ドライバーのオアシスともいえる「道の駅」ですが、子どもを連れて遊び場として利用するのも一手です。農産物の販売やご当地グルメに出会えるのはもちろん、最近ではキッズのプレイルームや複合遊具から温水プール、ミニ遊園地までそろう施設があるのを知っていましたか!?
パパ・ママの好きな足湯や温泉を備えた道の駅もあるので、親子で一日中楽しんじゃいましょう♪
体験施設が盛りだくさんの「道の駅グランテラス筑西」(茨城県筑西市)
北関東最大級の「複合型ハイブリッド道の駅」として、10のテナントと多くの体験施設を備え、3世代で楽しめます。子連れ家族に好評で未就学児まで遊べるのが、ボーネルンド監修の室内遊具施設のキッズスペースです。11月中旬から5月下旬まではイチゴ狩りが楽しめて、こちらもファミリー層に大人気。夏にはスイカ狩りも楽しめますよ。
いま注目のアーバンスポーツ、スラックラインの施設を全国の道の駅で初設置。お子さんから体幹を鍛えたい大人まで体験でき、土曜・日曜には初心者体験会も行っているので挑戦してみませんか。ほか、ワンちゃん連れのためのドッグランのスペースも用意。毎年12月~3月ごろは、施設内を1万8,000球で彩るイルミネーションが見どころです!
施設情報
住所:茨城県筑西市川澄1850/時間:9:00~18:00/定休日:第3水曜、1月1日 ※上記の体験施設の利用はすべて有料(スラックライン体験会は無料)
公式サイト:https://granterrace-chikusei.com/
魚料理を楽しむなら「道の駅日立おさかなセンター」(茨城県日立市)
地元・漁港から水揚げされた地魚を扱う海産物販売店が、市場スタイルで営業。その鮮度抜群の魚介を使った料理を楽しめる飲食店が併設されたグルメスポットです。なかでも有名なのが、「あかつ水産」の味勝手丼(みがってどん)と海鮮浜焼き。味勝手丼は、自分が好きなものを好きな分だけ選ぶ自分だけの海鮮丼です。
海鮮浜焼きは、店内に並べてある魚介を網の上で焼き、アツアツを食べる海鮮BBQ。生の魚は、その場で浜焼き用にさばいてくれるから新鮮です!
施設情報
住所:茨城県日立市みなと町5779-24/時間:9:00~18:00、1~3月9:00~17:00/定休日:1月1日 ※営業時間・定休日は店舗により異なる
公式サイト:https://hitachi-osakana-center.com/
本物のSLが見られる「道の駅もてぎ」(栃木県・茂木町)
「道の駅もてぎ」では、真岡鐵道を走るSLの雄姿を間近で見学可能。運行する週末(冬休み・GW・夏休みなども臨時運行)には、家族連れでにぎわいます。加えて、河川公園にはSL型のアスレチック遊具も。防災館内には、おもちゃも設置された畳のキッズスペースがあり、授乳室・キッズトイレを完備。
名物グルメも魅力です。12月下旬から販売の完熟イチゴ使用のおとめミルクアイスは、同施設人気No.1スイーツ。地元特産品の柚子を使ったオリジナルラーメン、もてぎのゆず塩ら~めんは、お土産用もあります!
施設情報
住所:栃木県芳賀郡茂木町大字茂木1090-1/時間:10~3月9:00~18:00、4~9月9:00~18:30(土曜・日曜・祝日は~19:00)※店舗により異なる。LO各30分前/定休日:第1・3火曜
公式サイト:https://www.motegiplaza.com/
大型複合遊具で遊べる「まちの駅・道の駅 アグリパークゆめすぎと」(埼玉県・杉戸町)
「アグリパークゆめすぎと」の建物は、特徴的なオレンジ色のアーチ屋根が目印。その下を通り抜けると、広い広場や遊具、飛び跳ねて遊べるふわふわドームなどが! 大型複合遊具「ぴかるの城」はローラーすべり台やブランコなどで遊べて、ちびっ子たちに大好評です。
「カントリー農園」もあり、季節の野菜を好きな分だけ収穫体験できます(有料)。またランチには、バーベキュー広場での「手ぶらでバーベキュー」(有料・要予約)がおすすめ。秋冬は入荷によって違う品種の味を楽しめる焼き芋を食べてみたいですね。
施設情報
住所:埼玉県北葛飾郡杉戸町大字才羽823-2/時間:農産物直売所9:00~17:00、カントリー農園10:00~16:00、食堂11:00~15:00(土曜・日曜・祝日は~16:00)/定休日:水曜(祝日の場合営業)、年末年始
公式サイト:http://www.pikaru.co.jp/
船のモニュメントが象徴的な「道の駅ちくら・潮風王国」(千葉県南房総市)
自由に遊ぶことができ、小さなお子さん用のすべり台やブランコもある芝生広場を併設した道の駅。かつて漁業で栄えた千倉を象徴するのが、第一千倉丸のモニュメントです。サバ・サンマ漁に使われていた70トン級の漁船のレプリカが広場に設置され、展望デッキになっています。
グルメでは、この地方で「大きい」を意味する、通常の1.5倍の大きさの「てっぱつアジフライ」が名物。また、「潮風王国」周辺では路地花栽培が盛んで、花の季節の1月下旬~3月下旬には花畑の散策や花摘み(有料)が楽しめますよ。
施設情報
住所:千葉県南房総市千倉町千田1051/時間:9:00~17:00/定休日:水曜(1~3月、8月は休みなし)
公式サイト:https://shiokaze-oukoku.jp/
「道の駅ららん藤岡」(群馬県藤岡市)でミニ観覧車に乗ろう♪
