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大雨の対処:「避難行動判定フロー」で判断する!『だれでもできる防災事典』第3回


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※第1~2回はこちらから

 

大雨の対処:「避難行動判定フロー」で判断する

大雨による災害のときは、(発令される警戒レベル※に添った)「避難の判断基準」を持っておこう



参考:首相官邸HP「防災気象情報と警戒レベル

 身近なだからこそ、避難の遅れによって災害に巻き込まれる危険があります。「避難する判断基準」を持って、早め早めに避難しておくことが大切です。
 自宅付近で川が氾濫した場合、車で避難すると次のような危険があります。
アンダーパス(くぐり抜け用道路)の冠水に気づかず、車が立ち往生して閉じこめられる
渋滞が発生して逃げ遅れる
 車は水没すると水圧でドアが開けられなくなり、車内に水が入って溺(おぼ)れる危険があります。



西日本豪雨災害とレスキューの話

 2018年7月、西日本を中心とした広範囲に大雨が降り、河川の氾濫や土砂崩れが多くの場所で発生しました。
 災害警戒区域では避難をうながす警報が出ていましたが、多くの人が被災。そのほとんどが高齢者の方でした。
 道路は泥水で水浸しになり、土砂が流れ込み、家も車も流されていました。地盤がやわらかく危険なため、思うように救助活動ができない状況が発生しました。
 救助する側も、される側も視界が悪くなるため、大雨は二次災害を引き起こしやすい災害であるということを覚えておいてください。
 

助かる命を助けるために

徒歩で避難するときはふたが外れたマンホールや側溝に気をつける



第4回では、火災の対処:「姿勢を低くする本当の理由とは?」を紹介します。(9月12日公開予定)


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全4章もくじ 公開






著者:タイチョー イラスト:みぞぐちともや

定価
1,430円(本体1,300円+税)
発売日
サイズ
四六判
ISBN
9784046058836

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