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子育て・教育

楽しみ方がわかる! はじめての、親子えほん 第5回<お風呂の絵本>


こんにちは!《聞かせ屋。けいたろう》です。
今回のテーマは“お風呂の絵本”です。
お風呂……好きですか? 今、僕の家には6歳と2歳の二人の娘がいて、放っておくとずっと湯船に入っているほどのお風呂好きです。子どもが二人いると、お風呂でも遊ぶのですね。工夫次第でおもちゃも様々。食品が入っていた容器やコップに水を入れるのは基本ですが、霧吹きやカプセルトイのカプセル、水中メガネも持ち込みます。
長く続いたのは、泡のソフトクリーム作り。桶で作った石鹸水を泡立てて、ソフトクリームに見立てて遊びます。砂場遊びセットの中に時々、ソフトクリームのコーン状のものもあります。是非一度、お試しあれ。

でも、上の娘が2歳の頃は、風呂に入れるのが本当に大変でした。お風呂イヤイヤ期は長かった……(笑)。部屋遊びを中断されるのもイヤ、脱ぐのもイヤ、脱いだ後も裸で逃げ出す。親としてはストレスでした。ストローとか氷とか、毎日新しいものをお風呂に投入しつつ、手を尽くしましたが、「一歩進んで二歩下がる」的な毎日でした(笑)。子どもは皆、通る道かな?

それでは「お風呂が楽しくなったら良いなぁ」という願いを込めて、お風呂絵本を紹介します! 昔ながらの名作から新作まで、お風呂絵本は出版されています。日本には「銭湯」を描いた絵本もありますし、お風呂で読めるようにビニールでできた絵本もあります。お風呂文化が生んだお風呂絵本、僕のオススメの三冊にレッツ入湯!


『そら はだかんぼ!』(偕成社)


そうそう、まずは脱衣から難関ですね(笑)!
「はだかんぼに なりなさい」と言われる子ライオン。どういうことだ?とめくってみると、なんとたてがみを外すのです。その正体は、クマ! さらに「はだかんぼに なりなさい」とクマが言われてめくってみると、その正体は……。ユーモアたっぷり、意外性にびっくりの絵本です。「きちんと脱いで、入りましょうね」という絵本でなく、ワイルドでちょっとやんちゃで、楽しく脱げる絵本です。


そして「あったら良いなぁ……」と、夢のお風呂に思いを馳せてしまうのがこの絵本。


『ぼくのおふろ』(PHP研究所)


「まいにち まいにち おんなじ おふろ
たまには ちがう おふろに はいりたい」
そんな思いから始まる、あんな風呂、こんな風呂のオンパレード。
長いお風呂に迷路のお風呂、チョコ風呂、ほし風呂、噴水風呂! 僕のお気に入りは、お風呂の電車。座席が風呂になっている。これなら通勤が大好きになるけど、毎日乗り過ごしちゃうかも。


最後はこれ。


『おふろがでまーす』(KADOKAWA)


お風呂でパパと、想像遊び。パパのお膝に乗っかって、準備はいいかい? 船が出ます。
「ぽー」湯気の向こう、たどり着くのはどんな島? お風呂って、親子の関わりの時間なんだなぁと改めて思います。距離も近くて、会話も弾む。想像も豊かに膨らむかも。

お風呂の絵本を読んだからといって、お風呂が好きになるかどうかはその子次第! 絵本や入浴剤に効能を期待し過ぎてもいけません(笑)。
でも、お風呂に興味を持ったり、お風呂って楽しいかも……と思ったり、お風呂で遊ぶきっかけになったり……きっと、お風呂に気持ちが向くと思います。楽しいバスタイムの後は、布団で絵本タイムかな。ほっこり温かい時間が続きますように。


作/五味太郎

定価
1,100円(本体1,000円+税)
発売日
サイズ
25cm×21cm
ISBN
9784032400502

作・絵/鈴木のりたけ

定価
1,430円(本体1,300円+税)
発売日
サイズ
B5判変形
ISBN
9784569780610

作/accototo

定価
1,320円(本体1,200円+税)
発売日
サイズ
B5変形判
ISBN
9784041121283

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