まつおか きょうこ やく 福音館書店 刊
https://www.fukuinkan.co.jp/book?id=205

 

  • 3.しょうぼうじどうしゃ じぷた


はたらく車への憧れから、防災に興味を持つきっかけとなる一冊。
大きくて立派な働く車たちに「ちびっこ」扱いされていた消防自動車・じぷたが、山の中で起きた火事の消火に大活躍! 
モバイルバッテリーの発火など、火事が身近な昨今、怖がらせずに「火事が起きたらどんな流れになるか」をイメージできます。

「しょうぼうじどうしゃ じぷた」
渡辺茂男 さく 山本忠敬 え 福音館書店 刊
https://www.fukuinkan.co.jp/book?id=50

 

  • 4.ぷーたのぼうさい


救急救命士の月ヶ瀬恭子先生が監修をしている絵本。
くまのぷーた一家の一日を追いながら、大災害が起こるとどうなるのか、備えや身の守り方を学べる内容です。年中さんくらいから理解できるストーリーで、警報が鳴ってお子さんが「地震ってなに?」「津波ってなに?」と興味を持った時に、「こういうことだよ」と分かりやすく伝えられます。
巻末にある「防災グッズを一緒に考えてみよう」というページも実践的で、読みながら「防災リュック」を親子で作るのがおすすめ。
防災のマニュアルとしてお勧めです。

「ぷーたのぼうさい」
すみもと ななみ 作・絵 月ヶ瀬 恭子 監修・解説 チャイルド社 刊。
https://childshop.jp/product/detail/4629/

 

  • 5.クイズでたのしむ あんぜんえほん


「交通安全/保健/事故防止/防犯/防災」の5ジャンルで、子どもたちの「安全対策」を網羅した全100問。小学校への進学後は、一人で行動する範囲・時間がぐっと増えます。非常口の確認や119番など、就学前に知っておくべき実践的な防災知識を伝えるのに効果的。
子どもはクイズが大好き。イラストも豊富なので、繰り返し遊ぶうちに、自然と生きる力が身につきます。
家族やお友だちとクイズを出し合えば、さらに学びが広がります。小さなお子さんには、「〇×」にアレンジして出題しても。
対象は5歳ごろから。

『クイズでたのしむ あんぜんえほん』
宮田美恵子(NPO法人 日本こどもの安全教育総合研究所 理事長)著
https://www.gentosha-edu.co.jp/book/b623694.html

 

  番外編(大人向け)

  • 笑顔が守った命 ~津波から150人の子どもを救った保育士たちの実話


3.11当日、保育士たちが極限の状況で子ども全員を守り抜いた実話。実際にどういうことが起こったか、を保護者・保育者がリアルに知ることは大切。
一般書は難しい、なかなか読み進めにくい、という場合に、絵本はとてもおすすめです。
小学生以上なら読み聞かせも可能です。

「笑顔が守った命」
あいはら ひろゆき 作 ちゅうがんじ たかむ 絵 サニーサイドブックス 刊
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784910188089

 

▼ 『どうぶつポーズで あそボウサイ』期間限定・無料試し読み(2025/9/7まで)

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