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文庫(その他)

  • 書影:君だけに紡ぐこの声を聞いて

    君だけに紡ぐこの声を聞いて

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    常に〈優等生〉な木下柚葉は両親からの期待を一身に背負い、カメラマンになる夢すらも諦めて勉強ずくめの日々を送っていた。とあるきっかけで、柚葉はクラスで〈暴力男〉と噂されている広瀬絃と知り合う。不器用だが悪評とはかけ離れた優しい性格の広瀬と親しくなる中で、柚葉は少しずつ自分の本心と向き合えるようになる。しかし、ある事件を境に広瀬は教室に居場所を失い――。「自由に生きる」方法を探す、感涙の青春物語。◇◇◇著者からのメッセージ◇◇◇誰かのなにげない言葉で救われたり、支えられたりすることってありますよね。言葉ではなくても、そばにいるだけで心強くなることもある。生きていたら嫌なことも辛いことも悲しいこともたくさんあるけれど、きっと人生はそれだけじゃない。ほんの一瞬でも、この物語が誰かの心にそっと寄り添えるものになれば嬉しいです。水月つゆ

  • 書影:100日後、きみのいない春が来る。

    100日後、きみのいない春が来る。

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    いつも自分を後回しにして、周りに合わせてしまう高校生の風里。大好きな絵もお母さんの一言でやめてしまったけれど、久しぶりに話した幼なじみの千冬くんは、風里の絵が好きだと言ってくれた。「一番は自分がどうしたいか、だろ」。その言葉をきっかけに、自分と向き合い、封印していた千冬くんへの想いを意識する。でも実は、彼が発症したら100日後には死んでしまう難病だと知って――。ラストは号泣の青春純愛ストーリー。10年後の風里の姿を描く書き下ろしショートストーリー「十年後の桜」を収録。

  • 書影:つよがりの君に、僕は何度だって会いにいく

    つよがりの君に、僕は何度だって会いにいく

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    名門私立高校に進学した未森ひなたは、入学早々いじめに遭っていた。ひとり親の母を思うと不登校になるわけにはいかない……気丈に振る舞うも生きる希望を失っていたひなたを救い出したのは、幼馴染の柊太だった。1日限りと誓って学校をさぼり、思い出の場所をめぐる2人。ひなたの冷え切った心を少しずつほぐしていく柊太だったが、彼には今まで打ち明けられなかった秘密があって――。まさかの展開が心揺さぶる、高純度の恋愛物語。◇◇◇著者からのメッセージ◇◇◇息苦しい人間関係の中で自分のことを嫌いになってしまいそうなとき。そんなときに思い出していただけるような一冊になれればと願って書きました。誰かの心をほんの少しでも軽くできますように。此見えこ

  • 書影:優しい死神は、君のための嘘をつく

    優しい死神は、君のための嘘をつく

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    ◆あらすじ「はじめまして、僕は死神です。君の魂をもらいに来ました。」病室で目を覚ました真尋は、ある日突然目の前に現れた死神から三十日以内に自分の命が尽きることを告げられる。今まで入退院を繰り返しずっと一人ぼっちだった真尋にとって、死ぬことは何も怖くない……はずだった。しかし不器用だけど優しい死神と日々言葉を交わすうちに、どんどん彼に惹かれている自分に気がつく。もっと生きたい。けれど、無情にも運命の日は訪れてしまう。そんな真尋に、死神は今までついていた“嘘”を告白しはじめる――。これは決して結ばれることのない、余命僅かな少女と死神の切ないラブストーリー。文庫版限定書き下ろし! 【番外編:君の手のぬくもり】を収録。◆著者メッセージはじめまして、望月くらげです。このたびは2020年に単行本として刊行された『優しい死神は、君のための嘘をつく』を文庫化していただけることとなりました。すごく嬉しいです。重い心臓病で幼い頃から入退院を繰り返す真尋の元に、ある日彼女の命を奪いに死神がやってきて――というところから物語は始まります。真尋の恋心の行方、そして命の期日が来たとき二人が選ぶ運命とは……。どうか最後まで見届けていただけると嬉しいです。よろしくお願いします。

