「鳥肌が立つのは、どんな意味があるの?」
「腹筋が割れるってどういうこと?」
子どもからのそんな素朴な疑問に、ハッとさせられたことはありませんか?
私たちの超身近にある「体」には、大人も知らない驚きの秘密がたくさん隠されています。
そんな人体の不思議を、親しみやすいイラストと最新の科学で圧倒的にわかりやすく解き明かします!
連載第5回は、CHAPTER5「あなたと私の体の違い」の中から「腹筋は必ず6つに割れるわけではない!」を紹介します!
※本連載は『人体の不思議がわかる! すごすぎる体のつくり図鑑』から一部抜粋して構成された記事です。
腹筋は必ず6つに割れるわけではない!
「腹筋が割れている」と聞くと、多くの人が6つに分かれたシックスパックを思い浮かべるでしょう。でも、実は腹筋は必ず6つに割れるわけではありません。
お腹の前にある腹直筋は、横に入った「腱画」という線によって区切られています。この線の数は人によって違い、2本しかない人もいれば、4本以上ある人もいます。左右で数が違うこともあり、段違いに見えることもあります。
つまり、フォーパック(4つ)に見える人もいれば、エイトパック(8つ)に見える人もいるのです。これはトレーニングのせいではなく、もともとの体のつくりの違いです。胎児のころ、筋肉ができる途中でどこに区切りが入るかが少しずつ違うのです。さらに、サルなどほかの動物では、もっと多くの区切りを持つこともあります。
だから、「きれいに6つ」が正解というわけではありません。腹筋の形もまた、人それぞれの体の歴史が作った、多様性のひとつなのです。
腹直筋は、腱画でいくつかに区切られている
豆知識
腹筋の区切り方にはいくつもの型があり、見え方は人それぞれです。これはトレーニングだけで決まるのではなく、もともとの体のつくりの違いによるものです。
自分の体について知ることで、私たちが毎日当たり前に動かしている手や足、呼吸のひとつひとつが、いかに精巧で素晴らしい仕組みで成り立っているかがわかるのではないでしょうか。
ページをパラパラとめくりながら、「だから人間の骨はこんな形をしているのか!」「動物と人間って、ここが似ているんだな」と、小さな発見を楽しんでみてください。
本書をきっかけに、子どもたちが自分の体や身の回りの生き物たちへ、これまでとは少し違う「新しい視点」や好奇心を持つようになってくれれば幸いです。
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