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【夏休み対策!】自由研究にぴったりな手作り体験スポット(関東近郊)10選

夏休みにつきものの自由研究。「好きなことをしていい」とテーマが自由な分、何をすればよいのか悩んでしまうという人も多いのではないでしょうか?

そんな人におすすめなのが手作り体験。作る工程だけではなく、作ったあとも使ったり飾ったりできるので、“宿題”という義務感だけではない思い出作りができるはず。大人でも挑戦しがいのあるものばかりなので、家族で作ってみるのもよいでしょう。

今回は、関東近郊のおすすめスポット10カ所を紹介します。




本物そっくりでびっくり!「大和サンプル製作所 第3工房」(東京都豊島区)

飲食店の店先に飾られている「食品サンプル」は、日本独自のもの。型にビニール樹脂やロウを流し込み、色付け・盛り付けをすることで、リアルな食品の模型を作ることができます。

「大和サンプル製作所」は1952年創業の老舗食品サンプルメーカーで、池袋にある第3工房では制作体験ができます。パフェやカップケーキといったスイーツ系から、ラーメンやカレーライスなどの食事系まで16種類の体験メニューを用意しています。女の子に人気なのが「リアルサイズパフェ」。高さ9cmの器に、5種類あるソースから好きな色を選び、ソフトクリームを絞って、フルーツ5個をトッピングすることができます。一部、力のいる作業があることから推奨年齢8歳の体験メニューですが、スタッフがサポートしてくれるので、対象年齢以下の小学生も体験可能です。男の子に人気なのはカレーライスやラーメンといった食事系のメニュー。小学生向けのメニューはどれも所要時間1時間ほどと、短時間であることも魅力です。
※通常、体験では衣服が汚れることはありませんが、汚れても良い服装で参加しましょう。心配な人は、エプロンを持ち込むのが安心です。


  


リアルサイズパフェ2300円。ソフトクリームの部分は絞り袋で作ります


トッピングのパーツは用意されているので、好きなものを選べます。配置や色使いで個性があらわれます


あらかじめ作られた具材をお湯の中に入れ、衣をまとわせる天ぷらは、エビ、カボチャ、ナスの3種類とレタスを作ることができます。1870円


カップケーキやタルトはチャームにできるものも


施設情報住所:東京都豊島区上池袋4-18-2 立松マンション101
電話:03-5980-8099(予約は公式サイトの予約フォームから)
時間:10:00〜17:00
定休日:水・木曜日、ほか臨時休業あり
料金:リアルサイズパフェ2300円、ミニパフェ1750円、ラーメン2500円、カレーライス2300円など
公式サイト:https://www.yamato-sample.com/



組み合わせによって模様は自由自在!「金指ウッドクラフト」(神奈川県足柄下郡)
             

複数の木材を組み合わせることで、色合いの違いから模様を描き出す、箱根を代表する伝統工芸品である「箱根寄木細工」。江戸時代には東海道が整備されたことから、湯治土産として広く知られていました。しかし、昭和になると職人の数が激減。そんな中、金指勝悦(かなざしかつひろ)さんは、伝統の手法とは異なる「無垢の寄木細工」を考案し、箱根寄木細工の魅力を伝え続けています。箱根町からの依頼で、箱根駅伝の往路優勝カップを毎年制作しているすご腕職人です。
そんな金指さんが経営する「金指ウッドクラフト」では、オリジナルコースターが作れるキットを販売。ひし形28個(4色各7個)と三角形12個(1色12個)のパーツを好きなように並べて制作します。持ち帰って家で作ることもできますが、店内では制作体験教室を開催。パーツの交換もできるので、より自由度の高い制作ができます。見本も用意されているので、どんな形にすればいいか悩んだら参考にしてみましょう。


寄木コースター作りの体験キット。ひし形と三角形からどんな形を作り出すか。制作者の想像力が試されます


体験で作れるコースターの作例。これだけ多彩な形を作り上げられることに驚きです


施設情報住所:神奈川県足柄下郡箱根町畑宿180-1
電話:0460-85-8477
時間:10:30〜15:30、寄木コースター作りは1日3回実施(11:00〜、12:30〜、14:00〜)
定休日:月・水曜日
料金:1100円
公式サイト:http://www.kanazashi-woodcraft.com/