  • 書影:言いわけばかりの私にさよならを

    言いわけばかりの私にさよならを

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    ■あらすじ私だけだ、何も持っていないのは――。中学最後の大会で最悪なミスをして、大好きなバレーボールを辞めた鈴乃。高校は楽しいけれど、好きなものに夢中な友人達から取り残された気持ちになってしまう。そんな時、隆二先輩は「鈴乃ちゃんはもっと跳べる」と言葉だけでなく証明してくれた。ひたむきに努力する彼の言葉だから、信じることができた。だけど、先輩は人知れず絶望と闘っていて……。夢を追う2人の恋が爽やかな奇跡を呼ぶ物語。■著者からのメッセージこんにちは、加賀美真也です。この度は角川文庫さんから「言いわけばかりの私にさよならを」刊行させていただくことになりました。この物語は、挫折によって自らの才能や可能性を信じられなくなってしまった女の子が、ひたむきに努力する男の子と出会い、惹かれ、自分自身と向き合う物語です。彼女たちの行く末をあたたかく見守っていただけると幸いです。

  • 書影:朝起きて、君に会えたら

    朝起きて、君に会えたら

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    ◆あらすじ朝が怖かった私のもとに、太陽みたいな人が現れた――。「今日命日なんだよな、好きだったやつの」ある事情から昼夜逆転生活を送る高校生のすずは、深夜の散歩中に公園で号泣する男の子・環と出会う。同じ学校に通う環は太陽のような存在で、すずにとっては憧れであり対極にいる人だった。けれど、この夜をきっかけに正反対な二人の秘密の交流が始まる。二度と朝が来なくても良いと思うくらい環との時間を愛おしく感じていたものの、すずの身体にはタイムリミットが迫っていて――。恋にトラウマを抱える男の子とある事情からタイムリミットを抱える女の子。ふたりの切ない恋の結末は――。魔法のiらんど大賞2022恋愛文芸部門部門賞受賞作!◆著者メッセージおはようございます、映瑠です。このたび、『朝起きて、君に会えたら』を刊行していただくことになりました。私にとって初めての本が、この2人の物語なんてとても嬉しい気持ちでいっぱいです。朝が怖くて深夜徘徊を繰り返す女の子・すずと、ちょっと素行不良な男の子・環が、寝静まった夜の街で愛おしい記憶を紡いでいくお話になっています。凍えるような寒い冬のお話ですが、2人の初々しいやりとりにほっこりしてもらえたら嬉しいです。

  • 書影:ないものねだりの君に光の花束を

    ないものねだりの君に光の花束を

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    全てにおいて平凡で自分を〈永遠の脇役〉だと思っている高校生・影子。同じクラスの真昼は普段は世間を賑わすアイドルで、勉強や性格も完璧な人気者だ。そこにいるだけで目立つ彼はまさに〈永遠の主人公〉。生きる世界の違う真昼に引け目を感じ距離をとりたい影子だったが、一緒に図書委員を務めることになったのをきっかけに、誰も知らない彼の陰の一面を知ることになる――。心揺さぶる結末に涙が止まらない、青春純愛物語。文庫版限定! アフターストーリー<掌編 尊い愛>を収録。◇◇◇著者からのメッセージ◇◇◇人はないものねだりをしてしまう生き物。でも、自分のてのひらを見つめてみたら、当たり前すぎて気づかなかった宝物が見つかるかもしれません。そんな思いをこめて書いたお話です。この物語がだれかにとって、光にはなれなくても、よりそうぬくもりになれたら幸いです。汐見夏衛

  • 書影:盤上に君はもういない

    盤上に君はもういない

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    史上初となる女性棋士の座を賭けた対局が決定した。運命の一戦に臨むのは、将棋の名門一家で育った天才高校生・諏訪飛鳥と、体が弱くプロになるための年齢制限が迫る千桜夕妃。激闘の末に決まった勝者はしかし、デビュー戦を前に姿を消した。観戦記者の佐竹亜弓は彼女の行方を追うが……。「もう一度、あなたと指したい」。互いに切磋琢磨する若き棋士たちの熱い戦いと、将棋で結ばれる絆に胸を打たれる、愛と情熱の物語。

  • 書影:火鍛冶の娘

    火鍛冶の娘

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    古代日本。火鍛冶(ほかじ)の匠を父に持つ少女、沙耶は、父のような火鍛冶になるのが夢だった。しかし里には、女は鉄を鍛えてはならないという掟があった。そこで男と偽り、父が病で逝った後も鍛冶を続けていた沙耶だが、そんな彼女に意外な依頼が。それは麗しの王子の成人の祝いに、剣を鍛えてほしいというもの。沙耶は夢中で鍛えるが、その剣は恐ろしい魔剣へと変貌し……。少女の夢と挫折、そして冒険を描いた傑作和風ファンタジー!【登場人物】 ■沙耶(さや)……天才的な鍛冶の才能を持つ少女。男と偽って鍛冶の匠を目指す。■阿古矢王子(あこやおうじ)……伊佐穂の国の第一王子。驚くほどに美しい。■加津稚王子(かづちおうじ)……第二王子。武に秀でた、茶目っ気のある青年。■護足(ごたり)……武人。沙耶のもとを、剣の製作を依頼しに訪れる。

