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楽しみ方がわかる! はじめての、親子えほん 第7回<大きい夏みつけた! 夏絵本>


こんにちは! 聞かせ屋。けいたろうです。すっかり夏ですね。
今回は、夏におススメの3冊を紹介します。趣向を凝らして「大きい」をテーマにした夏絵本を選んでみました。


まずは


『おおきなおおきなきいろいひまわり』(大日本絵画)


これ、スゴいのです。何がスゴいのかというと……ページが全方向(放射状)に開くようになっているしかけ絵本で、めくる度にひまわりの花が広がっていくのです!



最後に完成するのは、まさにタイトル通り大きな大きな黄色いひまわり! 



実物大、いやそれ以上かな。読み聞かせをしていると、どんどん開いていく花に、子どもたちは大興奮。実は、花の中央部分も仕掛けがあって、開いてみるとひまわりの育て方が書いてあります。



僕はこの絵本を開くと、おばあちゃん家の近くにあったひまわり畑を思い出します。小さな頃はひまわりが、より大きく見えたものですね。


そして、夏と言えばスイカ!


『ありとすいか』(ポプラ社)


こんな大きなスイカ、食べきれない! と……それもそのはず。この絵本、アリからの視点なのです。スイカのみずみずしい赤色が、絵本いっぱいに描かれています。今すぐかぶりつきたくなってしまいます(笑)。さて、この大物をアリ達はどうやって巣に運ぶと思いますか? シャベルで掘ったり、担いでみたり……皆、働き者ですね。そして残った皮をどうするかというと……それは読んでのお楽しみ! おはなし会などをする方は、大型絵本で読むのもオススメ。現実より大きなスイカを眺めて、アリの気持ちになれるかもしれません。本物のスイカより、美味しそうなんだよなぁ(笑)。


最後はこの絵本。


『きょだいな きょだいな』(福音館書店)


これは大きい! 広い原っぱにあったのは、巨大なピアノに巨大な電話、なぜか巨大なトイレットペーパー! どれも、大きい必要は無いのだけれど(笑)。でも、ピアノの上で鬼ごっこをしている子ども達がすごく楽しそうで……あったら良いなと思ってしまう。そんな風に思えるから、何十年も読み継がれる名作なのかなぁ。
あれ? これって、夏の絵本だったかしら? と思った方もいるかもしれません。確かに夏がテーマではありませんが、最後に登場するのが夏の風物詩、超特大の……さて、何が巨大だったら楽しいでしょうか?


暑い夏、走って、泳いで、ひと休み。絵本の中でも是非、ひと夏の大きな経験を。


作・絵:フランセス・バリー 訳:たに ゆき

定価
1,430円(本体1,300円+税)
発売日
サイズ
22.2cm×21.7cm
ISBN
9784499282147

作:たむら しげる 絵:たむら しげる

定価
1,430円(本体1,300円+税)
発売日
サイズ
24.6cm x 19cm
ISBN
9784591071540

作:長谷川 摂子 絵:降矢 なな

定価
990円(本体900円+税)
発売日
サイズ
20×27cm
ISBN
9784834012422

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