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【電車好き必見】子鉄も大満足!親子で楽しめる鉄道ミュージアム10選

私たちの生活を支えてくれる鉄道。日本には200近くの鉄道会社があり、日夜運行しています。鉄道に乗ってどこかに出かけるのも楽しいものですが、鉄道車両そのもののデザインも、各鉄道会社によって異なり、見応えのあるものですね。
鉄道各社が運営している鉄道ミュージアムでは、過去の車両展示や、運転士気分が味わえるシミュレーターなどが設置され、鉄道好きな子どもはもちろんのこと、大人も楽しめる工夫が凝らされています。今回は、親子連れにおすすめな施設10カ所を紹介します。




日本最大級の鉄道博物館!新旧さまざまな車両が見られる「鉄道博物館」(埼玉県さいたま市)

“てっぱく”の愛称で親しまれる日本最大級の鉄道博物館。JR東日本の創立20周年の記念事業のメインプロジェクトとして開館しました。鉄道システムの変遷を実物の車両展示を通じて解説しており、蒸気機関車や電気機関車、昭和に活躍した電車、新幹線と42車両も展示されています。
展示だけではなく体験型の施設も豊富で、シミュレータや運転士体験教室などで鉄道の仕事を学ぶことができます。体験型プログラムの多くは、「てっぱく抽選アプリ」からの抽選申し込みが必要になるので、事前にアプリをインストールしておくといいでしょう。ほかにも、鉄道をモチーフにした遊具のある「てっぱくひろば」、プラレールで遊べるスペースや乳幼児向けのゾーンもある「キッズプラザ」など、幅広い年頃の子どもが楽しめるようになっているのも魅力です。
休憩スペースやレストラン・カフェも充実しており、「ランチトレイン」と名付けられたレトロな車両では、館内にある「駅弁屋」で購入した駅弁や、持参したお弁当を持ち込んで食べられるので、旅情気分が味わえます。4階にある「ビューレストラン」からは、走行する新幹線を眺めることができます。

  


車両ステーション1階。1940(昭和15)年製造のC57形蒸気機関車を中心に、36両の車両が展示されています。蒸気機関車の乗った転車台を回転させ、汽笛を鳴らす「転車台回転・汽笛吹鳴実演」が毎日15時~実施されています 写真提供=鉄道博物館


自分で小さな列車を運転できる「ミニ運転列車」。車両は全部で9種類。どの車両に当たるのかはお楽しみ(運転は小学生以上、1台510円、「てっぱく抽選アプリ」で抽選に参加し、当選すると乗車可能) 写真提供=鉄道博物館


1F仕事ステーションに展示されているのは「はやぶさ」でお馴染みのE514形新幹線(モックアップ)と411形新幹線電車
写真提供=鉄道博物館


仕事ステーションの2FにあるE5シミュレータ。日本で一番速い新幹線E5系の最高時速320キロの運転を体験できます(利用は小学生以上、1回510円、「てっぱく抽選アプリ」で抽選に参加し、当選すると利用可能) 写真提供=鉄道博物館


施設情報
住所:埼玉県さいたま市大宮区大成町3-47
電話:048-651-0088
時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)
定休日:火曜日、年末年始
料金:入館前売料金(前日まで)一般1230円、小中高生510円、幼児(3歳以上未就学児)210円、当日料金一般1330円、小中高生620円、幼児(3歳以上未就学児)310円
※入館券はコンビニエンスストア(セブンイレブン、ローソン、ミニストップ)での事前購入推奨
公式サイト:https://www.railway-museum.jp/



地下鉄のことが全部わかる!?地下鉄の歴史から最新技術まで学べる「地下鉄博物館」(東京都江戸川区)
             

東京メトロ東西線葛西駅の高架下にある、地下鉄に特化した「地下鉄博物館」。地下鉄の歴史から新しい技術までを「みて、ふれて、動かして」学習できる参加型ミュージアムです。
館内は7つのコーナーに分かれており、それぞれのコーナーで地下鉄にまつわるユニークな展示が行われています。例えば、「地下鉄をつくる」のコーナーではトンネルの作り方や建設技術を紹介し、「地下鉄をまもる」コーナーでは地下鉄が安全に走るための取り組みとして総合指令所の指令体験ができます。地下鉄を利用していると、普段は車両に目が行きがちですが、ここでは地下鉄全体を深く知ることができます。最後は「地下鉄プレイランド」にある地下鉄にまつわるクイズに挑戦!初級、中級、上級の3つのレベルがあり、それぞれ5問ずつ出題されるので、家族で相談しながら全問正解を目指してみましょう。
ベビーカーの貸し出し、授乳室やベビーベッド、子ども向けのトイレなどが完備されているので、乳幼児連れでも安心です。


