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自由研究のヒントに! 子どもと一緒に行きたい 工場見学10選 

食品や飲料メーカーが実施する工場見学は、予約受付開始からすぐに定員が埋まってしまうほど大人気! そんな、来場者を魅了してやまない工場見学のなかでも、今回は関東にある施設を中心にご紹介します。一部、有料のワークショップもありますが、無料で参加できるのもうれしいポイントです。食品やドリンク類の製造ライン見学のほか、映像上映や資料の展示、クイズや試食など、どの施設も楽しいコンテンツが満載。ご紹介するすべての見学施設は事前予約が必須。それぞれ、予約受付開始時期が異なるので公式サイトをチェックしましょう。年齢制限をはじめ、各施設の注意事項をよく確認してからの参加がおすすめです。




エンタメ要素満載!親子で楽しめる「グリコピア・イースト」(埼玉県北本市)

埼玉県・北本にある遊び心あふれる工場見学施設「グリコピア・イースト」。早押しクイズのチャレンジツアーが開催される「スタジアムホール」や、1500点もの「グリコのおもちゃ」が壁一面にずらりと並ぶ「ミュージアムゾーン」など、エンターテインメント性の高い、アイデアあふれるコンテンツを満喫できます。「カレッジホール」では映像も上映され、“おいしさと健康”に結び付けて菓子商品の開発を手掛けてきた「Glico」の歴史や、カカオ豆からチョコレートが作られるまでの過程を紹介。学んだことは早押しクイズに出題され、優勝したらプレゼントももらえるので、子どもも大人も真剣です。工場見学ができるのは、「ポッキー」と「プリッツ」のロングセラー菓子2種。「プリッツ」の製造ラインでは、スタッフの説明を聞きながら約100mにわたるプリッツストリートを進んでいき、原料の混合から仕上げ、包装までの壮大な流れ作業をガラス越しに見る貴重な体験ができます。見学終了後に「ミニファクトリー」で行われる、有料の「ジャイアントポッキー」デコレーション体験(要予約)も再開。「Glico」の象徴として知られる、約3.5mもの巨大なゴールインマークの前で、記念撮影もおすすめです。
  


ガラス越しに見学できる「ポッキー」の製造ライン


「ジャイアントポッキー」のデコレーションを楽しめる有料体験


「スタジアムホール」でクイズチャレンジツアーに参加しよう!


約1500点の「グリコのおもちゃ」が並ぶ「ミュージアムゾーン」


施設情報
住所:埼玉県北本市中丸9-55/時間:9:30~、11:00~、12:30~、14:00~(月~木・土・日曜の1日4回、要予約)/定休日:金曜、お盆休み、年末年始、工場メンテナンス日
公式サイト:https://www.glico.com/jp/enjoy/experience/glicopia/east/ 
※詳細は公式サイトで要確認



マヨネーズについて楽しく学べる体験型の見学施設「マヨテラス」(東京都調布市)
             

1925(大正14)年に日本で初めてマヨネーズの製造・販売を始めた「キユーピー」。「マヨテラス」は、マヨネーズにまつわるさまざまな情報やトピックスを体感しながら楽しく学べる、キユーピーの見学施設です。コミュニケーターと呼ばれるスタッフが、マヨネーズの歴史、マヨネーズを使ったおなじみのメニューなどを紹介する「キユーピーギャラリー」、マヨネーズのおいしさの秘密を、クイズを交えながらわかりやすく教えてくれる「マヨネーズドーム」、映像によりマヨネーズの製造工程、機械を使って大量の卵を素早く割り続けるシーンを見学する「ファクトリーウォーク」を案内します。夏休み期間中は、食生活に関する実験や調査をまとめた自由研究を募集したり、自由研究のテーマになるようなイベントを開催したり、特別企画も予定されているので、公式サイトを確認してみよう!


