
YouTubeで20万人以上が参考にした「防災・レスキューテクニック」を書籍化!
数々の災害現場に対処してきたからこそ知り得た『レスキュー隊員が教える だれでもできる防災事典』の特別試し読み公開です!
※第1~3回はこちらから
火災の対処:姿勢を低くする本当の理由
火災のときは、「煙の動き」を理解して「常に低い姿勢」で避難しよう
火事で亡くなった方の約半数は煙(一酸化炭素中毒と窒息(ちっそく))が原因といわれています。
煙は上へ上へと逃げていく習性があるので、煙を吸わないように低い姿勢を維持し、ハンカチなどで口や鼻を覆って行動しましょう。
また、煙は有毒ガスのため、火災現場で目を開けると強い痛みを感じますが、かがんで低い姿勢をとることで比較的視界もクリアになります。かがんで出口を確認して、低い姿勢を維持しながら避難することが大切です。


ポイント① かがんで行動する

ポイント② 壁伝いに行動する

助かる命を助けるために
壁伝いに玄関まで行く練習をする(慣れてきたら目をつぶって練習する)
初期消火がとても大切!
火災発生直後から天井に火がまわるまでの間に火を消すことを「初期消火」といいます。
周囲に火災を知らせるとともに、消火器や水を使用してすばやく消火活動を行います。
①周囲に火災を知らせる
(大声を出す/119番)
②逃げ遅れを確認する
(視界がクリアな時に)
③初期消火を行う
(消火器や水をかける)
※①~③は、火災発生後約1~2分=初期消火の目安時間
④火災現場から避難する
屋内で火災が起きた場合、約3分で天井に火が燃え移るといわれています。天井に火がまわった時点で初期消火は限界となるため、火災現場から避難し、到着した消防隊に消火活動をまかせましょう。
第5回では、車の事故の対処:「車に幼児を乗せる」場合とは?を紹介します。(9月15日公開予定)
★RESCUE HOUSE レスキューハウスの動画もチェックしよう!
チャンネルはこちらから
『消防レスキュー隊員が教える だれでもできる防災事典』好評発売中!
全4章もくじ 公開
著者:タイチョー イラスト:みぞぐちともや
- 【定価】
- 1,430円(本体1,300円+税)
- 【発売日】
- 【サイズ】
- 四六判
- 【ISBN】
- 9784046058836