鮮やかな赤が印象的な「丸ノ内線301号車」。丸ノ内線の初代車両300形で、国内で唯一残る貴重な車両です。
車内は開放されているので、自由に見学することができます 写真提供=地下鉄博物館


「地下鉄をまもる」コーナーに設置されている、実物大の単線シールドトンネル。
地下鉄のトンネルがどのようにできているのか細部まで見ることができます 写真提供=地下鉄博物館


施設情報
住所:東京都江戸川区東葛西6-3-1
電話:03-3878-5011
時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)
定休日:月曜日(祝日・振替休日の場合は翌日休)、年末年始(12/30~1/3)
料金:入館料 大人220円、子ども(満4歳以上中学生まで)100円
公式サイト:https://www.chikahaku.jp/



オリジナルのプラレールが作れる!真っ赤な車体でお馴染みの京急に親しめる「京急ミュージアム」(神奈川県横浜市)
          

京急グループ本社の1階にある博物館で、「『本物』を見て、触れて、楽しむ」をコンセプトに2020年に開館した博物館。コンパクトながら、さまざまな体験ができます。
エントランスを入ってすぐに目につくのは、約2年の歳月をかけて修復したという「京急デハ230形」の車両。車内では、京急グループの歴史を紹介するコーナーも設けられています。展示室中央にあるのは、沿線風景を再現した、長さ約12メートルの巨大ジオラマ。ジオラマ内にはHOゲージ(1/80スケールで、線路幅16.5ミリの鉄道模型のこと)の京急車両が走ります。走行する模型の先頭車両に搭載したカメラ映像を見ながら、本物の電車運転台に座っての操作体験も可能です。(1回100円、先着順)。子どもに大人気なのが、「マイ車両工場」のコーナー。京急の車両についての講義を受けた後、オリジナルデザイン車両の工作体験ができます。
入館、鉄道シミュレーションやマイ車両工場はWebからの事前予約が必要で、毎月1日に次月の予約がスタートするので、予定をしっかり立てるのがおすすめです。


1930(昭和5)〜1978(昭和53)年まで運行していた「京急デハ230形」を展示。
1970年代の雰囲気を再現したホームを通って車両の中に入れます 写真提供=京急電鉄


「マイ車両工場」では、プラレールをクレヨンなどで好きなデザインにアレンジする制作体験ができます。体験時間は30分〜1時間、1台1000円、要予約。完成後は専用オリジナルボックスに入れて持ち帰れます
©TOMY 「プラレール」は株式会社タカラトミーの登録商標です ※レールは付属しません、プラレールは動力のない車両です
写真提供=京急電鉄


施設情報
住所:神奈川県横浜市西区高島1-2-8 京急グループ本社1F
電話:03-5789-8686/045-225-9696(京急ご案内センター 9:00〜17:00)
時間:1日3回の入れ替え制、WEB事前予約が必須 ※最新の入館方法についてはHPを要確認
定休日:火曜日(祝日の場合は翌日休)、年末年始
料金:入館料無料 ※一部体験コンテンツは有料
公式サイト:https://www.keikyu.co.jp/museum/



洗練されたデザインの建物と展示が光る「ロマンスカーミュージアム」(神奈川県海老名市)

小田急線海老名駅隣接とアクセス至便な「ロマンスカーミュージアム」。その名の通り、ロマンスカーにスポットをあてた鉄道施設で、「“子ども”も“大人”も楽しめる鉄道ミュージアム」がコンセプトです。
ロマンスカーはこれまで10車種が運行していますが、1階のロマンスカーギャラリーではそのうちの5車種を間近で見ることができます。記念撮影にも人気のスポットです。2階の「ジオラマパーク」では、設置面積約190平方メートルの巨大ジオラマが展示されています。新宿から江の島・小田原・箱根まで続く小田急沿線を再現しており、都市、海、山とさまざまな場所を小田急電鉄が走っていることがわかります。プロジェクションマッピングとオリジナルソングで演出したジオラマショー「時間と距離のロマンス」は見応えたっぷりです。3分100円で運転することもできる運転体験もあります。また、2階には「キッズロマンスカーパーク」があり、アスレチック、ペーパークラフト、インタラクティブアート、シミュレーターと多彩な体験が楽しめます。