  • 書影:医学のひよこ

    医学のひよこ

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    ひょんなことから東城大医学部に通うことになった、生物オタクの中学3年生・曾根崎薫。仲間たちと洞穴を探検していると見たこともない巨大な「たまご」を発見する。大事に育てようとする薫たちの前に立ちはだかったのは、動物実験を目論む研究者と日本政府だった。薫たちは、おとなたちの謀略から大切なモノを守り切れるのか?<いのち>を巡る大冒険医療小説!★巻末に本書のカバー装画・挿画のヨシタケシンスケ氏との刊行記念対談を特別収録!

  • 書影:昨日星を探した言い訳

    昨日星を探した言い訳

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    「なかなか夜が明けなくて、明日にならなくてつらかった。地球の自転が遅すぎて、どうしてこんなに古臭い時代が続いているのか不満だった」僕の前に現れた転校生の少女は、自らの理想のため、頑固に、誠実に、戦い続けると決めていた。永遠にわかり合えないと知っていても、一歩ずつ歩み寄ってきたはずなのに。傷つきながら愛と呼べるものをみつけるまでの少年少女の心情を、研ぎ澄まされた筆致で綴る、青春文学の到達点。

  • 書影:君は医者になれない 膠原病内科医・漆原光莉と血嫌い医学生

    君は医者になれない 膠原病内科医・漆原光莉と血嫌い医学生

    発売日:

     血が怖いという致命的ハンデを抱える医学生・戸島光一郎。落第にリーチが掛かった彼は、救済措置として人手不足のアレルギー・膠原病内科の手伝いを命じられる。 免疫が己の身体を傷付けてしまう難病患者を診療する、膠原病内科、通称アレコー。その外来医長・漆原光莉は、歯に衣着せぬ言動に加え、人として残念な面が多々あるものの、どんな些細な症状も見逃さない名医として大きな信頼を得ていた。そんな彼女の下で戸島は様々な患者と出会い、多くのものを学んでいく。

  • 書影:嘘の世界で、忘れられない恋をした

    嘘の世界で、忘れられない恋をした

    発売日:

     余命1年の宣告を受けた高校2年の月島誠は、想いを寄せる美波翼に気持ちを伝えられない日々を送っていた。でも、それでいい。そう思っていたある日、誠は翼から映画制作部に誘われ、事態は思わぬ方向に転がり始める。 活動を重ね互いに惹かれ合う二人だったが、残酷にも命の刻限は確実に迫っていた。そこで誠は、余命のことを知らない翼が悲しまないよう、ある作戦を実行するが――。 映画を通じて心を通わせる少年少女たちを描いた、感涙必至の青春ラブストーリー。

  • 書影:暗闇の非行少年たち

    暗闇の非行少年たち

    発売日:

     少年院から退院した18歳の水井ハノは、更生を誓いながらも上手く現実に馴染めず、再び犯罪に手を染めようとしていた。そんな時、SNSで「ティンカーベル」と名乗る人物から、ある仮想共有空間(メタバース)への招待状が届き――。 空間に集う顔も本名も知らない子供たちとの交流を通し、暗闇にいたハノは居場所を見つけていく。だが、事情を抱える子供たちのある“共通点”に気づいた時――、謎の管理人ティンカーベルが姿を消した。予想もつかない事態へ、ハノたちも巻き込まれていく。子供たちを集める謎の管理人ティンカーベルの目的とは。更生を願い、もがく少女が見つけた光は、希望かそれとも――?鳴りやまない反響に20万部突破 『15歳のテロリスト』の著者が放つ、新たな衝撃ミステリー!!

  • 書影:新装版 タイム・リープ〈上〉 あしたはきのう

    新装版 タイム・リープ〈上〉 あしたはきのう

    発売日:

     高校二年生の鹿島翔香はある日、昨日の記憶を喪失していることに気づく。そして彼女の日記には、自分の筆跡で書かれた見覚えのない文章があった。“あなたは今、混乱している。――若松くんに相談なさい” 日記の言葉に従い、クラスメートの秀才・若松和彦に助けを求めると、半信半疑ながらも協力してくれることに。だが、翔香はただの記憶喪失ではなく、あるルールに則って時を移動しているようで――? いまもなお語り継がれる、タイムリープものの金字塔作品が、遂に新装版として登場!