野菜に見立てた色とりどりの椅子が並ぶ「サラダホール」


450g用マヨネーズボトルの約50万倍もの大きさで造られた「マヨネーズドーム」


施設情報
住所:東京都調布市仙川町2-5-7 仙川キユーポート/時間:10:30~、14:00~、15:30~は不定期(月~金曜の1日2~3回、要予約)/定休日:土・日曜、祝日 ※土曜は臨時開館する場合もあり
公式サイト:https://www.kewpie.co.jp/entertainment/mayoterrace/ 
※詳細は公式サイトで要確認



「ガリガリ君」がお出迎え!アイスの試食も人気の「本庄千本さくら『5S』工場」(埼玉県本庄市)
          

発売から約40年間、160種類を超えるフレーバーが誕生してきた赤城乳業のかき氷アイス「ガリガリ君」。「本庄千本さくら『5S』工場」では、「ガリガリ君」シリーズをはじめ、パフェデザートシリーズや、チョコレートアイスバーの「BLACK」、「"ソフトクリームの上だけ"」をコンセプトにしたカップアイス「Sof’」など、さまざまなアイスの製造工程を見学することができます。併せて展示されている、歴代アイスの商品パッケージも必見です。コース最大のポイントは、最後に訪れる「ガリガリ君広場」。ここでは約20分間にわたりアイスの試食ができる夢のようなひと時を体験できます。「ガリガリ君」を中心に、バラエティに富んだ赤城乳業のアイスがそろうので、好きなだけ食べちゃいましょう!「ガリガリ君」のおみくじやグッズの購入もおすすめ。工場見学の所要時間は約90分。大人用スリッパは用意されていますが、小学生以下の子どもは、かかとのある室内履きを用意して参加しよう。


「ガリガリ君」の口の中へ入っていくような気分で見学をスタート


アイスの試食(約20分間)ができる「ガリガリ君広場」


施設情報
住所:埼玉県本庄市児玉町児玉850-10/時間:10:00~、13:00~、15:00~(月~金曜の1日3回、要予約)※2023年7月以降の最新情報は公式サイトで要確認/定休日:土・日曜、ほか不定休あり
公式サイト:https://www.akagi.com/safety/factory/

※食品工場の感染対策として、3歳以上はマスク着用。特別な理由によりマスクの着用が困難な場合は、予約時に備考欄に記入。詳細は公式サイトで要確認



「コカ·コーラ ボトラーズジャパン多摩工場」(東京都東久留米市)限定のビンボトルラインに注目!

首都圏にある「コカ·コーラ ボトラーズジャパン」のなかで唯一、工場見学を実施しているのが、東京都東久留米市の多摩工場。「アクエリアス」や「綾鷹」をはじめとする小型ペットボトルの無菌充填ラインや、「ジョージア」等のボトル缶ラインといった、ドリンク類の製造工程を見ることができます。特に注目なのが、全国でも多摩工場だけでしか見られないビン入りドリンクラインの見学です。「コカ·コーラ」のビンが一気に流れてくる様子は圧巻!ほかにも、タブレット端末を使ってクイズに挑戦できるコーナーや、ポップな「コカ·コーラ」グッズが並ぶフォトスポットもあり、体験型の展示も充実しています。ドリンク製品の試飲や記念品のプレゼントもあるので楽しみですね。


「コカ·コーラ」のコンツアーボトルが流れる製造ライン


「コカ·コーラ」グッズが並ぶフォトスポット


施設情報
住所:東京都東久留米市野火止1-2-9/時間:10:00~、15:00~(月~金曜、祝日の1日2回、要予約)/定休日:土・日曜、工場休業日
公式サイト:https://www.ccbji.co.jp/plant/tama.php  
※詳細は公式サイトで要確認。介助が必要な方は電話で要問合せ



ユニークな世界観が楽しめる「明治なるほどファクトリー坂戸」(埼玉県坂戸市)