予約なしでもOK!さまざまなアイテムを自分好みに仕上げられる「染色工房稲木」(埼玉県川越市)
          

友禅とは、布地に模様を染めていく技法のこと。緻密なデザインを施すために、デザインの輪郭線に防染剤を入れた糊を置き、隣り合った色がにじまないようにしています。友禅の産地として有名なのは京都、金沢、そして東京。東京の友禅は江戸友禅、東京手描き友禅とも言われ、華やかすぎないすっきりとしたデザインと色使いが魅力です。また、他の友禅では、工程ごとに分業で行われているのが主流ですが、東京友禅では構想から仕上げまで、一貫して作者が行うのも特徴なんだそう。
江戸友禅の工房として創業89年の歴史を誇る「染色工房稲木(いなき)」では、型を使用した型染め友禅体験教室を随時開催。型が用意されているので、子どもでも楽しく染め物体験ができます。染料を付けたスポンジを型紙の上からトントンと叩くことで色をつけていきます。エプロンの貸し出しもあるので手ぶらで参加できるのもうれしいポイントです。


着物の伝統技法を用いて、バッグに絵付けをする型染め体験。バッグ以外にも、てぬぐいやTシャツへの型染め体験もできます


教室に用意されている型から好きな絵柄のものを選び、好きな色で染めていきます。型は同じでも、色や配置で個性があらわれます


施設情報住所:埼玉県川越市仲町9-10
電話:090-5525-3399
時間:10:00〜17:00(染色体験の最終受付は16:00まで)
定休日:不定休(公式サイトから確認を)
料金:型友禅体験1870円〜、小学生以下は1320円〜
公式サイト:http://inaki.jp/



仕組みが理解できるので、家でもしかけが作れるようになる「メッゲンドルファー」(神奈川県鎌倉市)

2006年にオープンした、日本初の「しかけ絵本専門店」の「メッゲンドルファー」。専門店の名にふさわしく、800種類以上のしかけ絵本を取り揃えています。吹き抜けで天井から光が差し込む店内は、開放的で居心地も抜群。しかけ絵本を“体験”してもらえるように、ほとんどの商品に見本を用意し、店頭で開くことができるようになっているので、じっくりと自分好みの一冊を探すことができます。
不定期で開催しているしかけ絵本教室ではキットは使わずに、手作り見本を参考に一から作っていきます。これは自由な発想を大事にしてもらいたいという思いから。また、ただ指示通りに作るわけではないので、しかけの仕組みを理解するきっかけにもなるそうです。しかけを理解できたなら、家でもいろいろ作ってみることができますね。ハサミを使える人なら年齢を問わず参加できます。


しかけが作れると、開いて楽しいカードも作れる。大事な人へのメッセージカードにするのも良さそう


所要時間は約2時間。身近な材料で作れるので、自宅でもしかけ作りが楽しめるんだそう


施設情報住所:神奈川県鎌倉市由比ガ浜2-9-61
電話:0467-22-0675
時間:10:00〜18:00
定休日:水曜日
料金:3850円(所要時間2時間)、1回30分の簡易版は1650円(ワークショップは不定期開催、料金の変動あり。公式サイトで確認を)
公式サイト:https://www.meggendorfer.jp/



お花好きは必見!丁寧なサポートで大満足の「Christian Fiore」(東京都世田谷区)

プリザーブドフラワーや生花をリアルに再現したアーティフィシャルフラワーを使って、ナチュラルで愛らしい世界観を提案する「Christian Fiore(クリスチャン・フィオーレ)」。主宰の北村彰子さんの自宅サロンで、完全予約制・少人数制で手厚いサポートを受けながらプリザーブドフラワーを使ったフラワーアレンジメントが楽しめます。キッズレッスンには対象年齢は設定しておらず、これまでに1歳8ヶ月のお子さんが参加したこともあるそう。お子さんの希望や予算に合わせてさまざまなアレンジメントを提案してもらえます。レッスン後には、制作風景や、出来上がった作品の写真をデータでもらえるサービス付き。


