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子どもと大人の違いはどこ? 10頭の以上のキリンを比べてみよう【東京都・多摩動物公園】『あてっこ どうぶつずかん だれ』といく 全国の動物園案内 No.15


『あてっこ どうぶつずかん だれ』に出てくる動物で、この施設で見られるのは・・・

 ▶キリン、トラ、ノウサギ、サル、ヘビ、シマウマ、フクロウ

※2023年10月27日時点の情報です。

 



 

動物園のパイオニア 多摩動物公園

多摩動物公園は、豊かな自然が多く残る広々とした園内で、動物たちがのんびりくらす動物園です。動物をできるだけ自由な姿で展示するために、檻のかわりに壕で仕切ることを観覧の基本とした動物園で、広い放飼場に放養形式で展示をしています。
野生で群れをつくる動物は、なるべく群れで飼育するようにしており、小さなアリから大きなゾウまで約300種の動物に会うことができます。


葉を切り取って巣に運ぶハキリアリ 提供:(公財)東京動物園協会


水あびをするアフリカゾウ 提供:(公財)東京動物園協会


 

それぞれの動物の自由な姿を、近くで見られるように工夫しており、オランウータンが頭の上を渡っていく姿が見られる「スカイウォーク」や、目の前でライオンを見ることができる「ライオンバス」(有料)などがあります。


スカイウォーク 提供:(公財)東京動物園協会


ライオンバス 提供:(公財)東京動物園協会


 

日本で一番キリンが多い!?

絵本『あてっこ どうぶつずかん だれ』に登場する中で、「多摩動物公園での人気動物」といえばキリンです。動物園の人気動物にはパンダやペンギン、ゾウやライオンなどがいますが、キリンも昔から同じくらい人気のある動物です。あの長い首に特徴的な模様をした動物は他にいません。
そんなキリンを、多摩動物公園では10頭以上の群れで、なんと50年以上も続けて飼育しています。アフリカに生息する野生のキリンも群れで生活するため、より自然に近い状態で飼育することで、キリンの魅力にいっぱい出会える場所となっています。


群れでくらすキリン 提供:(公財)東京動物園協会


 

長いのは首だけじゃない!?

キリンといえば長い首が特徴ですね。
その長い首をよく観察してみると、食べ物のかたまりが上がったり下がったりするのがよく分かります。これは、一度飲み込んだものを再び口に戻してモグモグしてまだゴックンと飲み込む、反芻(はんすう)という行動。キリンの胃は4つもあるんですよ。
首以外にも、他にも長い部分がたくさんあります。
まずは足。地面から足の付け根まで約1.8mもあるので大きな成人男性と変わらない高さですね。
そして舌。キリンは主に葉っぱを食べて生活していますが、長さ約45cmもある舌を上手に枝に絡めて口に葉っぱを運んで食べます。


約1.8mもある長い足 提供:(公財)東京動物園協会


約45cmもある長い舌 提供:(公財)東京動物園協会


 

さらにまつ毛。なんと3~4cmもあって、強い日差しやホコリなどから目を守る役割があると言われています。


3~4cmもある長いまつ毛 提供:(公財)東京動物園協会


 

元気いっぱい! 子どものキリンに会いに行こう

多摩動物公園は繁殖にも取り組んでおり、いままでに200頭近い子どもが生まれてきました。
群れの中で過ごす子どもたちはおとなキリンよりも元気よく走ったり子ども同士でじゃれ合ったりする行動が見られます。


元気に走る子どものキリン 提供:(公財)東京動物園協会


 

キリンは一度の出産で1頭の赤ちゃんを産み、お母さんの乳を飲む期間は約1年です。後ろ足の間におっぱいがあるので、そこに顔を入れてじっとしていたら、きっとゴクゴクと乳を飲んでいるに違いありません。


ゴクゴク乳を飲む子どものキリン 提供:(公財)東京動物園協会


 

キリンはだいたい4歳くらいでおとなの仲間入りをします。
産まれた当初はおとなと比べると体全体に対して首が短いのですが、成長するにつれてだんだん首が長くなっていきます。多摩動物公園には年齢の違う子どもキリンがいるので、ぜひ首の長さを見比べてみてください。群れで飼育しているからこそわかるキリンの違いを見つけるのもきっと楽しいですよ。


子どもからおとなまで 提供:(公財)東京動物園協会


 

 

多摩動物公園 清水 勲

 

【施設紹介】

多摩動物公園(たまどうぶつこうえん)

TEL:042-591-1611
住所:〒191-0042東京都日野市程久保7-1-1
開園時間:9時30分~17時(入園および入園券・年間パスポートの販売は16時まで)
     ※動物の健康管理上、16時をすぎると見られなくなる動物がいます。
     ※開園時間は変更することがあります。詳細は公式HPをご覧ください。
休園日:水曜日(水曜日が国民の祝日や振替休日、都民の日の場合は、その翌日が休園日)
    年末年始(12月29日~翌年1月1日)
    ※一部の水曜日を開園することもあります。詳細は公式HPをご覧ください。
入園料:一般 600円  中学生 200円  65歳以上 300円
    ※団体料金、各種割引に関しましては公式HPをご覧ください。
交通:京王線、多摩モノレール「多摩動物公園駅」下車、徒歩1分

HP:https://www.tokyo-zoo.net/zoo/tama/
Twitter:https://twitter.com/TamaZooPark

読めば動物園に行きたくなる!
『あてっこ どうぶつずかん だれ』発売中♪


作・絵:あべ 弘士

定価
1,430円(本体1,300円+税)
発売日
サイズ
その他
ISBN
9784041134689

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