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神戸の中心地から電車でたった14分のシャングル!? 0距離で動物たちに会おう【兵庫県・神戸どうぶつ王国】『あてっこ どうぶつずかん だれ』といく 全国の動物園案内 No.4


『あてっこ どうぶつずかん だれ』に出てくる動物で、この施設で見られるのは・・・

 ▶リス、ネコ、トラ、イヌ、アザラシ、コウモリ、ヘビ、フクロウ、カメ

※2023年8月11日時点の情報です。

 



 

「野生への扉」が開く!ジャングルさながらの動物園

色とりどりの花々や緑が生い茂る中で動物たちがイキイキと暮らしている、それが神戸どうぶつ王国です。展示場は生息地(野生)に近い環境が整っているため、動物たちは生きのびるために進化し身につけたその能力をフルに発揮することが出来ます。よって、皆さんは「臨場感」を越えて「没入感」を感じることができ、まるで動物たちが住むジャングルに来たかのような感覚で楽しめます。
そう、ここは、神戸の中心地から電車でたった14分のジャングルなのです。

皆さんが動物園に行くと必ず出会う動物は何ですか?
神戸どうぶつ王国には、ゾウもキリンもライオンもいませんが、この王国でしか出会えない動物や体験ができます。動物との距離がとても近く、0距離で動物たちと出会ったその驚きと感動で、皆さんの心の中にある「野生への扉」が開かれることでしょう!


神戸どうぶつ王国


神戸どうぶつ王国にしかない動物たちとの出会い


 

楽しみながら学べるエデュテイメントが盛りだくさん。国内で唯一のパフォーマンスも!

「王国の展示場は野生でなければならない」―――その言葉通り、エリアに入ってもすぐに動物は見えません。ジャングルではそういうものです。
皆さんには動物たちを探し見つけた時の感動を味わってほしいのです。耳を澄ますと聞こえる動物たちの鳴き声や歩く音を頼りに、是非探してみてください。

王国のイベントやアクティビティは、楽しみながら学べるエデュテイメント。「へえ、そうなんだ!」という発見があります。
中でも、フリーフライトバードパフォーマンス“wings”は開園以来大人気のイベント。鳥たちの本来のすみか、大空を舞台に、大きな翼を羽ばたかせる躍動的な姿をご覧いただけます。特に、国内で開催しているバードパフォーマンスでシロオオタカが登場するのは神戸どうぶつ王国だけ。ぜひ楽しんでください。


wingsでのコンゴウインコ


wingsでのシロオオタカ


神戸どうぶつ王国と言えば「この種」

神戸どうぶつ王国の象徴的存在、それがハシビロコウです。「動かない鳥」として有名になった鳥ですが、その理由は彼らの狩りが「待ち伏せ型」だからです。大きな翼を広げ豪快に飛ぶロングフライトは大迫力で、神戸どうぶつ王国でしか見ることができない姿です。
実は、ハシビロコウの飼育下での繁殖例は世界で2例しかありません。
ハシビロコウの繁殖を目的に作られたエリアでは、人工降雨機を設置し雨を降らし、池の水位も変え雨季と乾季を作っています。野生では雨季から乾季に変わる時期、また乾季にかけて繁殖行動をおこすと言われています。王国は限りなく野生に近いこの環境で、世界で3例目、アジア初の飼育下での繁殖に挑戦しています。

 


大きく翼を広げるハシビロコウ


国内では珍しい、スカンクの臭い体験も!?

神戸どうぶつ王国には、動物園でおなじみの動物がいない代わりに、国内飼育例が少ない動物たちがいます。
例えば、砂漠の妖精と言われているグンディは、国内では2園館でしか飼育していないので、まだ見たことがない皆さんも多いのではないでしょうか。
社会性のある種で群れの中でのコミュニケーションをとる姿はとても微笑ましいですよ。そして、スカンク。有名な動物ですが、実際に見たことがある、という人は少ないのではないでしょうか?
それもそのはず、国内では3園館でしか飼育していません。スカンクと言えばあの強烈な臭い。その臭いを嗅いだことがある人はそういないでしょう。
ご希望であれば体験できるので、勇気のあるチャレンジャーはお近くのスタッフにお声掛けを!


グンディ


シマスカンク


見逃さないで!超レア動物など一押しポイントをご紹介

王国の住人のひとりである私が、皆さんに見逃してほしくないイチ押しポイントを紹介します。
まずは、超レア動物で最も発見難易度が高い「ミゾゴイ」です。いつもハシビロコウ生態園Big billの草むらに隠れ、その存在すら知らないお客様も多いミゾゴイですが、現在の野生での生息数は世界で1,000羽以下と推定されている絶滅危惧種です。
減少の原因は、繁殖地と越冬地の森林減少や良い採食場所であった農地の開発などによる生息環境の悪化にあると考えられていて、日本での繁殖数も里山の減少とともに急速に減っています。また、飼育個体の中には奄美大島で負傷・衰弱し保護した個体もいます。実は動物園ではこのように絶滅危惧種の保護・展示もしているんです。

次に紹介するのは、怠けていないナマケモノ。彼らはゆっくり動くことで敵から見つかりにくいという技を身に付け生き延びてきました。なのに、びっくりするぐらいスピーディーに動く姿、アクロバティックなポーズを見せてくれることがあります。ぜひじっくり観察をしてみてくださいね。


ミゾゴイ


アクロバティックな動きのナマケモノ


「可愛い」の先にあるもの ~地球の未来を担う子どもたちへ

皆さんは動物たちを目の前にしたとき、どんなことを感じますか?「可愛い」「飼いたい」そんなことを思ったことのある人は、沢山いるのではないでしょうか。
現在、存在が確認されている野生生物は213万1,499種。IUCNのレッドリストでは、このうちの14万7,517種の絶滅危機に直面していると言われています。(2022年10月現、WWFより)理由は地球環境の悪化や密猟などで、これらに私たち人間が深く関わっているのはとても残念なことです。私たちは「可愛い」の先にあるものを考える時なのかもしれません。
この地球は大小様々な歯車がうまくかみ合い動く時計のようなもの。私たち人間を含む地球に棲む生きものは、食う喰われるの中で絶妙なバランスを保ちながら生きていて、1種の絶滅は計り知れない種の絶滅を招くことになります。
私たちは、珍しい動物や可愛い動物を皆さんに紹介するだけでなく、その動物たちの本来の住処「野生」が今どのようになっているのか、そして彼らはどうしているのか・どうなっていくのかを考えるきっかけを作りたいと考えています。皆さんの心の中にある『野生への扉』が開かれるきっかけになれるように。


二ホンリス


 

【施設紹介】

神戸どうぶつ王国(こうべどうぶつおうこく)

TEL:078-302-8899
住所:〒650-0047 兵庫県神戸市中央区港島南町7-1-9
開園時間:公式サイトをご確認ください
休園日:公式サイトをご確認ください
入園料:大人(中学生以上) 2,200円  小学生 1,200円  幼児(4・5歳) 500円  シルバー(満65歳以上) 1,600円
HP:https://www.kobe-oukoku.com/
Twitter:https://twitter.com/kobe_doubutsu
Instagram:https://www.instagram.com/kobe_animalkingdom/
Facebook:https://www.facebook.com/kobe.oukoku
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UC9-vdbso1BCrfOIvMYye6Kg

 

読めば動物園に行きたくなる!
『あてっこ どうぶつずかん だれ』発売中♪


作・絵:あべ 弘士

定価
1,430円(本体1,300円+税)
発売日
サイズ
その他
ISBN
9784041134689

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