長きにわたり愛され続けてきた、明治が手掛けるチョコレート商品の製造ラインを、趣向を凝らした世界感の中で見学できる「明治なるほどファクトリー坂戸」。「明治ミルクチョコレート」や「ツインクルチョコレート」の見学通路は、まるで板チョコの中に入り込んだかのような雰囲気。お菓子の試食も評判です。「アポロ」の見学ラインには、月面から宇宙船のゲートをくぐって出発!「アポロ」がロケットに由来する商品であることから“月面・宇宙探検ツアー ”の世界観が演出され、わくわくするような気分で巡ることができます。ブラジルのカカオ農園をイメージした見学通路では、チョコレートの歴史や栄養、健康効果について、多彩な知識を楽しく学べるのも魅力です。貴重なカカオ豆の現物展示や、カカオマスの香り体験も実施。なお、安全上の理由から、工場見学の年齢は4歳以上が対象となっているので、公式サイトをチェックしましょう。


「明治ミルクチョコレート」の見学通路


宇宙探検気分で楽しめる「アポロ」の製造ライン見学


施設情報
住所:埼玉県坂戸市千代田5-3-1/時間:9:30~、11:30~、14:00~(月~金曜の1日3回、要予約)/定休日:土・日曜、工場指定休業日
公式サイト:https://www.meiji.co.jp/learned/factory/sakado/ 
※詳細は公式サイトで要確認



埼玉・浦和工場の見学ができる「ロッテ おかしの学校」(埼玉県さいたま市)

「ロッテ おかしの学校」の工場見学は、「パイの実 見学コース」と「ガーナチョコレート 見学コース」の2種類。所要時間はどちらも約90分ですが、各回の見学コースはその時々で変わるため、どちらになるかは当日までのお楽しみです。「パイの実」のコースでは、焼きあがったパイ生地にチョコレートを注入する様子や、機械でトレイに包装する工程などを見学できます。“学校”ならではの「講堂」があり、大型スクリーンによる講義やデジタル映像で、「ロッテ」製品のヒストリーやおいしさの秘密を解説。事前に配布された「おかしの教科書」にあるクイズの答えを、工場見学を体験しながら見つけるのも楽しみのひとつです。入り口のフォトスポットには、「ガーナミルクチョコレート」のトリックアートや雪見だいふくの椅子が置かれているので、ユニークな写真を撮影しよう。


「ロッテおかしのヒストリー」などのコンテンツが上映される「講堂」


施設情報
住所:埼玉県さいたま市南区沼影3-1-1/時間:10:00~、14:00~(月~木曜は1日2回、金曜は10:00~のみ、要予約)※日によって変更あり
定休日:土・日曜、祝日、お盆休み、年末年始、工場メンテナンス日
公式サイト:https://www.lotte.co.jp/kengaku/ 
※詳細は公式サイトで要確認



「崎陽軒 横浜工場」(神奈川県横浜市)で人気しょう油入れの「ひょうちゃん」をゲット!
             

1928(昭和3)年に誕生した崎陽軒の看板製品「シウマイ」を製造する様子や「シウマイ弁当」の箱詰めラインを見学できるほか、駅弁や崎陽軒の歴史を学ぶことができます。崎陽軒の「シウマイ」の箱に入った名脇役のしょう油入れ「ひょうちゃん」の展示も大人気。見学の最後には、「昔ながらのシウマイ」や「特製シウマイ」、「筍煮」、「ひょうちゃんサブレ ~金ごま~」が入った試食セットが提供されるので、出来立てのシウマイのおいしさを味わおう!うれしい「ひょうちゃん」のお土産付きです。


ガラス越しに「シウマイ」製造ラインの見学できる


充実した「試食セット」


施設情報
住所:神奈川県横浜市都筑区川向町675-1/時間:9:00~、10:30~、12:30~、14:00~(火・水・金・土曜の1日4回、要予約)/定休日:月・木・日曜、毎月末
公式サイト:https://kiyoken.com/factory/ 
※詳細は公式サイトで要確認



2022年に誕生した「森永エンゼルミュージアムMORIUM(モリウム)&鶴見工場」(神奈川県横浜市)