男の子の参加もウェルカム!大事な人へプレゼントするために制作にチャレンジする人も多いそう


制作風景や完成品を撮影してもらえます。パステルカラーでまとめられた愛らしい世界観が写真でも残せます


施設情報住所:東京都世田谷区 千歳烏山駅より徒歩8分(詳細は申し込み確定後にお知らせ)
電話:なし
時間:10:30〜18:00内で希望に合わせてアレンジ、要問い合わせ
定休日:不定
料金:キッズレッスン3500円〜6500円程度
公式サイト:https://akoyua.wixsite.com/preserved-christian
Instagram:https://www.instagram.com/christianfiore.aki/



ろくろで本格陶芸体験!ファミリープランも用意している「陶芸教室Futaba」(東京都板橋区)

マグカップやタンブラー、お皿などさまざまな器を作ることができる「陶芸教室Futaba」。子ども向け、家族向けのプランも用意しており、子どもでも本格的な作陶が体験できます。例えば、「子供ろくろ陶芸体験」では手回しろくろ、電動ろくろのどちらかを選べます。手回しろくろは“手びねり”と呼ばれる手法で使用されます。紐状にした粘土を手回しろくろの上で積み上げて、器に成形していきます。手の力加減で回転スピードが調整できるので、陶芸初心者でも楽しめ、自由な発想での制作が可能です。一方電動ろくろはきれいな形に成形できる分やや難易度が上がりますが、東京藝術大学出身の講師からコツを教えてもらえるので安心です。出来上がった作品を焼くかどうかは当日決められます。自家調合のオリジナル釉薬も20種類以上用意しているので、好みに合わせて焼き上がり方を選べます。


電動ろくろは扱いが難しいものの、きれいな形の器が作れます。先生がマンツーマンで教えてくれます


施設情報住所:東京都板橋区中台1-29-8
電話:03-3931-1522
時間:10:00〜16:00(水曜は〜21:00)
定休日:月・木・金曜日
料金:陶芸体験2800円(公式サイトからの申し込みで2200円)、別途焼き代1個1100円 ※2名以上での申し込み必須
公式サイト:https://www.fu-ta-ba.jp/



色合わせのセンスが問われる!?10種類以上のガラス作品制作が体験できる「田畑硝子工房」(東京都墨田区)
             

キルンワークとステンドグラスのガラスアートの制作体験ができる工房。大人から子どもまで楽しめると人気なのがキルンワークのワークショップです。キルンワークとは、冷えたガラスを組み合わせ、電気窯に入れて加熱することで融着させる加工技術のことです。ガラスを扱うといっても、透明なタイルグラスの上に、小さくカットされた色ガラスをのせていくだけなので、3歳くらいの子どもから体験が可能。色ガラスは常時50種類ほど用意しているので、組み合わせによって個性あふれる作品に仕上げることができます。焼成には15〜35時間程度かかるので、作品は後日受け取りになります。浅草駅から徒歩5分という好立地も魅力です。


キルンワークの中でも一番人気なのがお皿。ほかにも箸置きやアクセサリー、コースターなどさまざまなメニューを用意している


施設情報住所:東京都墨田区東橋1-13-7 1F奥
電話:03-6803-0770
時間:11:00〜18:00
定休日:水・木曜
料金:キルンワークお皿 10×10cm 3800円、15×15cm 4800円
公式サイト:http://tabataglass.tokyo/



はんだ付けをマスター!珍しい電子工作のワークショップを開催する「浅草橋工房」(東京都台東区)

さまざまな工具、工作機械を自由に使える会員制の工作スペース。溶接、機械工作、3Dプリンターやレーザー加工などの設備があり、本格的なDIYが楽しめます。会員制で、中学生以上でないと使えない工具・機械も多いですが、随時小学生向けの工作教室を開催し、非会員でも参加することができます。
「小学生のためのはんだ付け教室」では、はにわ型かクリスマスツリー型のプリント基板にLEDなどの電子部品をはんだ付けしていきます。所要時間は1時間ほどで、手ぶらで参加できます。最初に座学ではんだ付けの方法を学ぶので、その場の体験で終わるのではなく、家でもキットや工具を用意すればはんだ付けができるようになるとか。電子工作の小学生向け教室は珍しいので、興味のある人は必見です!


