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毎日、きょうだいゲンカをしてしまう子へ~『子育て言い換え事典』ためし読み 第5回



累計5万人以上の生徒を指導してわかった「魔法の声かけ」をマンガで解説!
ゲームばかりする、宿題をしない、ケンカばかりする…など、育児の悩みを解決してくれる『子育て言い換え事典』の中身をお試し連載スタート!

※第1~4回はこちらから


きょうだいゲンカが多い:毎日、きょうだいゲンカをしてしまう子へ




毎日のきょうだいゲンカにうんざりそんなときは、どう対応する!?

 家庭で毎日くりひろげられるきょうだいゲンカ。「いい加減にしなさい!」「なんで毎日きょうだいゲンカするの?」とうんざり、イライラしていませんか。

 親御さんにぜひ心に留めておいてもらいたいのは、きょうだいゲンカは、実はまたとない「学びの場」であること。口論には高度な技術が求められますし、非常に頭を使う行為なのです。

 相手の言葉を理解する。相手を言い負かせるためにはどうすればいいかを真剣に考える。どこまでがOKで、どこまでがNGかのラインを知る。まさに社会勉強の貴重な機会です。家庭の外でケンカするよりも、きょうだい同士でケンカの仕方を学んでもらったほうがいいともいえます。

 親が止めるべきなのは、手が出るなどの暴力行為。レフェリー(審判)になったつもりで観察し、もしも手が出たら止めます。そしてさぁ、もう1回やるよ~と、「ファイッ!」と、再開の合図。こうすると、子どもたちもバカバカしくなって、ケンカがトーンダウンします。


 最も避けたいのは、きょうだいゲンカによって親がイライラしたり、雷を落としたりして、家庭の雰囲気が険悪になること。親がストレスをためないようにケンカのとらえ方を変えてみましょう。




 「お兄ちゃんなんだから我慢して」「お姉ちゃんなんだから貸してあげなさい」はよくあるセリフです。しかし、子どもには“年齢による上下関係”という概念がありません。だからこそ、こう言われた年長子は不満や不平等感を強く覚えます。


ポイント

親はケンカの仲裁役になる必要はありません。

きょうだいの1人が言いつけてきても、無理に解決しようとせず、気持ちを受けとめるだけで十分。親が気持ちを理解してくれていることを知れば、子どもの気持ちも徐々に静まっていきます。




全5章【目次】 43の自己肯定感を高める言い換え!

ヨメルバのためし読みでは、カワグチさん、モリサキさん、タナカさんが第1回で話していた4つの悩みに対するイシーダの言い換え術を紹介します。





著者 石田 勝紀 著者 カワグチ マサミ

定価
1,540円(本体1,400円+税)
発売日
サイズ
A5判
ISBN
9784046053886

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