「ロマンスカーギャラリー」には引退した5車種が常設展示されており、一部の車両は内部も開放しています。中央に写る車両はNSE(3100形)で、小田急で初めて展望席と2Fの運転席を導入した車両です 写真提供=ロマンスカーミュージアム


ロマンスカーをテーマにした子ども向けエリア(大人のみの利用不可)の「キッズロマンスカーパーク」。アスレチックやペーパークラフト体験(1回500円)ができます 写真提供=ロマンスカーミュージアム


施設情報
住所:神奈川県海老名市めぐみ町1-3(小田急線海老名駅隣接地)
電話:046-233-0909(開館日の10:00〜17:00)
時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)
定休日:火曜日
料金:入館料大人(中学生以上)900円、子ども(小学生)400円、幼児(3歳以上)100円
公式サイト:https://www.odakyu.jp/romancecarmuseum/



20両もの蒸気機関車が並ぶ「扇形車庫」は必見!貴重な54車両を有する「京都鉄道博物館」(京都府京都市)

2016年に梅小路蒸気機関車館を拡張リニューアルしてオープンした「京都鉄道博物館」。「地域と歩む鉄道文化拠点」をコンセプトに、「見る、さわる、体験する」をテーマとし、誰もが楽しめる「学びの場」となることを目指しています。
54両もの車両を収蔵しており、国鉄を代表するボンネット型の特急電車「クハ489形1号車」や初代新幹線電車の「0系21形1号車」など、貴重な車両が並んでいます。なお、1号車というのはその形式の車両で一番最初に製造された車両のことで、鉄道ファンからは「トップナンバー」と呼ばれています。
国指定の重要文化財である「扇形車庫」では、20両の蒸気機関車が保存・展示されています。これだけの数の蒸気機関車を一度に見られるのは京都鉄道博物館だけ。蒸気機関車好きならずとも必見です。本物の蒸気機関車が牽引する客車に乗車できる「SLスチーム号」も毎日運行しており、人気を集めています(乗車料金一般・大学生・高校生は300円、中学生・小学生・3歳以上の幼児は100円)。


JR西日本を代表する車両を展示する本館。写真左に映るのは、当時世界最速の時速300キロメートルで営業運転を実現した新幹線車両「500系521形1号車」 写真提供=京都鉄道博物館


施設情報
住所:京都府京都下京区観光喜寺町
電話:0570-080-462(10:00〜17:00)
時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)
定休日:水曜日(祝日、春・夏休みは開館)、年末年始ほか
料金:入館料一般1500円、大学生・高校生1300円、中学生・小学生500円、幼児(3歳以上)200円
公式サイト:https://www.kyotorailwaymuseum.jp/



開館50周年を迎え記念事業を実施中!ちんちん電車が見られる「横浜市電保存館」(神奈川県横浜市)

1904(明治37)年から1972(昭和47)年まで運行し、“ちんちん電車”の愛称で親しまれていた横浜の路面電車、「横浜市電」。その車両をいまなお保存し、横浜の歴史と共に紹介しているのが「横浜市電保存館」です。車両展示コーナーでは、貨車も含めて7車両が展示されており、市電車両は運転台に座ることもできるので、運転士気分に浸れます。
2023年8月に開館50周年を迎える当館では、さまざまな事業を展開。7月19日から公開がスタートした鉄道ジオラマは、40年ぶりに全面リニューアル。鉄道発祥の地である横浜駅から桜木町・みなとみらいエリア、新横浜周辺エリアをメインとし、横浜のさまざまな名所が再現されたものになっています。ジオラマ内はHOゲージの模型車両が走り、映像・照明・音響を組み合わせることで、市営交通の歴史や役割を知ることができます。横浜市電の車両をデザインしたラバーキーホルダーなど、50周年記念のグッズも販売中です。