できあがったプリント基盤はオーナメントにして飾ることができます


施設情報住所:東京都台東区浅草橋1-34-3 宏和浅草橋ビル1F
電話:なし(公式サイトから予約・問い合わせを)
時間:13:00〜21:00、土・日曜、祝日10:00〜19:00(教室は不定期開催、日程は公式サイトの確認を)
定休日:木曜日
料金:「小学生のためのはんだ付け教室」はにわ型3300円、クリスマスツリー型4500円
公式サイト:https://www.craft-studios.com/



ペットボトルホルダーは夏に大活躍!おしゃれな革細工に挑戦できる「mymy shoe works」(神奈川県横浜市)

靴作りについて学んだ山田雅己さんが営む手作り靴と注文靴の工房「mymy shoe works(マイマイシューワークス)」。山田さんが手作り靴を始めたのは、靴工房を取材したテレビ番組を偶然目にしたことだったそう。「自分でもやってみたい!」と靴作りを一から学び、現在は靴作りを通じて人々の毎日がより楽しくなるお手伝いをしたいと考えているそうです。
靴作りの教室もありますが、ヘアゴムやメガネケースなどの小物は全1回の教室なので気軽に参加しやすいです。特に、小学生の親子におすすめなのが「親子で作るペットボトルホルダー」教室。革のはぎれを使って、500ml用のペットボトル・水筒ホルダーを作ります。肩当て付きの肩紐は長さを調整できるので、使い勝手もバッチリ。有機溶剤系の接着剤は使わないので、匂いの苦手な人にも安心して参加できます。


中央のワッペン部分は、穴あけ工具を使ってカスタマイズができます


施設情報住所:神奈川県横浜市(詳細は要問い合わせ)
電話:080-5019-1181
時間:10:00〜18:00(「親子で作るペットボトルホルダー」は毎週日曜日10:00〜12:00で開催)
定休日:月曜日、第5日曜日
料金:「親子で作るペットボトルホルダー」2500円(定員2組)
公式サイト:https://www.mymyshoeworks.com/



自分の好きなモチーフが入ったスノードームが作れる「スノードーム美術館」(神奈川県横浜市)

1889年のパリ万博で誕生したスノードーム。ドームの中にさまざまなモチーフを入れ込み、ひっくり返すことで雪が降っている情景を作り出すことができます。2007年に東京都世田谷区で開館したスノードーム美術館が、2022年8月横浜に移転&リニューアルオープン。運営しているのは認定NPO法人日本スノードーム協会。スノードームを通じてもの作りの楽しさや、心の安らぎを手に入れてほしいという理念のもと、3,000点以上のコレクションの一部展示や、世界各国のスノードームの販売を行っています。
ワークショップは、ハサミが使える人なら誰でも参加可能。中に入れる材料はショップ側で用意もしていますが、入れたい写真やモチーフがあれば、持ち込みもできます(写真の場合は40〜50mm四方の切り取って良いもの、モチーフは厚さ10mm以内のものを推奨)。


ワークショップの作例。一人ひとりまったく異なる作品が出来上がっているのがわかります


施設情報住所:神奈川県横浜市西区みなとみらい2-2-1 横浜ランドマークプラザ4F
電話:なし(問い合わせは公式サイトから)
時間:11:00〜20:00(ワークショップの日程は公式サイトの確認を)
定休日:施設に準ずる
料金:3900円
公式サイト:https://snowdome-museum.org/



時間がたっぷりある夏休み。普段できないことにもチャレンジしてみて!

関東近郊のワークショップを紹介していきましたが、実にさまざまなジャンルのものがあるのがわかります。小学生にもできるようにアレンジしてあったり、スタッフの方のサポートがしっかりついたりしているので、気軽にチャレンジできるものばかりです。観光地にあるスポットは旅行工程の一つとして入れ込むのもおすすめです。自由研究として、手作り体験も合わせた旅行記を作ってみてもいいかもしれませんね。より家族で充実した夏休みを過ごしてみてください!


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