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※第1~2回はこちらから
テレビやゲームに夢中になる:ゲームに夢中になってしまう子へ
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ゲーム三昧の子を勉強に向かわせるには?「勉強=つまらない」の固定観念を変えよう
子どもが「テレビやゲームに夢中になって勉強をしない」というのは多くの親が抱える悩みです。
ただ、本当にゲームをやること自体が問題かというと、そうとも言いきれません。ゲームにハマれるということはつまり、それだけ何かに夢中になれるということ。その子の長所でもあるのです。
また、親が知っておきたいのは、ゲームをやめさせたからといって、その子自身が勉強するようになるとは限らないこと。ゲーム好きな子からゲームを取り上げるよりも、“勉強をゲームに見立てて、遊びながら学ぶ方法”を教えるほうがよっぽど効果的です。
まずは、子どもの「勉強=つまらない」という固定観念を変えることから始めます。「勉強はゲームであること」「先生はゲームのクリエーターであり、マスター(攻略テクニックを教えてくれる指導者)であること」を子どもに教えるのです。
勉強に関する用語もゲーム用語に置き換えてみましょう。例題や知識は「アイテム」、答え合わせは「攻略法」、勉強計画は「ゲームプラン」、 解答終了は「ゲームオーバー」というふうに使用する用語が変われば、勉強に対する見方も変わります。「勉強=ゲーム」と捉えると、「勝ちたい」「攻略したい」という子どもの意欲を引き出せます。
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ゲームやスマホの使用を制限したい場合には、最初のルール決めが肝心。この際、親の意見だけでルールをつくるのではなく、子どもの意見をしっかりと聞き、話し合いで着地点をつくることが大切です。約束を守れなかったときのペナルティも決め、必ず実行します。それでも守らない、あるいは現状にルールが合わなくなったときには「ルールの見直しをしようか?」と声をかけ、再度話し合いましょう。
ポイント
最初のルール決めと、決めたルールは絶対に守るという親子の合意が大切
全5章【目次】 43の自己肯定感を高める言い換え!
ヨメルバのためし読みでは、カワグチさん、モリサキさん、タナカさんが第1回で話していた4つの悩みに対するイシーダの言い換え術を紹介します。
第4回では、「注意散漫で集中力がない子へ」の言い換え術を伝授します!(9月7日公開予定)
著者 石田 勝紀 著者 カワグチ マサミ
- 【定価】
- 1,540円(本体1,400円+税)
- 【発売日】
- 【サイズ】
- A5判
- 【ISBN】
- 9784046053886