エントランス入ってすぐにあるのが車両展示コーナー。停留場の敷石は当時のものを使用し、横浜市電が現役だったころの雰囲気も感じさせます 写真提供=横浜市電保存館


施設情報
住所:神奈川県横浜市磯子区滝頭3-1-53
電話:045-754-8505
時間:9:30〜17:00(入館は16:30まで)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日休)、年末年始
料金:入館料大人(高校生以上)300円、3歳から中学生100円 ※支払いは現金のみ
公式サイト:https://www.shiden.yokohama/



ミニ電車やアスレチックスペースなど遊べる要素が豊富な「京王れーるランド」(東京都日野市)
             

京王線多摩動物公園駅すぐにある「京王れーるランド」は、京王電鉄が運営する鉄道のテーマパーク。1階は体験しながら鉄道のことを学べるスペース。小型運転体験シミュレータ、車掌体験、150インチの大画面を利用した運転体験ができます。運転体験は1回300円の有料ですが、小型運転体験シミュレーション、車掌体験は無料なのもうれしいポイント。超低床小型バスの路線バスも展示してあり、運転席に座って運転士気分を味わえます。2階は靴を脱いで遊べるアスレチックスペース(利用は3〜8歳)とプラレールで遊べるスペースがあり、子どもに人気です。屋外の車両展示場の周りを走っているのは京王電鉄のミニ電車。(1回100円、雨天中止)。大人も乗れるので、家族みんなで楽しむことができます。
子ども向けの全天候型屋内施設「京王あそびの森HUGHUG(ハグハグ)」との共通チケット(平日大人1人・子ども1人で2400円、土休日大人1人・子ども1人で2800円で共に、12時まで販売)もあるので、両スポットを楽しむのもおすすめです。


屋外の車両展示コーナーでは、5車両が並びます。展示車両中央は5000系クハ5723。京王線のイメージを上げた車両です。隣のラベンダー色の車両は井の頭線の車両です 写真提供=京王れーるランド


施設情報
住所:東京都日野市程久保3-36-39
電話:042-593-3526
時間:9:30〜17:30(入館は17:00まで) ※ミュージアムショップは9:30〜17:15
定休日:水曜日(祝日の場合は翌日休)、1月1日
料金:入館料310円(3歳以上)
公式サイト:https://www.keio-rail-land.jp/



レールと同じ高さで走行中の車両が見学できる「ウォッチングプロムナード」がおもしろい「東武博物館」(東京都墨田区)

東武スカイツリーライン「とうきょうスカイツリー駅」から2駅、東向島駅に隣接する「東武博物館」。東武鉄道の歴史や役割をわかりやすく紹介しています。蒸気機関車や木造電車の「デハ1形5号電車」、路面電車の「日光軌道203号」などバラエティ豊かな車両を展示しています。1951(昭和26)年製のキャブオーバーバスや、明智平ロープウェイのゴンドラも展示されており、東武鉄道の業務の幅広さがうかがえます。電車の運行に欠かせない信号やポイントの仕組みを解説したコーナーもあり、鉄道全体について学ぶことができます。
特徴的なのが、2階にある「ウォッチングプロムナード」。東向島駅のホーム下に位置しているため、実際に走っている電車の車両やモーター、ロングレールの伸縮継ぎ目などを間近で観察できます。普段は目にすることのない電車の台車部分をじっくり観察できる絶好の機会です。館内は吹き抜け構造なので、2階からは1階に展示されているジオラマの全景を見下ろせたり、展示車両の屋根上を見たりすることができます。


エントランス入ってすぐ展示されている「5号蒸気機関車」。英国製で、東武鉄道開業期に活躍した車両です。1日4回実施の「SLショー」では、車輪が回転する様子が見られます 写真提供=東武博物館


施設情報
住所:東京都墨田区東向島4-28-16
電話:03-3614-8811
時間:10:00〜16:30(入館は16:00まで)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日休)、年末年始
料金: 入館料大人 交通系電子マネー支払い時200円、現金210円、子ども(4歳〜中学生)100円
公式サイト:https://www.tobu.co.jp/museum/



電車とバスのシミュレーターが楽しい!パノラマシアターも見応えたっぷりの「電車とバスの博物館」(神奈川県川崎市)

