世界初公開となる新発見も多数!「2024年動物学教育賞受賞」昆虫博士の好蟻性昆虫研究15年集大成的写真集!
蟻客とは「アリの巣にすむお客さん」のこと
読み方は「ぎきゃく」です。アリの巣にすむお客さん、アリと共生する生物、好蟻性生物のことをいいます。たとえば、シジミチョウやハネカクシなどの生きもののことです。
下記のような特徴をもっています。
■アリの巣の中で攻撃をかわし、餌を奪い取る
■アリが発する化学物質を盗聴する
■自らの化学物質でアリの行動を操作する
どんな写真集?
本書は、アリと蟻客を300種以上を世界中をめぐり15年以上かけて収集した写真集です。
餌をねだる、かすめる、与えあう、捕食に寄生、そっくりな擬態…。アリが社会をつくる昆虫だからこそ現れた「蟻客」の不思議がいっぱい紹介されています。世界初公開となる写真、新発見や新種(未記載種)、これまでカメラに捉えられてこなかった決定的瞬間が満載です。TBS「クレイジー・ジャーニー」でも一部が紹介された撮影旅の裏側を語るコラムも必読です。
お知らせ
●2025年12月6日(土)発売記念イベントチケット発売中!
本書の刊行を記念し、2025年12月6日(土)に著者3名が登場するリアルイベントを開催します。チケットは下記よりご確認ください。この機会をお見逃しなく!
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むし社 https://www.mushi-sha.co.jp/
昆虫文献 六本脚 http://kawamo.co.jp/roppon-ashi/
著者プロフィール
小松 貴(こまつ・たかし)
昆虫学者。1982年生まれ。専門は好蟻性昆虫。信州大学大学院総合工学系研究科山岳地域環境科学専攻・博士課程修了。博士(理学)。2016年より九州大学熱帯農学研究センターにて日本学術振興会特別研究員PD。2017年より国立科学博物館にて協力研究員を経て、現在在野。著作に『裏山の奇人‐野にたゆたう博物学』(東海大学出版部)、『陸の深海生物‐日本の地下に住む生き物』(文一総合出版)、『昆虫学者はやめられない』『怪虫ざんまい‐昆虫学者は今日も挙動不審‐』(ともに新潮社)など多数。
島田 拓(しまだ・たく)
子どものころからの動物、昆虫好きが高じて、大人になってからはペットショップや動物園に勤務後、2001年にアリ通販専門店「AntRoom」を開業。アリ探求家として、日本をはじめ世界を旅してアリを探している。著書に『アリのかぞく(かがくのとも絵本)』(共著、福音館書店)、『アリの巣のお客さん』『アリのくらしに大接近』(共著、あかね書房)、『アリとくらすむし』(ポプラ社)、『アリの巣の生きもの図鑑』(共著、東海大学出版会)など多数。
丸山 宗利(まるやま・むねとし)
1974年東京都出身。昆虫学者。北海道大学大学院農学研究科博士課程修了。博士(農学)。国立科学博物館、フィールド自然史博物館(シカゴ)研究員を経て2008年より九州大学総合研究博物館助教、2017年より准教授。アリと共生する昆虫を専門とし、国内外で数々の新種を発見。より簡易な深度合成写真撮影法を考案し、研究のかたわら、さまざまな昆虫の撮影を行う。『角川の集める図鑑 GET! 昆虫』、『驚異の標本箱‐昆虫‐』『神秘の標本箱‐昆虫‐』(ともにKADOKAWA)など監著書多数。2024年「動物学教育賞」を受賞。
書誌情報
- 【定価】
- 6,050円(本体5,500円+税)
- 【発売日】
- 【サイズ】
- A4変形判
- 【ISBN】
- 9784041161043