道の駅なのにミニ遊園地を併設! 全国に数基しかないイタリア製のミニ観覧車とメリーゴーランド(各100円、2歳以下無料)、100~200円のコイン遊具があり、小さい子を持つファミリーが遊ぶのにうってつけです。
さらに、10月下旬~1月下旬には約20万球の電球で「ららん藤岡」全体を彩るイルミネーションを展開。12月下旬(土曜・日曜・祝日のみ)までは、観覧車に乗って上空からイルミを見下ろせる「観覧車ナイトツアー」も開催されています。
施設情報
住所:群馬県藤岡市中1131-8/時間・定休日:店舗・施設により異なる
公式サイト:https://www.laranfujioka.com/
農業体験で食育を学べる「道の駅うつのみや ろまんちっく村」(栃木県宇都宮市)
人と地域と豊かな里山にふれあう道の駅です。東京ドーム10個分という広大な敷地内には、農産物直売所や地物の食材が楽しめる飲食店だけでなく、体験農場や森遊び、ドッグランも。さらに温泉や温水プール、宿泊施設がある滞在体験型ファームパークです。
農業体験では、秋の稲刈りやサツマイモ収穫体験のほか、自然観察会、虫探しなどを実施。薪窯パン焼き&米粉パン作りの各体験もあるので、親子で参加してみては。12月上旬の土曜・日曜には地域の特産品「新里ねぎ」の販売会などを行う「新里ねぎまつり」を開催。
施設情報
住所:栃木県宇都宮市新里町丙254/時間:あおぞら館8:30~17:00(土曜・日曜・祝日は~18:00)、飲食施設10:00~16:00(一部レストランは~21:00)、温浴施設10:00~21:00/定休日:第2火曜(祝日の場合翌日)※冬期に臨時休業あり ※上記の各体験は有料・予約制
公式サイト:https://www.romanticmura.com/
プレイカフェに注目!「都市交流施設・道の駅 保田小学校」(千葉県・鋸南町)
旧小学校の校舎をリノベーションして造られた「道の駅 保田(ほた)小学校」。体育館にはマルシェが広がり、町の農産物や特産品などが並びます。校舎棟には観光案内所や地域の飲食店を設けて、2階は宿泊施設に。23年10月には隣接する旧幼稚園を再利用し、都市交流施設を拡張しました。
親子で利用したいのは「道の駅 保田小附属ようちえん」(旧幼稚園内)の「プレイカフェ」。遊戯室のすべり台やサンドバッグで遊べて、ソファではパパ・ママがゆったり見守ることができます。同じ空間には小さなカフェもあり、鋸南町(きょなんまち)の食材を生かしたスムージーが人気です!
施設情報
住所:千葉県安房郡鋸南町保田724/時間:9:00~17:00/定休日:なし ※営業時間・定休日は店舗により異なる
公式サイト:https://hotasho.jp/
忍者体験もできちゃう「道の駅あがつま峡」(群馬県・東吾妻町)
国指定名勝・吾妻峡の玄関口に位置する、豊かな自然に囲まれた場所に立地。24年10月でオープンからちょうど10年が経ちました。施設内の芝生広場には幼児遊具があり、子どもたちが元気いっぱい遊べます。無料の足湯やドッグランなども設置されており、地元食材の直売所、吾妻峡温泉「天狗の湯」もあるから、一日中楽しめますよ。
吾妻地域は「吾妻真田忍者」の足跡が、いまも残る場所です。手裏剣体験ブース(有料)やソフトクリームの上に手裏剣型クッキーが刺さった手裏剣ソフトなども用意。
施設情報
住所:群馬県吾妻郡東吾妻町大字三島6441/時間:直売所9:00~17:00(あさの味は~16:00)、食事処「あがつま亭」11:00~16:00(LO15:30)/定休日:1月1日~3日
公式サイト:https://www.town.higashiagatsuma.gunma.jp/www/contents/1411958876025/index.html
舟に乗って非日常体験!「道の駅・川の駅 水の郷さわら」(千葉県香取市)
利根川に接している「水の郷さわら」は、地域特産品を扱う直売所や河川を利用した各種アクティビティなどがそろう、「水」と「人」とのふれあいの場です。観光船「さっぱ舟」小江戸町並みコース(有料)は、一番人気のコース。江戸時代から使われている地元の木造船「さっぱ舟」で、重要伝統的建造物群保存地区に指定された佐原の中心を流れる小野川を運航します。
親子レジャーにぴったりなレンタサイクル(有料)もOK。小さいお子さんが同乗できる親子自転車や、18~24インチの子ども用自転車の貸し出しも行っているので、気軽にご利用を。
施設情報
住所:千葉県香取市佐原イ3981-2(道の駅)、同4051-3(川の駅)/時間:道の駅8:00~18:00、川の駅9:00~17:00(防災教育展示室9:30~16:30)/定休日:道の駅なし、川の駅は月曜(祝日の場合翌日)
公式サイト:https://www.e-sawara.com/
道の駅目的の旅行もありです!
関東の注目すべき「道の駅」を紹介しました。それぞれ個性があって、いろんな体験ができるので興味深いですよね。サービスエリアと違って、高速道路を利用せずに行けるのもメリットです。各道の駅のHPには、親切に周辺の観光スポットを紹介しているものもあります。また、「うつのみや ろまんちっく村」などは宿泊施設も完備していますから、1泊2日の旅程に道の駅を入れてみませんか?
ライター:小林智明