森永製菓・鶴見工場の見学と共に、「森永エンゼルミュージアムMORIUM」の映像・展示も楽しめる盛りだくさんの内容が魅力です。最初に訪れるミュージアムでは、森永製菓の始まりから、商品の誕生ストーリー、おいしさへのこだわりまでを詰め込んだコンテンツが充実し、大迫力のパノラマ映像やアイデアにあふれた展示を楽しめます。ロングセラー商品の巨大模型にも注目です。鶴見工場では、チョコレート菓子の「小枝」やソフトキャンディの「ハイチュウプレミアム」など、お菓子の製造・包装ラインを窓越しに見学し、ライブ映像でもその様子を確認できます。「小枝」や「ハイチュウプレミアム」、「チョコモナカジャンボ」など、季節に合わせたおすすめ商品の試食も楽しみですね。ミュージアムショップもあるので、最後に立ち寄り、モリウムオリジナルアイテムや地方限定品をゲット!未就学児は入場不可なので、小学生になってから大人と一緒に参加しよう。


「ハイチュウ」などを映像や展示で紹介する「おいしさのヒミツエリア」


施設情報
住所:神奈川県横浜市鶴見区下末吉2-1-1/時間:10:00~、12:30~、13:45~(月~金曜、要予約)/定休日:土・日曜、祝日、年末年始、工場指定定休日
公式サイト:https://www.morinaga.co.jp/factory/tsurumi/ 
※詳細は公式サイトで要確認



100周年を記念して誕生した「アサヒ飲料群馬工場 「カルピス」みらいのミュージアム」(群馬県館林市)

2019年、「カルピス」の誕生100周年を記念して、アサヒ飲料群馬工場内にオープンした「「カルピス」みらいのミュージアム」。案内係が付いて「カルピス」が誕生した背景や製造工程の様子を分かりやすく、丁寧に説明してくれます。「カルピス」の生みの親、三島海雲の原体験をヒントにしたファンタジーアニメーションが上映される「はじまりのへや」や、発酵についての知識を映像や香りを用いて紹介する「発酵のへや」を巡り、「カルピスウォーター」をはじめとするペットボトル飲料の製造ラインを見学。約90分に及び五感を刺激する工場見学ツアーは、子どもだけでなく、大人も楽しめると好評です。


高さ4mの大きなピースボトルが出迎えるエントランス


施設情報
住所:群馬県館林市大新田町166/時間:10:00~、13:00~、15:00~(1日3回、状況により変更になる場合あり、要予約)/定休日:指定休業日、年末年始
公式サイト:https://www.asahiinryo.co.jp/entertainment/factory/gunma/tour.html

※詳細は公式サイトで要確認、「カルピス」はアサヒ飲料株式会社の登録商標です。



2023年5月に来場見学が再開された「カルビー 北海道工場」(北海道千歳市)

一時休止していた来場による工場見学が、2023年5月より再開され、見学通路も全面リニューアル。定番の「ポテトチップス」や、北海道土産として人気の「じゃがポックル」ができるまでを体感する約70分のコースには、商品が作られる工程や、おいしさの秘密など、カルビーのお菓子について学べる工夫が満載。施設内には大画面でゲームに挑戦できるコーナーや、“じゃがいもの気持ち!?”になって移動ができるエレベーターもあり、ワクワクするようなユニークな空間で楽しい体験ができます。安全上の理由から未就学児の入場は不可。小学生からの参加が可能です。


「ポテトチップス」のフォトスポットで撮影をしよう


施設情報
住所:北海道千歳市北信濃779-4/時間:9:30~、13:30~(月~木曜の1日2回、要予約)/定休日:金・土・日曜、祝日、お盆休み、年末年始、工場の行事日
公式サイト:https://www.calbee.co.jp/factory/hokkaido/

※詳細は公式サイトで要確認、当面は、規模や内容を変更して実施するので、公式サイト見学ページの「北海道工場からのお知らせ」の確認が必須



工場見学に親子で参加して、食にまつわる新たな発見を!

今回ご紹介した工場見学のお菓子やドリンクなどの食品は、ロングセラー商品ばかりで、大人にとっても馴染み深く、関心の高い製品がほとんどです。親子で工場見学に参加し、 “見て、触れて、食べて”、ロングセラー商品にまつわる多彩なコンテンツを体験することによって、改めて食について、お子さんと一緒に考えてみてはいかがでしょうか。きっと新しい発見があるはずです。

ライター:小林優子


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