  • 書影:新装版 タイム・リープ〈下〉 あしたはきのう

    新装版 タイム・リープ〈下〉 あしたはきのう

    発売日:

     度重なるタイムリープ現象の解明に向けて動く和彦と翔香。そして徐々に明らかとなる、タイムリープ現象の輪郭。和彦の友人・関鷹志に協力を仰ぎ対策を練るも、導き出されたひとつの答えは、翔香にとって到底受け入れがたいものだった……。 緻密に組み上げられた時間のパズル。最後のピースが嵌まるとき、運命の秒針が動き出す――。 巻末には、ここでしか読めない作品の舞台裏を描いた新規書き下ろし「『タイム・リープ』の思い出」を収録。

  • 書影:明日の僕に風が吹く

    明日の僕に風が吹く

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    実家は病院で将来の夢は医師。東京で恵まれた中学校生活を送っていた有人は、学校で注目を集めたある出来事で希望を失い、引きこもり生活を続けていた。彼の行く末を心配した叔父の雅彦は、心機一転、北海道の離島の高校への入学を勧める。「海鳥の楽園」と呼ばれるその島で、たった4人の級友と島民に囲まれる日々。東京での暮らしとは全く違う環境に、有人が戸惑いながらも馴染み始めた頃、残酷な別れが彼を襲い……。未来を失った少年の絶望と再生を描く、感涙必至の青春小説。

  • 書影:三世代探偵団 生命の旗がはためくとき

    三世代探偵団 生命の旗がはためくとき

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    女子高生の令奈は通学途中、ふと覗き込んだ車中で男が刺殺されているのを発見する。なぜかその男は、駆け落ちして姿を消した姉・美樹の名前が書かれたメモを持っていた。姉の身に何かあったのかと心配する令奈。一方で、美樹は駆け落ちした婚約者が裏組織の息子であることを知ってしまい、口封じのため命を狙われていた。さらに組織はあることをきっかけに、対立相手と武力闘争を起こそうとしていて……。天才画家の祖母、マイペースな母と暮らす娘の有里。友人の家族が巻き込まれた抗争に、三世代が立ち向かう!

  • 書影:四畳半タイムマシンブルース

    四畳半タイムマシンブルース

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    8月12日、クーラーのリモコンが壊れて絶望していた「私」の目の前にタイムマシンが現れた。後輩の明石さんたちと涼しさを取り戻す計画を立て、悪友どもを昨日へ送り出したところでふと気づく。過去を改変したら、この世界は消滅してしまうのでは……!? 辻褄合わせに奔走する彼らは宇宙を救えるのか。そして「私」のひそかな恋の行方は。小説『四畳半神話大系』と舞台「サマータイムマシン・ブルース」の奇跡のコラボが実現!

  • 書影:深夜0時の司書見習い

    深夜0時の司書見習い

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     高校生の美原アンが夏休みにホームステイすることになったのは、札幌の郊外に佇む私設図書館、通称「図書屋敷」。不愛想な館主・セージに告げられたルールを破り、アンは真夜中の図書館に迷い込んでしまう。そこは荒廃した裏の世界――“物語の幻影”が彷徨する「図書迷宮」だった! 迷宮の司書を務めることになったアンは「図書館の本を多くの人間に読ませ、迷宮を復興する」よう命じられて……!? 美しい自然に囲まれた古屋敷で、自信のない少女の“物語”が色づき始める――。~本への愛に満ちた《本好きへ贈る物語》に、業界から絶賛の声続出!~◆「この本の扉を開けると迷宮の扉が見えます。進んで下さい。無限に想像力が開放されていくでしょう」――佐竹美保氏/挿絵画家(福音館書店『魔女の宅急便』3~6巻、徳間書店『魔法使いハウルと火の悪魔』 ほか)◆「後半、いきなり、この展開はすごい。反則なみにすごいのに、これをこんなに見事に締めくくるなんて、すごすぎます。あと、こんな本に、こんなおとなしいタイトルを付けるのは反則でしょう」――金原瑞人氏/翻訳家◆「物語の持つ力が人々の心を解きほぐす、強くて優しい願いに満ちた物語です。図書屋敷にも図書迷宮にも行ってみたい!」――三上延氏/小説家(メディアワークス文庫『ビブリア古書堂の事件手帖』著者)

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