1982年に高津駅に開館し、2003年に現在の場所に移転。2016年にリニューアルし、親子で楽しめる鉄道ミュージアムとして評判の「電車とバスの博物館」。体験設備として一番人気なのが本格型運転シミュレーター。初心者向けに運転方法を案内してくれるガイダンスモードがあるので、子どもや初心者でも安心。慣れてきたらノーマルモードや朝のラッシュを再現したエキスパートモードに挑戦するのもおすすめです。
3階にある東急ヒストリーパノラマシアターでは、HOゲージの模型電車が、映像や鉄道関連の音楽で知られる向谷実さんのオリジナル曲に合わせてジオラマ内を走ります。電車の仕事に関するショートムービーの上映もあるので、入館したら上映スケジュールをチェックするとよいでしょう。パノラマシアターの隣にある「Nゲージパーク」では、自分で持ち込んだNゲージ車両を走らせることができます(20分200円)。無料の貸し出しもあるので、Nゲージ車両を持っていなくても楽しめます。


人気の8090系運転シミュレーター(1回300円、入館当日館内の予約機からの予約が必要)。田園都市線の長津田〜二子玉川間、大井町線の二子玉川〜大井町間、東横線の渋谷〜横浜間から好きな区間を選ぶことができます 写真提供=電車とバスの博物館


施設情報
住所:神奈川県川崎市宮前区宮崎2-10-12
電話:044-861-6787
時間:10:00〜16:30(入館は16:00まで)
定休日:木曜日(祝日の場合は翌日休)、年末年始
料金:入館料 大人(高校生以上)200円、3歳から中学生100円
公式サイト:https://denbus.jp/



世界最大規模の1番ゲージ「いちばんテツモパーク」に圧倒される!「原鉄道模型博物館」(神奈川県横浜市)

世界的に著名な鉄道模型製作・収集家である原信太郎さんの鉄道関連のコレクション約1000点を展示する「原鉄道模型博物館」。最大の魅力は1番ゲージのジオラマ「いちばんテツモパーク」。1番ゲージ(No.1ゲージとも)は約1/32のスケールで作られた鉄道模型。日本でメジャーなNゲージが1/148〜1/160なので約5倍の大きさです。そのため、細部まで実物と同じように作ることができ、重厚感があるのが特徴。また、原さんのリアル志向はすさまじく、鉄のレールと鉄の車輪を使い、架線から電気を集めて模型を走行させること。そのため、走行音が本物の鉄道にそっくり!パリのリヨン駅をモデルにした駅舎を中心に、ロマンチックな風情をたたえたジオラマは、思わず時間を忘れて見入ってしまいます。隣室には、現代の横浜と鉄道黎明期の横浜の風景を融合させた「横浜ジオラマ」があり、HOゲージの車両が走ります。現実にはない風景を作り上げられるのも模型の魅力ですね。
「京急ミュージアム」(入館には事前予約が必要)とは徒歩5分の距離なので、ハシゴをするのもおすすめです。


細部まで作り込まれた「いちばんテツモパーク」。ジオラマ内に置かれた人形たち一つひとつにストーリー性を感じられます。ジオラマ内を走る車両は日にちや時間によって変わります 写真提供=原鉄道模型博物館


施設情報
住所:神奈川県横浜市西区高島町1-1-2 横浜三井ビルディング2F
電話:045-640-6699(開館日の10:00〜17:00)
時間:10:00〜17:00(チケット販売は16:00まで、入館は16:30まで)
定休日:火・水曜日(祝日の場合は翌日休)、年末年始、2月上旬(保守点検期間)
料金(2023年8月現在):入館料平日大人1200円、中学・高校生900円、小人(4歳以上)600円、土日祝日ハイシーズン大人1300円、中学・高校生1000円、小人(4歳以上)700円 ※チケット販売WEBサービス「イープラス」またはファミリーマートのマルチコピー機による日時指定での販売(入館後は時間制限なし)
公式サイト:https://www.hara-mrm.com/




夏休みのお出かけにもぴったり。親子で鉄道のディープな世界へGO!

おすすめの鉄道ミュージアム10カ所を紹介しました。規模や展示内容はさまざまですが、どこも“鉄道”というものをより身近に、親しみやすいものにしてくれる博物館ばかりです。未就学児のお子さんでも楽しめる施設も多いので、兄弟姉妹での訪問も安心ですね。親子で鉄道がもっと好きになれる鉄道ミュージアムに行ってみましょう!


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